開拓日記

2017年4月より開始した、”開拓日記”のブログです。

瓶内二次発酵とは

おはようございます。
本日の二十四節気七十二候は以下の通り。
七十二候は本日から次候になり、桃始笑(ももはじめてさく)となります。

【二十四節気:啓蟄(けいちつ:3/5~3/19頃】
啓蟄(けいちつ)とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。

【七十二候:桃始笑(ももはじめてさく):3/10~3/14頃】
桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃。昔は“咲く”という言葉を“笑う”と表現したそうです。ゆっくりと開いていく桃の花は、ほほ笑んでいるようにも見える。

桃の花の開花時期は、3月中旬〜4月中旬と言われています。

さて、本日は瓶内二次発酵について。
最近、ふとスパークリングワインのラベルの裏側をみると、”瓶内二次発酵”という言葉。これは一体どういう意味なのかを調べていきます。

瓶内二次発酵という意味は、文字通りで”瓶の中で2回目の発酵をさせる”という意味です。

まずこの意味を押さえる為にワインにおける発酵をおさらいしていきましょう。

ワインにおける発酵とは、酵母の働きによってアルコールを生成することです。
原料に含まれる糖分を酵母がエサとして、それを元にしてアルコールを生み出しているのです。
つまり糖分がアルコールとなります。

ここで注目すべきは、酵母が生成しているのアルコールだけでないということです。
酵母は発酵という過程において二酸化炭素(炭酸ガス)も生み出しているのです。
これがスパークリングワインにおける泡なのです。

こんな疑問が浮かんでくるかと思います。
”何故通常のワインも発酵させているのに、炭酸が含まれていないのか?”

その答えは単純で、炭酸は密閉しなければ抜けていくから。
ワインは、発酵の時に密閉状態ではないから炭酸が抜けているのですね。

さて、明日は瓶内二次発酵をより深く知る為に、スパークリングワインの種類を調べてみましょう。

それでは。

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雪室熟成

おはようございます。
本日の二十四節気七十二候は以下の通り。

【二十四節気:啓蟄(けいちつ:3/5~3/19頃】
啓蟄(けいちつ)とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。

【七十二候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく:3/5~3/9頃)】土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しています。

本日は雪室熟成について。
雪国には、お酒、お肉、野菜、味噌、醤油等様々な”雪室〇〇”、”雪室熟成〇〇”、”雪室貯蔵〇〇”と付く商品があります。

それぞれの商品の説明書きを読むと、”熟成が進む”と書いてあります。
雪室に入れると、熟成が進む。
今回はこのことを調べていきたいと思います。

まずは熟成という言葉を辞書で調べてみると、

1 成熟して十分なころあいに達すること。「機運が熟成する」
2 魚肉・獣肉などが酵素の作用により分解され、特殊な風味・うまみが出ること。発酵を終えたあとそのままにし、さらに味をならすこともある。なれ。「味噌が熟成する」
3 物質を適当な温度などの条件のもとに長時間置いて、ゆっくりと化学変化を起こさせること。

今回は食品における意味なので、2と3が当てはまります。

雪室で貯蔵をすることの特徴は、以下の通りです。

・一定した高湿度環境が保てること
・電気冷蔵庫の様な温度の揺らぎがないこと
・振動、光による影響を受けない「静置」状態を維持できること

上記の特徴から起きる熟成のメリットは以下の通りです。

・「静置」によってストレスフリーな熟成が進む
「静置」静置状態に置かれた食品は、ストレスが少ないため状態の良い熟成をすると言われている

・分子会合の変化(低温糖化)
食物が自らの凍結を防ぐために、含有するデンプンを糖化して、ショ糖を増加させる。

更にそれぞれの食品における雪室貯蔵における熟成の違いを見ていきましょう。

《肉》
一般の電気冷蔵庫と違い、温度調節機による温度管理でなく霜取りが不要なため、常に一定の温度と湿度で保蔵と熟成ができる室内環境が保てることにより、ドリップ(赤い液体。スーパーのパック肉をみるとよくあるもの。微生物が繁殖しやすい環境)が出にくくなり良質な熟成が進む。

《魚》
光や振動の影響が無く、安定した低温・高湿度環境を保つことができる雪室貯蔵で、素材そのものが持つ旨味をぐっと凝縮し、よりいっそう深みのある味わいに仕上がる。

《酒》
一定の室温・湿度・無振動・遮光性等の条件が揃うと、より良質な熟成が進む。
アルコールと水の分子会合が解け、水素結合することにより、口当たりがマイルドになる。

《コーヒー》
雪室の低温状態に置かれた食品、細胞の生きている状態のものは寒さに耐えるため、呼吸を控える。
呼吸を控えやすい状況が、劣化・酸化を抑える。
酸化を抑えることでいやらしい酸味を感じることなく取れてマイルドな味わいになる。

上記の様な効果があります。
おそるべし雪室です。熟成という言葉を抜きにしても、いかに食品にとって最高な保存環境であるかが分かります。
電気冷蔵庫との違いを知っておくだけでも、食品保存に対する考え方が変わりますね。
私は食品保存においては雪室の右に出るものはないのではないかと感じました。

皆さんも実際に”雪室〇〇”の商品がどう違うのか、実際に体感してみて下さい。

それでは。

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雪室貯蔵のメリット ~電気冷蔵庫の違いとは~

こんにちは。
今日の二十四節気七十二候は以下の通り。

【二十四節気:啓蟄(3/5~3/19頃)】
啓蟄とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。

【七十二候:(3/5~3/9頃)】
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しています。

現在の南魚沼の温度は6℃。
まだまだ肌寒いですが、小鳥の声が頻繁に聞こえる様になりました。

今回は昨日の予告通り、雪室での保存と電気冷蔵庫での保存における違いについてお話をします。

まず、雪室で保存をすると湿度が違います。
冷蔵庫はものによって違いがありますが、20%~60%のものが一般的。
しかし雪室は湿度が90~100%で、室温も2℃~5℃前後(雪室のタイプにもよる)で一定に保たれます。

この湿度の違いは、保存する野菜や鮮度状態に影響をします。
電気冷蔵庫だと乾燥してしわしわになってしまう野菜は雪室だと瑞々しく保つことが出来ます。

更に野菜、米などの穀類は寒さから凍らぬ様に身を守るため、体内のたんぱく質を糖分に変化させます。これを糖化現象といいこの作用により食品が甘くなるのです。
有名な雪下にんじんが美味しいといわれるのも、この糖化現象のお陰です。

また、雪室は冷蔵庫の様に開け閉めによる温度の変化や電気による振動や光を受けない為、食品にストレスを与えず優しく保存をすることができます。
この外部からの影響を受けない状態を「静置(せいち)」というそうで、「静置」状態は、食品の旨みを増す低温熟成に最適の環境といわれているのです。

そして最後の違いが、電力消費です。
完全に天然のものであれば、電力消費はゼロ。
現代的な雪室でも冷気を活用して貯蔵をしているので相当な節電効果が見込めます。

ある統計によると、電気冷蔵を行う代わりに雪を1トン利用する冷蔵を用いることで、石油を10リットル、CO2を30kg削減すると言われています。
近代的な倉庫型の雪室一個に入れる雪の量は年間400トン~700トンとなりますので、大きな削減となることが分かります。

この様に、電気冷蔵庫との違いを知るだけでも、雪室の素晴らしさが分かるかと思います。
更に普及が進むと面白いと感じます。

さて、明日は雪室熟成についてお話をしていきます。

それでは。

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雪室について

こんにちは。
今日の二十四節気七十二候は以下の通り。

【二十四節気:啓蟄(3/5~3/19頃)】
啓蟄とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。

【七十二候:(3/5~3/9頃)】
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しています。

私の住んでいるエリアへ来ると、雪室〇〇という言葉をよく聞きます。
雪室貯蔵の野菜、雪室熟成のお酒等々・・・。
本日は雪室についてお話をしていきたいと思います。

雪室とは、雪を利用した天然の冷蔵庫のこと。

歴史を紐解いてみると、古くは『日本書紀』にも記録が残されているそうです。
また、江戸時代日本海側から関東まで鮮度のよい魚を運ぶため、雪を詰めた箱に入れて魚を運んでいたのだとか。

更に明治から昭和30年代にかけては地面に大きな堀った穴の中に大量の雪を入れ、藁などで覆ってじっくりと冷蔵する新たなスタイルが定着していたそうです。
現代のような冷蔵庫がなかった時代に年間通じて低温を保つ雪室は、野菜などを保存するだけでなく、野菜や食品を冬の凍結から守ったり、夏は雪や氷を売るなど、雪国の人々の生活の糧にもなったそうです。

現代の雪室の形には大きく分けて2種類あります。
それは、食品を雪の中に直接埋めて冷やす「かまくら型」と、庫内に雪を貯蔵することで空間自体を冷やす「氷室型」です。

現代で圧倒的に多いのは氷室型。更に最近の氷室型は現代の技術を用いて様々なタイプのものが開発されています。
それらの種類は大きく分けて三つです。

一つ目が自然対流式。
これは貯雪庫(雪を貯めるスペース)と貯蔵庫(保存するものが置いてあるスペース)の間に簡易的なしきりしか設けず、冷たい空気は下に、暖かい空気は上に流れる性質を利用しているそう。電気をほとんど使わないのがポイントです。

二つ目が空気循環式。
これは貯雪庫と貯蔵庫の空間が完全に別れており、間には機械のスペースがあります。
貯雪庫と貯蔵庫の間にはパイプがあり、貯雪庫の冷たい空気を貯蔵庫に送り込む仕組み、熱交換を行う仕組みです。
こちらの特徴は貯蔵庫の冷却に送風機の電力以外ほとんど使わないので、通常の巨大な冷蔵倉庫と比べたら大幅に電力を削減出来ます。

三つ目が冷水循環式です。
これは貯雪庫と貯蔵庫の空間が完全に別れており、間には機械室があります。
この機械室にあるポンプが貯雪庫の雪解け水の冷気を熱交換を通じて貯蔵庫を冷やします。
こちらの特徴は個別空調が可能なため、病院や学校、集合住宅に導入している場合が多いそうです。

どれにも言えるのは、自然の冷気を利用しているので、電気で冷たい空気を発生させていないので、とてもエコなエネルギーであるということです。

まさに雪国の知恵と言えますね。

今回の説明を読んで、「電気冷蔵庫を使って冷やすのと雪室を使うことによる違いはあるのか?」と思った方もいるかもしれません。

次回は電気冷蔵庫と雪室を使うことによる違いについてお話をしようと思います。
それでは。

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チェックインとは

こんにちは。
今日の二十四節気七十二候は以下の通り。

【二十四節気:啓蟄(3/5~3/19頃)】
啓蟄とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。

【七十二候:(3/5~3/9頃)】
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しています。

さて、本日はチェックインについて。
先日、私の同僚の人が急に私に「チェックインって何の為にするか考えたことある?」
と聞いてきました。
そこで私は、「いや・・そういえばそこまで突き詰めたことなかったです」と答えました。

その回答をした後、「チェックインという言葉を突き詰めたことがないな」と感じました。

そこで今回はこの言葉について考えてみることとします。

ホテルや旅館で働いていれば必ずあるチェックイン。
そもそもチェックインとは何のことでしょうか。
辞書で調べてみると、
”ホテルなどの宿泊施設に,手続きして入室すること。”という意味が。

お客様にとって、チェックインはそのホテルに入って一番最初に言葉を交わす部分。
つまり、対応の仕方によってお客様の第一印象が変わってくるのです。

それでは、私達は何の為にしているのでしょうか。

私が思い付いた理由は以下の通りです。

・出発場所から宿までの移動に対して、労いの言葉を掛ける
・一旦リラックスしてもらう
・お部屋へ気持ち良く入ってもらう為の動作
・歓迎の気持ちをスタッフ側から表して、お客様への安堵感を与える
・お客様のアレルギーの確認など、命に関わる事故をあらかじめ防ぐ為
・チェックアウトをスムーズに進めてもらう為

等が浮かび上がりました。そして、チェックインについて質問をしてくれた人に対して上記の答えをぶつけてみました。
しかしその人はあまりしっくりときていない様子。
どうやらあまり核心を突く回答が出来なかった様子。

勤務中であれば毎日行っている動作に対して、まだまだ突き詰めが足りていなかった様です。
ということで、私は引き続きチェックインの目的について深く考えて行こうと思います。

毎日行うからこそ何気なく行いがちだけれど、実はもっと突き詰められる部分がある。
こういったことはたくさんある様に思います。

私はまだまだです。
ということで、チェックインをしながらもっと突き詰めて行こうと思います。

それでは。

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三寒四温

おはようございます。

本日から二十四節気の暦が変わり、啓蟄(けいちつ)の初候、蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)となりました。

【二十四節気:啓蟄(3/5~3/19頃)】
啓蟄とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。

【七十二候:(3/5~3/9頃)】
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しています。

新潟は現在、寒い日と暖かい日を繰り返しております。
そして小鳥のさえずりが頻繁に聞こえる様になりました。そして雪のかさは少しずつ減っております。
春に向かっていることを感じます。

そこで思い出す言葉が三寒四温です。
この言葉を辞書で調べてみると、
”寒い日が三日ぐらい続くと,そのあと四日間ぐらいは暖かい日が続くということ。冬季、シベリア高気圧が一週間ぐらいの周期で寒気を吹き出すために生ずる現象。”

とあります。

そうなんです。現在は春に向けて段々と暖かくなって行く意での例えとして使われていることが多い三寒四温ですが、
元々は中国東北部や朝鮮半島北部などで冬の時期の寒暖の周期の変化を表す言葉として使われていたのです。
しかし、日本で三寒四温の様な現象が起こるのは真冬ではなく春先です。
この辺りの時期から低気圧と高気圧が交互に訪れて寒くなったり、暖かくなったりを繰り返します。
つまり海外から来た言葉が知らぬ間に季節をずらして使われていたということですね。

暦と共に、古くからある言葉を知り、実際に体感をすることでより毎日の季節の移り変わりが分かって来ます。
四季で季節を区切りたくなりますが、その四つの季節達も日々の小さな変化があるからこそ、季節が移り変わる訳です。

私はこの暦を通して、より季節の変化に敏感になっていきたいと思います。
それは五感を磨くことにもなると感じつつ。。

それでは。

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特AからAへ

おはようございます。
本日から二十四節気七十二候を文頭に載せてお送りします。

昨日もお伝えしましたが、それぞれの意味をもう一度。

【二十四節気:雨水(2/19~3/4頃)】
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきた。春一番が吹くのもこの頃。
しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ったりもする。三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていく。

【七十二候:草木萌動(2/29~3/4)】
足もとや庭木の先にほんのりと薄緑に色づく芽
が見られる頃。やわらかい春の日差しの中、草
木が芽吹き、新しい命が生まれる。

本日の南魚沼市も晴れ。
空気も段々と暖かさが増しています。

さて、先日魚沼エリアで衝撃的なニュースが。
こちらです。

魚沼コシヒカリ「特A」逃す 17年産食味 連続記録28で止まる
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO27531570Y8A220C1EE8000/

これは日本穀物検定協会(東京・中央)が28日発表した「2017年産米の食味ランキング」において、28年間唯一「特A」を取り続けていた魚沼産のコシヒカリですが、先日のランキングで「A」に落ちてしまったのです。

そもそもこのランキングとは何なのでしょうか。
 日本穀物検定協会が、”良質米作りの推進と米の消費拡大に役立てるため”に始めたそうで、昭和46年産米より全国規模の代表的な産地品種について食味試験を行い、その結果について毎年食味ランキングに入れているそうです。

食味試験の審査方法は、専門の評価員である食味評価エキスパートパネルという20名の方々が行い、
白飯の「外観・香り・味・粘 り・硬さ・総合評価」の6項目について、複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種のものを比較評価する相対法でチェックをするんだとか。

今回の「A」に落ちてしまった件では、協会は特にコメントを残していません。
どうやら天候不順による不生育の「外観」が強く影響してしまった模様です。

「A」に落ちてしまうデメリットは、農家さん目線でいうと売れ行きに影響が出てしまう可能性があることや、価格が下がってしまう可能性があるということ。これはかなり大変なことですね。
また、自治体目線でいうとふるさと納税にも影響が出るかもしれません。南魚沼市は昨年6月1日よりふるさと納税返礼品を開始して以来、既に寄付額が8億円を突破しているという快進撃を見せています。その返礼品の切り札がコシヒカリなので、もしかしたら納税額にも影響が出るかもしれませんね。

また、私のロッジに住んでいるオーナーのキヨシさん(米作りの名人)にも今回のニュースについて聞いてみると、「価格は多少下がるだろうね」と一言。

そもそもの話でいうと魚沼産コシヒカリと言ってもエリアが広いのが事実。
魚沼エリアは魚沼市、南魚沼市の他、小千谷市、長岡市、十日町市、湯沢町、津南町を含む5市2町を指します。

エリアでいうとかなり広大です。端から端までの距離は車で約2時間掛かるほど。
これだけ広ければ土壌が違いますし、同じ品種でも差が出るのも必然です。

つまり何が言いたいのかというと、あくまでこのランキングはそのエリアの平均的なもの味のランキングである訳ですので、あまり鵜呑みにしすぎることはありません。

また、実は魚沼産コシヒカリが美味しいと言われているのが南魚沼で、その中でも美味しいと言われているのが私の住んでいる塩沢というエリアのお米です。
お米の味に疎かった私でも分かるくらい、違いの分かるお米が食べられますよ。

という訳で、まずは実際に体感してみることから始めましょう。
塩沢のおにぎり屋さんでも違いの分かるおにぎりがあります。
実際に食べてみれば、ランキングってあんまり関係ないんだなということが分かると思います。

それでは。

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二十四節気七十二候

おはようございます。
本日は二十四節気七十二候について。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、古代中国で考案された季節を表す方式の一つです。
辞書で意味を調べてみると、”太陰太陽暦で季節を正しく示すために設けた暦上の点。一太陽年を24等分し,立春から交互に節気・中気を設け,それぞれに名称を与えた。例えば,一月節気を立春,一月中気を雨水,八月中気を秋分などと呼ぶ。表では現在の太陽暦で概略の月日を示した。”とあります。

この二十四節気が出来上がった背景には、古代中国にて月の運行のみに基づく太陰暦では月と日付が太陽と無関係に定まってしまい、暦と四季の周期との間にずれが生じてしまい農業や水産等の季節に左右される事象を扱うのに不便であるという問題がありました。
そこで古代中国の人々は太陰暦とは無関係に季節を知る一つの目安として、太陽の運行を元にした二十四節気を整備しながら、暦を導入したそうです。

七十二候(しちじゅうにこう)はその二十四節気の各節気を,初候・二候(次候)・三候(末候)と三分したものです。
それぞれの名称は気象の動きや動植物の変化を知らせる短文となっています。
二十四節気はそのまま古代中国のものが使われているのに対して、七十二候の名称は日本の気候風土に合う様に改定されています。

それでは早速、現在の二十四節気七十二候を見ていきましょう。

現在の二十四節気七十二候を当てはめてみると、”雨水”の末候で、”草木萌動(そうもくめばえいずる)”。

雨水の意味を調べてみると、
「空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。実際は積雪のピークであり、それゆえ、この時節から寒さも峠を越え、衰退し始めると見ることもできる。春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もある。昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。」

そして草木萌動の意味は
「足もとや庭木の先にほんのりと薄緑に色づく芽が見られる頃。やわらかい春の日差しの中、草木が芽吹き、新しい命が生まれます。」

とあります。これを私の住んでいる南魚沼の実感値に当てはめてみると、中々当たっています。
まだまだ積もった雪の量は多いですが、2月28日は強風が吹き(春一番?)3月1日からは急に春の陽気となり、雪解けが急速に進みました。そして小鳥のさえずりも聞こえ始めてきたのも3月1日頃でした。

とても的を得ていて、驚きました。

私の働いている旅館では、お料理のメニューの一番上に七十二候の名称を載せています。
これは季節を感じていただく為であり、実際にお料理をお出しする前のお話の題材ともなります。

今まで人生で二十四節気七十二候があることも知らず、季節においては「ああ、春かな〜」「ああ、秋かな〜」くらいにしか考えていませんでした。
しかし、周りを見渡してみると季節は毎日少しずつ移ろいでいることが分かってきます。

これからは私はこの二十四節気七十二候を毎日みて、実際に季節を味わっていきたいと思います。

それでは。

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お散歩ツアー

おはようございます。
昨日は仕事で始めて、お散歩ツアーを担当しました。
お散歩ツアーとは、お客様のチェックイン後にご希望者だけで旅館の周りをお散歩するツアーで、毎日開催中です。
現在はまだまだ雪が積もっている時期なので、雪が積もっているエリアでも歩ける様に輪かんじきを履いて歩きます。

私の働いている旅館はかなり奥まった所で人気もありません。
何もなさそうに見えますが、実は色々なものがあります。
雪を活用して作った雪室、春の訪れが近づくにつれて感じる生命の営み、まだまだ残る雪の上を履いて楽しむ輪かんじき、かまくら、イタヤカエデの樹液を採取する等々。

お散歩をして回るだけで実は発見がたくさんあるのです。

昨日のお散歩を通じて感じたのは、とても楽しいということ。
お客様とのコミュニーケーションはもちろんのこと、「そうなのか〜」と発見してくれる瞬間がとても嬉しい。
お客様は雪国でない所からいらっしゃる場合が多いので、感じることもより多いことでしょう。
そんな私も初めての雪国の冬なので、毎日が新たな発見ばかりです。

昨日のお散歩ツアーを通じて感じた課題は、まだまだ知識を深める必要があると感じたということ。
人は自分の知っていることより深いことを相手に話すことは出来ません。
そして、人に向けてアウトプットをするには、それ以上何倍ものインプットをすることで初めて良質なアウトプットに繋がります。

季節の移ろいを感じるつつある今日この頃です。
明日からは二十四節気七十二候をブログの冒頭におくこととします。
それでは。

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生活リズム

おはようございます。
本日は、生活リズムについて。
実は現在、ややだらしがない生活を送っています。
何故なら、起きる時間が遅く寝る時間も遅いやや夜型の生活になっているからです。

現在は出勤時間が昼の時間帯からのシフト。
その為遅くに寝て遅くに起きても問題がない訳です。
今はその生活が続いております。

今そこで感じているのは、仕事によって生活スタイルは変わるのだなということです。
ギリシャの時は遅くまで仕事で朝早く起きなければいけない生活。
新卒で入った会社は、8時には出勤して遅い時は11時まで仕事というスタイルでした。
早く起きていましたが、睡眠時間があまり足らない状態でした。

しかし現在は遅く寝て遅く起きて睡眠時間は足りている。
どちらがいいのでしょうか。

私は両方とも正解ではなく、早く寝て早く起きることだと思います。
早く起きることで朝の時間を充実させたい。

どの様に改善すればいいのでしょうか。まずは生活リズムをきっちりさせること。
その為の第一歩はルーティーンです。

・寝る前に次の日の予定を大まかに決める
・朝起きたらやることを決める。
・手帳に時間を書き込む。
・日曜日には次の週の振り返りや目標を立てる
・責任感を持つ様なことをする

この生活は少しまずい。
ブログに書いた以上、改善します。

それでは。

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