おはようございます。
本日から二十四節気の暦が変わり、啓蟄(けいちつ)の初候、蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)となりました。
【二十四節気:啓蟄(3/5~3/19頃)】
啓蟄とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。
【七十二候:(3/5~3/9頃)】
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しています。
新潟は現在、寒い日と暖かい日を繰り返しております。
そして小鳥のさえずりが頻繁に聞こえる様になりました。そして雪のかさは少しずつ減っております。
春に向かっていることを感じます。
そこで思い出す言葉が三寒四温です。
この言葉を辞書で調べてみると、
”寒い日が三日ぐらい続くと,そのあと四日間ぐらいは暖かい日が続くということ。冬季、シベリア高気圧が一週間ぐらいの周期で寒気を吹き出すために生ずる現象。”
とあります。
そうなんです。現在は春に向けて段々と暖かくなって行く意での例えとして使われていることが多い三寒四温ですが、
元々は中国東北部や朝鮮半島北部などで冬の時期の寒暖の周期の変化を表す言葉として使われていたのです。
しかし、日本で三寒四温の様な現象が起こるのは真冬ではなく春先です。
この辺りの時期から低気圧と高気圧が交互に訪れて寒くなったり、暖かくなったりを繰り返します。
つまり海外から来た言葉が知らぬ間に季節をずらして使われていたということですね。
暦と共に、古くからある言葉を知り、実際に体感をすることでより毎日の季節の移り変わりが分かって来ます。
四季で季節を区切りたくなりますが、その四つの季節達も日々の小さな変化があるからこそ、季節が移り変わる訳です。
私はこの暦を通して、より季節の変化に敏感になっていきたいと思います。
それは五感を磨くことにもなると感じつつ。。
それでは。