書籍検索機から各書店の違いを見る

おはようございます。
昨日は今私がさせて頂いているお仕事で書店を周る機会がありました。

そこで私は本を探す為に書籍の検索機を使いました。
念の為申し上げておくと、検索機は自分の探している書籍が店内のどこにあるのか、在庫があるのかを調べてくれる機械です。図書館でも見かけると思います。

昨日は4種類の書店を周りました。
書店によって検索機の種類、数、特徴は異なります。
タッチパネルの反応のしやすさ(文字パネルをタッチすれば確実に文字が打てるか)、店内の検索機の数、デザイン、動きの速さ、見やすさ等です。

検索機の中で圧倒的に使いやすかったのは蔦屋書店の検索機です。
動きが早さ、タッチパネルの反応の良さ、見やすさどれも群を抜いています。

更に他の検索機にない機能がありました。それはお取り寄せ機能です。
もし自分の欲しい書籍が店内在庫にない場合、検索機が「こちらの書籍はお急ぎのお取り寄せが可能です、お取り寄せ致しますか?」という表示が出てきます。
とても便利だと感じました。

ここで感じたのは、検索機の使いやすさで機会損失が防げるという点です。

昨日使っていた検索機には、正直とても使いづらいものもありました。タッチパネルの反応が悪く(「あ」と打っても一回反応しない)、検索後の動きも遅いです。このような検索機を使っていると、人によっては「面倒臭い」となってその書店で買うことを諦めてしまうことがあると感じました。

しかし、蔦屋書店の様に検索がスムーズ且つお取り寄せの提案をしてくれれば、確実の本が見つかるだけでなく、もし在庫がない場合でも「お急ぎお取り寄せ機能」を機械側が提案してくれることによって、顧客の購買機会の損失を防ぐことができる可能性が高まります。

こうした一つ一つの顧客経験の良し悪しの積み重ねが店舗の売り上げに影響することが分かりました。

現在はAmazonの普及によって書店が淘汰されて行く時代です。
書店がこれからも生き残っていくには、書店の独自性(その店舗独自の価値)を高めること、検索機含め店内の快適性を高めて行くことが大切なのではないかと感じました。

それでは。