おはようございます。
昨日のブログではデザインについてお話をする予定でしたが、予定を変更します。
昨日は以前からお世話になっている方が運営に携わっているフィットネスクラブの見学をさせていただきました。
そのフィットネスクラブは、施設はビルの一室にあり、マシンも本当に絞られて10台にも満たない程度です。
いわゆる大手の巨大なフィットネスクラブとは違います。
しかしこちらのフィットネスクラブはお客様に対して、結果を出し続けているのです。
私はそこのフィットネスクラブのマネージャー様とお話をさせていただき、その理念と取り組みに感動をしました。
何故結果を出せるのかというと、その理由はシンプルだけど突き詰められた仕組みにあるのだなと感じました。
一回のトレーニングが少人数の指導で、トレーナーさんがトレーニング中必ずお客様全員に目配せが行き渡るので、細かい指導ができます。
その他にもたくさん感じたのですが、何よりもトレーナーさんの力です。トレーナーさんの志と体に対する知識、そして指導があってこそ成り立ちます。
私は大学生時代、大手のフィットネスクラブでアルバイトでお世話になっていました。
私自身は楽しく働かせていただきましたが、大手のフィットネスクラブというのは会員がとても多く、マシンも多いです。スタッフは現場に2,3人程度が巡回しています。その為、当然ながらトレーニングされているお客様を全員定期的に指導をするということは難しいです。
トレーニング慣れされていて、ご自身で計画的にトレーニングが出来る方ならいいですが、トレーニングにあまり慣れておらず、「痩せたい、脂肪を燃やしたいけど何をすればいいのか分からない」というお客様には結果を出すのが難しい環境です。
しかも現場はアルバイトのスタッフの割合が多いです。つまり体に対する確かな知識を備わっていない人が現場を周っている状態になってしまっている場合が多いです。
つまりもし聞かれてもありがちな知識からの受け答えになってしまう場合が多いのです。
これでは会員さんもやる気が続かず、辞めてしまう場合が多いのです。
私もそうして辞めていく会員様に対して、「お金を払ってもらっているのに、何も還元できていないな」と葛藤を感じることが多かったです。
そうした大学時代の経験もあり、とても感動したのでした。
私が感じたのは、「これからも大切なのは人である」ということ。
フィットネスクラブを例えていうのであれば、いくら最先端のマシンやスタジオのプログラムがあったとしても、それを使いこなせなければ意味がありませんし、それをしっかりと指導ができる人がいなければなりません。
更に「痩せる・筋肉を付ける」ということが目標なのであればもしかしたらその最先端のマシンでなくても目標は達成出来るかもしれません。
こうした見極めをするのは人で、体に対する知識を適切にそれぞれのお客様に対してベストな形で提供するのも人、お客様の目標に対して適切な提案をするのも人です。
更に理念・志に共感するのは人です。
つまり結局は人あってこそのことなのです。
こうした部分がAIにとって代わって同じ質を提供することはまだないと思います。
人に関しては、どんな仕事においても企業側の教育とスタッフ・社員側の主体的な学びが必須だと感じました。
今回は現場に伺い、学ばせていただきました。
ありがとうございました。
それでは。