開拓日記

2017年4月より開始した、”開拓日記”のブログです。

どうしたら雪が降るのか?

おはようございます。
本日は何故私の住む南魚沼に雪が多いのかを説明していこうと思います。

実は私は恥ずかしながら何故日本海側の雪が多いのかを理解しておりませんでした。
そこで今回はブログを書きながら私も理解してしまおうという次第です。

まずは雪の降るメカニズムからおさらいします。

まず第一段階として、雨や雪を降らすには水分が必要です。その水分は、太陽が海や川、地面に含まれている水分を
温めることによって、水蒸気となり、空に登ります。

第二段階。
温められた水蒸気が登ると、冷えると水又は氷の粒に変化します。
これは高度が上がれば上がる程気温が冷える為ですね。
さらにこの粒たちは、空気中にある塩の粒や火山の噴煙など、雲のもとになるものにくっつきます。
この粒たちがくっつきあって徐々に大きくなっていき、落ちていくときに気温が高いと雨になります。一方で、気温が低ければ氷のまま地上に落ちていくので、雪となります。

以上が雪の降るメカニズムです。

それでは、何故私の住んでいる南魚沼、並びに日本海側は雪が多いのでしょうか。
それは季節風が主な原因の様です。

冬になると、ユーラシア大陸から冷たく乾いた風が吹いてきます。これを季節風と言います。
この季節風は日本大陸に向かって吹いてきます。
この乾いた風は、日本海を越えるときたくさんの水蒸気を吸い湿った空気になり、日本海側において水分をたっぷりと含んだ雲をつくります。

何故日本海側に水蒸気をたっぷりと含むかというと、それは日本海には暖流(対馬海流)が流れているからです。
お風呂をイメージすると分かりやすいかと思いますが、冬の気温が寒いときに入るお風呂は、夏よりも湯気が立ち込めてますよね。
暖流のお陰で日本海の水温は暖かく、そこに冷たい風が吹いてくるために水蒸気がたくさんできるのです。

この雲が、日本海側に量の多い雪を降らせるのです。

更に南魚沼市は山に囲まれている地形です。
日本海側から湿った空気は、この山々を超える必要があります。つまりその水蒸気たちは高度ををあげるのです。
高度をあげることにより、気温が下がり、さらに雲を発達させて山を越えた所に雪を振らせるのです。

これが南魚沼に雪を降らせるメカニズムとなります。
これは日本海側に山脈を抱えている地域であれば、同じことが言えますね。

私が雪について考える様になったのも、毎日の様に雪を見ているからこそ。
環境が変われば、考えることも変わりますね。

というわけで、これからも雪に対する知識を深めて行きたいと思います。
それでは。

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朝の楽しみ

おはようございます。
本日は朝の楽しみについて。

最近の日課となりつつあるのが、朝の会話です。
会話相手は・・ロッジのオーナーさんです。

実は今、スキー場の近くにあるロッジの客室に住まわせてもらっています。
そこのオーナーさんは約80歳!
ロッジのエントランスには学校にあった様な灯油ストーブが置いてある簡単なくつろぎスペースがあり、そこで会話をしています。

その会話ががとても楽しいんです。最近とても楽しく聞いているのは、お米作りの話。

実はオーナーさんはお米作りの名人で、もう50年以上お米作りをされているのだとか。
そのお米はミシュラン三つ星の料亭で使われていたり、あの有名なサッカー選手がわざわざ電話を掛けてきてまで訪問をされたり、あのTV番組のお米作り特集に出演されていたりしています。
私はお米の違いなどそこまで気にせずに生きてきましたが、オーナーさんのお米は本当に美味しい。違いが必ず分かります。

会話の内容は多岐に渡り、お米が美味しい地域はどこなのか、お米を美味しくする要素は何なのか、クボタやヤンマーについて等、聞いていて飽きることがなく、知的好奇心が刺激されっ放し。
毎日顔を合わせても、聞きたいことがたくさん浮かび、会話が弾みます。
それでいて凄くゆったりとされた雰囲気を持ってらっしゃるので、話をしていて疲労が抜けていく様な感覚があります。

まさに出勤前のリラックスタイム。
朝のTVを観るよりも、何倍もいい時間です。

こうした会話の時間を経て、つくづく私は出会いに恵まれているなと感じます。

もしかしたら皆が皆、出会いに恵まれていて、その出会いを大切にしたら、出会いに恵まれていると感じられるのかもしれません。

これからも新たな出会いがあると思うだけでとても楽しみですね。

それでは。

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どんなにセミナーがつまらなくとも

おはようございます。
昨日は宿泊サービス系の人達が集まるセミナーを受講してきました。
まず、内容からいうとあまり身になるというものではありませんでした。

しかしそんな中でも私が得た新たな感覚がありました。
それは、「どんなにそのセミナーがつまらなくとも、得られるものがある」ということです。

昨日のセミナーはホスピタリティ、コミュニケーションといった言葉がキーワードとなっていました。
その中では聞いたことがある様なお話ばかりでした。
しかし、初めてお会いする方からのお話は何かしら新鮮な感覚を得られますし、新たなヒントが浮かんできました。

例えば、昨日はこんな感情が芽生えました。

・その話は違うと思う
・そう言えば、おもてなしとは何かと聞かれても言語化したことがなかった
・ホスピタリティとサービスの違いって何だろうか

といった具合です。
もしその人の話がおかしいと思っても、それが何故おかしいと感じるのかや、自分だったらこう話すだとか自分の中で掘り下げられることがあります。
その「自分が何故そう感じたのか」という部分を掘り下げてみると、意外なアイデアが生まれてくるかもしれません。

だからセミナーの様な場はその内容を得るインプットだけでなく、その情報に触れることで得た着想を自分の中にアウトプットする場であるということです。

これからも常に着想を得られる様にしておく為に、日常の読書、学びはもちろん、定期的に社外へ足へ運んで、新たなインプットをしていこうと思います。

それでは。

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昨年の今頃は何してた?

おはようございます。
本日の南魚沼は快晴です。巻機山がとても美しく見えます。

さて、本日は昨年についてお話をしようと思います。
昨年の1月中頃、私は何をしていたのでしょうか。
そうです。クルーズ船で働く為に英語を勉強し、毎日クルーズ船会社の求人受付をチェックし、応募をして、書類が取ればSkypeで面接。
しかしSkype面接で落ちるというサイクルを循環させていました。笑

アルバイトも最小限に抑え、ひたすら勉強時間を確保していました。
思い出すとあまり楽しくなかった気持ちが強かったです。でも何とかして、英語を使って働く環境を得たい。その気持ちで何とか毎日を過ごしていた訳です。

そしてそこから1年が過ぎました。
昨年の3月に採用され、ギリシャへ行き、生のロナウジーニョを見て、笑 アテネやトルコで見たことのない生活をする。そして色々あって帰国し、年末には新潟で働き始めている訳です。

人生はその当時からしても想像がつきませんね。
なるべく人生を思い通りにしたいけれども、予想外なことがたくさん起こる。だから人生は面白いのだと感じます。

そうした回顧から感じるのは、「人生は常に動き続けた方がいい」ということです。
とにかく動き続けることで、新しい刺激、インスピレーション、素晴らしい出会いが生まれてくる訳です。

これからも仕事が例え忙しくとも、常に様々な所へ足を運ぶ習慣をつけて行きたいと思います。

今年も年末を振り返った際に、いい意味で「予想外だった」一年にしたいと思います。

それでは。

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そのタオルが、オーガニックコットンに変わったら

おはようございます。
本日はタオルについて。
プロ野球やJリーグなどプロスポーツの試合観戦に行くと、応援しているチームロゴや選手名のタオルを購入することがあると思います。
また、アーティストのライブへ行くと、大体タオルを購入すると思います。
そのタオルはまた試合やライブへ行く機会があれば使いますし、家庭では洗面所のタオルや体拭き様のタオルとして活躍することもあると思います。

実際に私がそういう使い方をしていました。
しかしこれらのタオルにいえるのが、たとえデザインがカッコ良くとも普段使いには適していないこと。
だいたいやや薄めかゴワゴワしたものが多いと感じています。
あまり使い心地が良くありません。

私がそこで感じたのは、「これらをオーガニックコットンのタオルにしてはどうか」ということです。
日本オーガニック・コットン協会の引用を用いると、
”オーガニック・コットンとはオーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2~3年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のこと”

基本的には農薬や化学肥料を用いない綿花のことです。
普通の綿花栽培では、かなりの量の化学肥料と農薬が使われているそうで、オーガニックコットンの栽培は手間が相当かかります。
また、綿花の栽培の盛んなインドでは、殺虫剤使用を直接の原因とした死者数は毎年少なくとも2万人、入院者数は100万人にのぼるといわれていて、農家の方々の健康被害が相当なものになっているそうです。

私は現在オーガニックコットンのタオルを使っていますが、肌触りがとても気持ちいい。
今まで使っていたタオルがなんだったのかぐらい、使い心地が良いです。

そんなオーガニックコットンのタオルをスポーツチームが採用をしたら面白いと感じます。
そうすれば、そのタオルは単なる応援に持って行くものではなく、普段使いとして重宝するタオルにもなります。

これはスポーツチームやアーティストのライブに限らず、旅館のタオルやフィットネスクラブのレンタルタオル、更にはウェアなどにも応用が出来ます。

他社との差別化には大きく繋がると思います。

一つだけ問題があるとするならば、価格が高くなってしまうこと。
ですが一度どこかのチームもしくは企業が成功すれば、一気に広がる可能性があると思います。

近々そんな企業が現れたらいいなと感じます。

それでは。

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晴れの多い地域とセロトニン

おはようございます。
本日は東京の方で結婚式参加の為、ただいまバスの中です。

本日もセロトニンについて。
セロトニン生成要因の一つが太陽光を浴びることだということが分かりました。

ということは、太陽光を浴びている時間によっては性格に影響を及ぼす可能性が高くなります。
実際に太陽光は性格面やうつ病などの心のコンディションに影響を及ぼすのでしょうか。

私が晴れの多い場所で思い出したのはギリシャです。
私がギリシャに滞在した約5ヶ月間で雨が降った日は3日程。曇りの日もあまりなく、記憶の中ではほとんど晴れの日ばかりでした。
晴れの日が多いということは、セロトニンの生成量が多くなる可能性があります。

実際にギリシャの人は基本的に明るい方が多いと感じます。
うつ病に関するデータは見つかりませんでしたが、ギリシャはヨーロッパの中でも人口当たりの自殺率者数がジョージアに次いで少ないそうです。

他にも、行ったことはありませんがカリブ海の国々やリゾートと呼ばれる国、地域は人が明るそうなイメージがありますね。

逆に曇りの多い国はどうでしょうか。
曇りや雨の多い国で思い浮かぶのは、イギリスですね。

実際にトリップアドバイザーが統計したデータで見ると、ヨーロッパ内で一番雨の降った日が多くなるのはロンドンです(一番少ない日はアテネでした)。
https://gigazine.net/news/20120628-rainy-day-map/

そして実際に曇天が多くなると、うつ病は多くなるのでしょうか。

製薬会社のルンドベックが調べた「職場におけるうつ病の影響」調査によると、世界16カ国の16〜64歳の労働者を対象にした、「うつ病と診断された経験者の割合」の調査では、イギリスが27%でトップとなっていました(ちなみに日本は10%)。

やはり数字で見ても相関性はありそうです。

セロトニンという観点で物事を見ることで、自身のコンディションを把握しやすくなりそうですね。

私もセロトニン分泌を増やす様な生活スタイルで、よりハイパフォーマンス、そして充実を感じる日々を過ごしたいと思います。

それでは。

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朝、太陽光もしくは電球を浴びるのとでは何が違うのか

おはようございます。
以前から疑問に感じていることがあります。
それは朝に太陽光と部屋の電球を浴びるのとは何が違うのかということです。

私の中の何となくの感覚では、朝は太陽光を浴びた方がいいというのは分かります。
理由は簡単で大昔は電球など存在せず、ずっと太陽の光を浴びて生活をしていたからです。

ということで今回はどこがどう違うのかを調べてみます。

まず、太陽光と蛍光ランプなど人工照明は、含まれる光の波長が違うそう。

まずそもそも光には波の性質があります。この波の長さを波長と呼び、波長が長いと赤く見え、短いと紫に見えるそうです。
光には赤や紫の波長だけでなく、黄や緑や青など様々な波長が含まれています。
つまり私達が見ている光は、長さの異なる波長の光が組み合わさったものを視覚として捉えているということです。

太陽光には、あらゆる長さの波長の光が含まれているそうですが、蛍光ランプは、目に見える長さの波長を組み合わせて、白い光に見えるよう作られているのだとか。
太陽光の下と蛍光ランプの下でモノの色が微妙に違って見えるのは、含まれる波長の違いからだということです。

では実際に朝、太陽光と人工照明を浴びると何が変わるのか。
それは、分泌されるセロトニンの量が変わるのだそうです。

セロトニンという言葉を聞いたことがあるかと思います。
セロトニンは脳で作られ、脳内に分泌される脳内物質の1つで、精神の安定や睡眠に深く関わっています。
朝起きたときから分泌が始まり、日が沈む夕方まで分泌され続けます。
効果としては、脳を最適な覚醒状態にする、心のバランスを整える、自律神経のバランスを整える、姿勢筋の働きを良くする、痛みの調節をしてくれる等の効果があります。
もういいことしかありませんね。

逆にセロトニンが不足すると、ネガティブな思考になったり、内臓の働きや代謝が下がったり、ストレスの影響を受けやすくなる、疲れやすくなる、寝付きが悪くなる等があります。

ただこのセロトニン分泌をするには、2500~3000ルクス以上の高照度が必要なのです。

(ルクスとは→”照明の明るさの程度を表す単位。 一ルーメンの光が、光源から一メートル離れた一平方メートルの表面を一様に照らす明るさ。”
ルーメンとは→”光束の単位。一ルーメンは一カンデラの点光源から単位立体角に放射する光束。”
カンデラとは→”光度の単位。国際単位系の基本単位の一つ。”
光度とは→”点状の光源から特定の方向へ放射される単位立体角あたりの光の明るさ。”)

太陽光はこの照度を満たしていますが、電灯の光の場合はどんなに照度が高くても500ルクスなのだそうです。

これで分かりました。
つまり朝にしっかりと太陽光を浴びればセロトニンが分泌されて、心身共に良好なコンディションに持って行くことが出来るということですね。

私もこれからはセロトニンをしっかりと分泌出来る様に、朝起きたら直接陽の光の浴びる習慣を作って行こうと思います。

明日もセロトニンについての考察を書いて行きます。
それでは。

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最後の夏と交感神経

おはようございます。

昨日は火事場の馬鹿力と交感神経についてお話をしました。本日は試合と交感神経について。
私が昨日記事を書いていて思ったのは、例えば部活動における最後の大会もいつもとは違う交感神経の発揮のされ方があるのではないかということです。

高校野球で考えてみると、選手にとって最後の夏の大会は、不思議なことが多々起こります。
例えば一本もホームランを打ったことのない選手がホームランを打ったりすることがあります。

大抵高校野球における夏の大会というのは、観客が通常よりもかなり多いケースがほとんど。
選手達はより多くの観客に見られているという意識、そして最後の夏に対する想い、プレッシャーがあります。
そうしたいつもとは違う雰囲気の状況は、ある意味火事場の馬鹿力が発揮される様な雰囲気があるのではないかと感じます。

指導者の方々もあえて交感神経という部分に着目をして練習メニューや試合スケジュールを組む様にすると、選手達がより高いパフォーマンスの発揮をするにはどうすれば良いかが見えてくるのではないかと思いました。

本日は短めで失礼致します。

それでは。

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火事場の馬鹿力も交感神経

おはようございます。
本日も続きます。自律神経シリーズ。
昨日のブログを書いている時に、「火事場の馬鹿力も交感神経に関わりがあるのでは?」と思いました。

そこで実際に調べてみると、大まかな仮説は当たっていました。

火事場の馬鹿力とはなんでしょうか。辞書で調べてみると、

”火事のときに、自分にはあると思えない大きな力を出して重い物を持ち出したりすることから、切迫した状況に置かれると、普段には想像できないような力を無意識に出すことのたとえ。”

とありました。

その他にも車に下敷きになった人を車を持ち上げて救出したとか、実際に色々な話がありますね。
火事場の馬鹿力は本当にあるものです。

では、交感神経との関わりはどの様なものでしょうか。

生命の危機を感じる様な場面に出くわすような急激なストレスにさらされた時、この交感神経の強い作用によって、アドレナリンが分泌をされ、自分のリミッターが外れてしまうのです。この時に発揮される、信じられないような力の発揮が火事場の馬鹿力と言われるのです。

アドレナリンという言葉は皆さん良く使いますよね。ここではアドレナリンという言葉にも補足説明をしておきましょう。
アドレナリンは、副腎(ふくじん)髄質が出すホルモンで、交感神経が興奮をした際に出されるものです。
起きる作用としては、主に以下の様なものが挙げられます。

・心筋収縮力の上昇
・心、肝、骨格筋の血管拡張
・皮膚、粘膜の血管収縮
・消化管運動低下
・痛覚の麻痺

よくスポーツ選手で試合中に怪我をして、その時はそこまでの痛みを感じずにプレーをしていたが、実はその時骨折をしていたというケースはまさにアドレナリンの分泌によって引き起こされているものですね。

つまり火事場の馬鹿力は交感神経優位→アドレナリン分泌→リミッター解除といった流れになるかと思います。

”では火事場の馬鹿力が毎日発揮されていればいいのではないか!”そう考える方もいらっしゃるかと思います。
しかしちゃんと力が制御されているのにも理由があります。

筋肉の力には諸説あるようですが、普段発揮されている能力はMAXの2割程度といわれています。それは常に持てる力をすべて発揮できてしまうと、筋肉自体を壊してしまうからです。そのためリミッターがかかる仕組みになっているからだと言われています。

これは普段の生活にも言えることです。
常に交感神経を使っている状態にしていると、自律神経のバランスが乱れて体に不調をきたしてしまう原因となりかねません。
だから休養が大切で、何事もバランスが大切だということです。

交感神経について考えることはとても面白いですね!
明日は試合と交感神経を絡めていこうと思います。

それでは。

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自律神経と仕事

おはようございます。
本日も自律神経に関する考察を。

昨日は温度から見た自律神経についてを考えましたが、今日は仕事という観点をメインに据えて考えたいと思います。

自律神経のおさらいを簡単に。
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《おさらい》
自律神経とは、 自律神経は呼吸や心臓の動き、血液の流れ、食べ物の消化、体温などを制御しているもので、脳の視床下部を起点に脊髄を通って、手足の先まで全身にくまなくはりめぐらされているものです。

自律神経のうち、活動しているときや興奮・緊張するときに強く働くのが「交感神経」です。これが活発に働くと血管が収縮し、心拍数や血圧が上がります。アクセルの様なイメージというと分かりやすいでしょうか。

これに対し、休息やリラックス時、睡眠の際に強く働くのが「副交感神経」です。これが活発化すると小腸や大腸が盛んに働きます。いわばブレーキのような役割です。
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仕事をしている時というのは、集中をする必要があるので、気を張る交感神経が強い状態になるかと思います。
逆に休日に家にいれば、リラックス状態にあるかと思うので基本的には副交感神経が優位になります。

この両者がバランスを取りながら健康を保つ訳ですから、極端にバランスを乱さないことの方が大切な訳ですね。

現在の日本は明らかに長時間労働の傾向にあり、交感神経が過剰に働いている傾向があるかと思います。
そこには人間関係のストレスなどが含まれていたら、更に交感神経を強く働かせなければいけない状況にあるかと思います。

このバランスが悪くなった時には、下記の様なことが起こる可能性がある様です。

・ 本来なら熟睡して体を回復させるべき時に、副交感神経の働きが悪くて眠れない
・ 運動していないのに交感神経が働き心拍数が上がって動悸が起きる、また呼吸が早くなる
・暑くもなく、体を動かしてもいないのに交感神経が働き汗が大量に出る
・立ち上がる時に血圧がコントロールできずに立ちくらみを起こす
・体温調節がうまくできなくなり、火照りや冷えを感じやすくなる

といった不定愁訴が起きやすくなります。これを自律神経失調の状態と呼びます。
自律神経失調症という言葉はよく耳にするかと思いますが、その症状ですね。

だからこそ、リラックスや休息を入れて副交感神経が優位になる様にする必要がある訳です。
「何故休息が必要なのか?」それは自律神経の観点からみると一つの回答が出ます。

私も思い返してみると、ギリシャでの生活は交感神経状態がとても高い状態だったのではないかと感じています。
船に乗っている間は休日がなし、基本的に長時間労働、初めての環境での生活、寝室は2人部屋で相手に気を遣うといった環境でした。

もしかしたらその交感神経がかなり優位な状況が続いていた為に、体感したことのない精神状態になったのかもしれません。

私は休憩が下手な方であると自覚をしておりますので、意識的に、自然な形の休息時間を取る様に意識したいと思います。

この交感神経と副交感神経という観点から自分の生活を照らし合わせてみると、生活をより良くするヒントが隠れているかもしれません。

それでは。

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