おはようございます。
昨日は休日で、日本三大薬湯の一つである松之山温泉(十日町市)に行きました。
行ったのは日帰り温泉施設、「鷹の湯」です。
約700年前から温泉郷として歴史が始まった松之山温泉。
これがとても面白いんです。
まず、お湯がしょっぱい。通常海の近くだと、しょっぱい温泉がたくさんあるそうなのですが、松之山温泉のエリアは山奥です。
しょっぱい理由を調べてみると、地殻の隆起運動によって閉じ込められていた1200万年前の海水がマグマによって温められ、それが一気に地下3,000mから吹き出すからだとか。
通常の温泉よりもかなり高い塩分濃度の為、なんと戦時中は松之山温泉から塩が作られていたそうですよ。
そして源泉が85.5度と高温です。通常源泉が高温な温泉は火山の近くだそうですが、このエリア周辺には火山がありません。
熱い理由も地下3000mから一気に吹き出してくることが理由です。
更に面白い点は続きます。
ホウ酸の含有量は、1ℓあたり349.5mg。これは日本一の含有量とされているそうです。ホウ酸は目薬などに使われており、殺菌や防腐作用があります。このホウ酸が効能の一つである切り傷ややけどに効く様です。
私は長湯が苦手ですので、比較的早く上がりました。
しかし出た後も体がかなり暖かい。それは明らかに家のお風呂とは違うぽかぽか具合と継続時間でした。
いい温泉とは何かは分かりませんが、入った後の体の温まり具合は一つの指標になるかもしれませんね。
今回、温泉を調べてみて分かったのは、それぞれの土地には地理上の背景で泉質が違うということ。
それがしょっぱいのか、石油くさいのか、硫黄くさいのか、はたまたヌルヌルした泉質なのか。
それぞれその泉質になった理由があるわけです。
その背景を探ると、より温泉は楽しめそうですね。
冬もシャワー生活を続けるくらい、お風呂や温泉には関心がありませんでしたが、
最近は段々と温泉の面白さに目覚めつつある気がしています。
これからは様々な温泉に足を運ぶことになりそうです。
それでは。