おはようございます。
毎日寒いですね。
本日も昨日に続き、『「0から1」の発想術』 の内容についてします。
本書の内容には「もし私が〇〇だったら」というトレーニング法について紹介されています。
本書ではRTOCS(Real Time Online Case Study)と呼んでおり、「もし、あなたが〇〇の社長だったら」「もしあなたが最大手民泊サイトの社長だったら、法規制をどの様に乗り越えて収益を高めていくか」といった具合に他人の立場になって物事を考えるという発想のトレーニングです。
実際に行ってみると、非常に難しいです。例えば上記に挙げた民泊サイトの例でしたら、どの様な点が民泊においてグレーゾーンなのか、そもそも現状の旅館業法がどうなっているのか、今後の政府の方針はどうなっているのか、自分自身で交渉するとしたらポイントは何なのか、そんな現状の規制の中でどの様にして理想的な形で収益を上げていくか等まずそもそも必要な知識やデータの土台を自分自身の中に構築することが必要なことが分かります。
更にその知の土台から今度は戦略を立てる必要があります。経営戦略を立てることはもちろん、旅館業法の規制を緩和する必要があるなら政府と交渉を進めていく必要があります。
上記の様な具合に、「もしあなたが〇〇だったら、どうするか」というトレーニングはかなり頭を使うトレーニングになります。
著者の大前氏は「他人の立場に立って考えることで、思考回路が劇的に変わる」と述べていました。
こう考えると難しいかもしれませんが、まずは簡単な所から始めることがいいと思います。
例えば、
・野球を観戦中であれば、「私キャッチャーだったら次はこれを要求する」
・プレゼンを聞いている時だったら「私だったらこのスライドはこういう配置にして、こう伝える」
・相手のやり方に不満を感じたら、愚痴をこぼすのではなく「私だったらこの様にするな。そうすれば不満は出ないのに」
といった具合に日常の場面から応用していくといいかと思います。
そう考えると、「私だったら〇〇する」は常に当事者意識を持つ癖をつける上でも有効ですね。
私も面白い発想力を身につける為に、まずは日常生活から実践していきたいと思います。
それでは。