おはようございます。本日の朝はギリシャのミロス島に到着し、午後には出港します。
そして夜8時過ぎにギリシャのシロス島へ到着し、日をまたいだ後に出港です。
明日の寄港地はギリシャのピレウス港です。
さて、本日はチップについて。
最近、自分なりにチップの使い方が少しずつ分かってきました。
チップという言葉を辞書で調べてみると、「 サービス業の従業員に客が与える,料金以外の金。祝儀。心づけ。」と出てきます。
特にイギリスやアメリカだと、「人の奉仕(service)に対してチップを渡す習慣がある」様です。
チップはあまり日本では馴染みがない習慣かと思います。私もギリシャへ来るまではチップに関する経験がありませんでした。
私のチップとの初めての出会いは、トルコのチェスメ港でのこと。
トルコ出身のお年寄りの2人組のお客様は、チェスメで最終下船をされます。
そこで大きな荷物を船の外から港のターミナル(建物)まで運ばなければいけません。距離にして300m程。道は平らです。
その方々には少し重そうでした。そこで私がターミナルまで運ぶのを手伝うことにしました。
運び終わった後、私はお礼として5€のチップを頂きました。
私は、「いえいえ、私はただ運んだだけですから頂けません」という様なジェスチャーをしましたが、お客様側は「いいからいいから、ありがとう」と言って手渡してくれました。
私はそれ以来、チップに関する経験をすることがあります。
他に例を挙げると、タクシーまで荷物を運んであげてチップを頂いた経験ですとか、ブルガリア人のお客様とカフェへ行った際に、一緒にカフェを切り盛りしていた小さな女の子に対してチップをあげたりといった場面です。
そうしたチップに関する経験から、自然と使い方が分かってきました。
私がどの様にチップを使っているのでしょうか。
例えば、カフェの中。
カフェでWiFiを使う為だけに入店して、そこで一番安い水を注文するとします。
そうすると、トルコだと日本円にして40円くらい、ギリシャだと80円〜300円程です。
例えばそこで長時間居座って、しかもLINEの電話で日本にいる友達や家族と話をしていると、「水しか注文していないのに、こんなに長く居座ってしまっては申し訳ないな」と思う訳です。
そんな時は、「ありがとう」の気持ちを込めてチップを渡します。
私の場合は、「お釣りはいらないよ」と言って多めに支払います。
つまり、私なりの解釈でいうと、「チップとは、自分の気持ちである」ということです。
上記の挙げた例以外にも、いいサービスを受けて感動をした時、感謝の気持ちを表したい時等、自分の心の中から湧いてきた感情に従えばいいのだと思います。
そのお金は自分が素直に「渡したい」と思ったお金であるから、私自身も気持ちがいいし、相手も感謝の念を受け取る訳ですから、気持ちがいい。
つまり、チップとはWIN-WINの関係であると私は思います。
日本に帰ってからも、気持ち良くチップを使える人でありたいと思います。