おはようございます。
本日は自分の仕事について。
現在私の仕事では、覚えることが数多くあります。
もう現在は覚えることに精一杯で、毎日が一瞬で過ぎる様な状態です。
とにかく体で覚えろ状態になっておりますので、毎日業務を繰り返しながら覚える日々です。
そんな中、私は急に「守破離(しゅはり)」という言葉を思い出しました。
辞書で調べてみると、守破離は日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つで、日本において文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想だそうです。
以下辞書をベースに自分なりの言葉で解説します。
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第一段階は、まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まります。
第二段階は、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。
最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
という思想のものです。
更に補足をしておくと、武道等において新たな流派が生まれるのはこの「守破離」があるからなのですね。
この「守破離」は、個人のスキルをレベルで表している為、
茶道、武道、芸術等のみならず、スポーツ、仕事、勉強、遊び等々、世の中のあらゆるの作業において、この言葉を当てはめることが出来ます。
例は以下の通りです。
守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)→ 自律的に作業を遂行できる(1人前)
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)
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現在の私に当てはめてみます。
旅館業務
守:一通りの業務を自律的に遂行することができる
破:守を行える様になったら、今までにない形のスタイルでお客様を喜ばせたり、業務の改善、効率化、売上UPに繋がる実践・提案をすることが出来る
離:独立をして、新たなスタイルの旅館を作りあげることが出来る
(もしくは)守破から得たスキルを他の仕事に活かす
上記の様な形になりました。私がここで感じたのは、今でいうと守を行うというよりも守破を小さく回転させながら行っている様な感覚があります。
何故なら今の仕事は色濃く師弟関係がある訳ではなく、ひたすら守を覚えるだけでは受け身になってしまうからです。
そうではなく、私は日常の作業を学びながら常に「自分ならどうするか」を考えながら守をすることでより主体的に覚えることが出来ると考えています。
これは一方的な受け身状態よりも常に頭を回転させる為、やや疲れてしまうかもしれませんが、その分成長出来る早さも異なってくると思います。
私はこれからも、離により早く近づく為に守破を小刻みに回していこうと思います。
それでは。