醸造とは何か

おはようございます。
本日は醸造とは何かを知ろうと思います。
醸造という言葉を聞くと、私は真っ先に日本酒を思い浮かべます。「本醸造」という言葉が使われていたりしますよね。

まず、辞書で醸造という言葉を調べてみると、
”① 発酵・熟成などの作用によって、アルコール飲料やその他の主な食品(味噌・醬油・酢等の液状の調味料)などをつくること。醸成。”

と出てきました。醸成と醸造は同意の様です。

醸造は、人類の歴史以前から現象として知られていた発酵を、意図的に発生させることで利用されてきました。

まず、アルコールの醸造は非常に古い歴史があり、一番古い時代では古代エジプトで使われていたことが明らかになっている。
シュメール人(メソポタミア(現在のイラク・クウェート)南部を占めるバビロニアの南半分の地域に住んでいた人々)の書物には様々な種類のビールの製法が書かれているそう。

そして醸造された調味料の例としては醤油・味噌・酢などがあります。
醤油や味噌などは、醸造過程で蛋白質を分解させて風味を決定するアミノ酸を得て作られます。
起源はあまり定かではない程古くから行われてきた様で、恐らく初期の頃は保存食を作ろうとして何らかの失敗が偶然この様になったという説が有力です。

そして、醸造法。
醸造法には大きく分けて二種類あり、ワインのように果汁に酵母を添加して発酵・熟成させる直接醸造法と、清酒やビールのように原料となる米や麦芽を一度糖化させてから発酵させる糖化醸造法があります。

更にお酒について一歩踏み込むと、この醸造されたお酒を蒸留して出来上がるのが、ウィスキーやウオッカなどと蒸留酒となるわけです。
だからよりアルコール度数が高くなる訳ですね。

この様にして、人類は醸造技術を発展させて、様々なお酒や調味料を生み出してきた訳です。

明日は味噌と醤油の醸造の種類についてお話をしていきたいと思います。

それでは。