乳化をする事によるメリット、そしてゼブラ

おはようございます。
本日も乳化について。

本日は何故乳化を行うのかについて。

乳化は食品から、化粧品、医薬品、更にはボールペンのインクまで様々な用途に応用されています。

まず全般的分野におけるメリットは、成分などが安定した状態で配合・供給しやすくなり、また保存が長期化することができることです。

食品においては油と水が分かれた状態だと、食品においては舌触りが悪く感じてしまいますが、乳化をする事によって味にも統一感が生ます。
また、成分の分離状態は化粧品・医薬品分野では使用感の悪さ、吸収性に欠ける原因となるところを、乳化を用いることで使用感の良化につなげることができるのです。

また、ゼブラによって開発されてエマルジョンインクのボールペンはとても画期的です。
通常、ボールペンは水性、油性等に分けられますが、エマルジョンインクは油性と水性の両方を合わせ持っているのです。

水と油が分離をしている様に、水性インクと油性のインクは本来混ざり合いません。
しかしゼブラは5年の歳月を掛けて、水性の滑らかな書き心地と、油性の乾きやすさ、滲みにくさを融合させるという技術の開発に成功したのです。
水性のインクと油性のインクが3:7の割合で配合をされており、水性と油性の利点を生かし、水性と油性の弱点を相殺するインクを開発したのです。
その名も、”Surarii”。
あれ、私も知らず知らずのうちに愛用をしていました。笑

これからも、本来混ざり合うはずのなかったものが混ざり合うことによって、社会に大きなインパクトを与えるものが出て来そうですね。
これからも乳化、emulsionに注目をしていきましょう!

それでは。