どうしたら雪が降るのか?
おはようございます。
本日は何故私の住む南魚沼に雪が多いのかを説明していこうと思います。
実は私は恥ずかしながら何故日本海側の雪が多いのかを理解しておりませんでした。
そこで今回はブログを書きながら私も理解してしまおうという次第です。
まずは雪の降るメカニズムからおさらいします。
まず第一段階として、雨や雪を降らすには水分が必要です。その水分は、太陽が海や川、地面に含まれている水分を
温めることによって、水蒸気となり、空に登ります。
第二段階。
温められた水蒸気が登ると、冷えると水又は氷の粒に変化します。
これは高度が上がれば上がる程気温が冷える為ですね。
さらにこの粒たちは、空気中にある塩の粒や火山の噴煙など、雲のもとになるものにくっつきます。
この粒たちがくっつきあって徐々に大きくなっていき、落ちていくときに気温が高いと雨になります。一方で、気温が低ければ氷のまま地上に落ちていくので、雪となります。
以上が雪の降るメカニズムです。
それでは、何故私の住んでいる南魚沼、並びに日本海側は雪が多いのでしょうか。
それは季節風が主な原因の様です。
冬になると、ユーラシア大陸から冷たく乾いた風が吹いてきます。これを季節風と言います。
この季節風は日本大陸に向かって吹いてきます。
この乾いた風は、日本海を越えるときたくさんの水蒸気を吸い湿った空気になり、日本海側において水分をたっぷりと含んだ雲をつくります。
何故日本海側に水蒸気をたっぷりと含むかというと、それは日本海には暖流(対馬海流)が流れているからです。
お風呂をイメージすると分かりやすいかと思いますが、冬の気温が寒いときに入るお風呂は、夏よりも湯気が立ち込めてますよね。
暖流のお陰で日本海の水温は暖かく、そこに冷たい風が吹いてくるために水蒸気がたくさんできるのです。
この雲が、日本海側に量の多い雪を降らせるのです。
更に南魚沼市は山に囲まれている地形です。
日本海側から湿った空気は、この山々を超える必要があります。つまりその水蒸気たちは高度ををあげるのです。
高度をあげることにより、気温が下がり、さらに雲を発達させて山を越えた所に雪を振らせるのです。
これが南魚沼に雪を降らせるメカニズムとなります。
これは日本海側に山脈を抱えている地域であれば、同じことが言えますね。
私が雪について考える様になったのも、毎日の様に雪を見ているからこそ。
環境が変われば、考えることも変わりますね。
というわけで、これからも雪に対する知識を深めて行きたいと思います。
それでは。