聞き伝ての浅間回想録

【二十四節気:穀雨(こくう):4/20~5/4頃】
田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。

【七十二候:霜止出苗(しもやみてなえいずる):4/25~4/29頃】
暖かくなり、霜も降らなくなり、苗がすくすくと育つ頃。田植えの準備が始まり、活気にあふれている農家の様子が連想できる言葉です。

おはようございます。
昨日は休日で、松本を知る為にひたすら食べ歩きました。笑
夜は古くからの友人に紹介してもらった、松本に住んでいる方と飲みに行きました。
松本の情報を色々知ることができて、とても有意義な時間でした。

そこで一番驚いたのは、浅間には路面電車が走っていたことです。
その名も、”松本電気鉄道浅間線”。
松本駅前から浅間温泉までの5.3kmを繋ぐ路線が存在していたのです。

開業期間は1924年から1964年までの約40年間。
開業当時は交通の足としてとても重宝されていたそうですが、段々と並行するバスに押されて乗客が減少したのと、松本駅前通りの渋滞解消を目的として廃止されてしまいまったそうです。

また、バブル期までの浅間温泉は現在から想像ができない程たくさんの人が行き交う温泉地だったとのことです。
温泉通りの人はあまりに多く、夜は下駄の”カランコロン”という音が凄くて眠れないくらい人がいたというお話がある程。
芸妓さんも当時は数百人いたそうで、眠らぬ街だったとのこと。
しかしバブル崩壊を機に、客足が激減してしまい、芸妓さんも自然消滅。

現在のような寂れた温泉街になってしまったのでした。
本当に目につくのはお年寄りばかりです。

今では想像がつかない光景があったようです。

私がこうしたお話を聞いて感じたのは、その地の歴史を知ることは大変面白いということ。
歴史を知れば、何故現在の様になったのかの過程を知ることが出来ますし、これからどうすればいいのかの過程も自然と見えてきます。

浅間温泉の歴史をもっと知りたいと思ったし、せっかくならまた人が来る様な場所となる様な貢献をしたい。
という訳で、これからも歴史を深く知るべく、ローカルな方々と触れ合っていきたいと思います。

それでは。