その大前提を暴きだそう

神奈川県の塔ノ岳

こんにちは。昨日都内である講演会に参加してきました。

内容は、「日本人の生産性」に関する討論でした。
形式はファシリテーターの方とゲストスピーカーの方が一人ずつおり、あらかじめテーマに沿って話していきながら、時々一般の参加者のお話を聞くというスタイルです。
ゲストスピーカーの方は有名な方で、メディアにも良くお目に掛かる方です。内容は新しい視点がいっぱいで、数多くの学びが得られました。私が特に感じたのは、「事実とデータにしっかりと目を向ける重要性」です。

 私達はゲストスピーカーの方にある質問しました。そこで返ってきた内容に「データと事実を前提に話を進めて行けば、そもそも議論の余地がない場合がある」ということを仰っていました。確かによくよく考えて見ると、私も事実やデータが存在するにも関わらず、それらを直視しないでフィーリングで物事を話していることがあることに気が付き、反省しました。私がこれから行うことを一つ決めました。それは「もし分からないことや疑問に思うことがあれば、自分から調べて自分で納得するする結論を出す」です。最近の私達は知らず知らずのうちに新聞やテレビの情報に踊らされ、他人の意見がそのままの意見になってしまうケースが散見されます。他人の意見がそのまま自分の意見になってしまうという事は、自分の頭で考えていないということになります。つまり仕事でも自分なりの独自性がなくなってしまうということに繋がりかねません。こうならない為にも、常にある情報に対して事実を知り、自分なりの意見を持つ様に心掛けることが非常に大切だと感じました。

(2017/4/16追記)その質問の内容は、「〜さんの様な根本的で分かりやすい解説を出来る視点を作るには、日頃どの様なことを意識していますか?」という質問です。
私がこの質問をした背景は、一般的な疑問を誰もが納得する分かりやすい切り口で解説をしているからです。例えば、「世界各国のGDPランキングはほぼ人口の数だ」といった様にです。私もこうした視点を持ちたいと思った為、質問をしました。
回答は「まずはしっかりと事実とデータに目を向けることから始める」という回答でした。この質問の回答内容を自分なりにまとめると、下記の様な流れになります。

・まずはそれぞれの原因に隠れている大前提を暴き出す
・その前提を暴き出すには、その問題を分解をすること。
・分解をする時は事実や数字(データ)を見る。
・常にその問題に対して自分なりの問いを持ちながら、問題を明らかにしていく。
・大前提を暴き出すと、問題の発着点から現在に至るまでの大まかな流れが見えてくる。
・客観的に見て誰でも分かる、根拠のある解を出す。

 私がこの流れをまとめて気づいたことは、データとは事実であり、それぞれキーとなる事実(いわゆるターニングポイント)を拾い集めることで大切なことが見えてくるのだなということです。今まではデータは大切だと分かっていましたが、なぜ必要なのかを即答はできていませんでした。今回質問に回答して頂くことで、自分の頭の中をクリアにすることができました。

 自分が疑問に思ったことや仕事に取り組む時、こうした視点で考えられる様になることで自分の出せる結論は大きく異なってきます。 これからは今回まとめた流れで物事に向き合って行こうと思います。

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