「私は」でなく「われわれは」を考える

おはようございます。

昨日はオンラインセミナーの課題図書である、P.F.ドラッカー 著の経営者の条件を読んでいました。
本書は1966年、ドラッカー氏が56歳の時の著作です。発売から50年以上が経ちますが書いてある内容は全く色褪せておらず、改めて原理原則が本当に大切であると感じた次第です。

私は本書にある”「私は」でなく「われわれは」を考える”という項があります。
これはドラッカー氏が本書内で成果をあげる上で必要な8つの習慣の中の一つです。

私はこの言葉を聞いて、今の自分に足りていなかったと反省をしました。

何故なら12月より新しい職場で働き始め、組織内で結果を出そうという気持ちを強く持っていたが故に、「私は」の考え方が強くなっており、チーム全体から見た視点である「われわれは」の考え方を忘れていました。

更にオンラインセミナー内では、NBAプレイヤーであったマジック・ジョンソン氏の言葉が引用されていました。
それは、”俺はコートに入ったら、”俺”ではなく”俺たち”と考えるようにしている。”という言葉です。

まさに”「私は」でなく「われわれは」を考える”という言葉と根底に通ずるものかと思います。
マジック・ジョンソン氏は現役時代「ノールックパス」を得意としておりました。
ノールックパスを成功させるには、ゲーム中にチームの選手がどの様に動いていて、次にどの様な動きをするか、相手がどの様なパスを欲しているかという全体を俯瞰する視点が必要になります。

ノールックパスも個人技ではありますが、まさに「俺たちは」で考えているからこそなせる技であります。

つまり「個」として活躍をしたいならば、まず「われわれは」と考えるべきだと言えるでしょう。

今後は「私は」ではなくより組織を俯瞰した目で見ることを意識し、「われわれ」にとって良い行動を積極的にとろうと思います。

それでは。