おはようございます。
昨日はあるお仕事で、ゴミの調査をしてきました。
調査の目的はどの様なゴミが多いのか、住民はしっかりと分別をしてゴミを出しているのかを調べるものです。
具体的な流れとしては、ゴミ収集センターに集まった「燃えるゴミ」をの中身を取り出す→そのゴミを開封する→種類別に置かれたカゴの中にそのゴミを分けて入れる→分け終わったら量を計測すると行った流れです。
ちなみにそのゴミの種類というのは、生ゴミ、プラスティックのトレー、衣類等です。約30~40種類以上ありました。
私の作業はそのゴミの中身を取り出し、ゴミを種類別に分類し、箱に入れる係です。
作業自体はとても臭く、あまり気持ちのいいものではありませんがとても勉強になりました。
実際に分別していると色々な種類のゴミがあるのだな思いますし、ゴミ見ることでその人の生活の様子が少し想像できてしまいます。笑
私が驚いたのは、ペット用のシートとオムツの量の多さです。
重さに換算すると、全体の1割程あったのではないかと思います。私は燃えるゴミの日は生ゴミが中心となっていると思っていたので、意外でした。
また、分別ができていない割合もとても多かったです。燃えるゴミの日なのにプラスティックのゴミを出していたり、ビンやカンを出していたりといった割合です。
私はこれらを見て、自分も改めてゴミの分別はしっかりしなければ!と思いました。
非常に勉強になる機会でした。
私が感じたのは、汚い!と感じる経験はした方がいいなと言うことです。
何故ならありがたみが湧いてくるからです。
今回であればゴミの中身を更に分別する作業からゴミの収集してくれる人への感謝の気持ちが湧いてきます。
そしてゴミを「ゴミをしっかりと分別しなければ!」という気持ちも湧いてきます。
他の「汚い」繋がりで言えば、トイレにも言えます。世の中にはまだまだトイレの紙を流さず備え付けのゴミ箱に捨てなければならない国もたくさんあります。
例えば現地でトイレで紙を流せない経験をすることで、日本が普通よりも恵まれていることが分かりますし、今おかれている境遇にも感謝をすることができます。
こうした経験をせずに育ってしまうと、何もかもが当たり前で、感謝の気持ちが育たなくなってしまう危険性があると感じました。
また、極端な潔癖症の人の増加です。社会のインフラが整い、こうした「汚い」経験が遠ざけられていることも一因に挙げられるでしょう。
そもそも人は菌と共生しており、多少泥まみれになったり、転んで小さな傷を作る経験をすることで菌に触れ、体に菌に対する耐性がつくのです。
最近のアレルギーの増加は食品添加物や薬品だけでなく、過度な除菌や抗菌も原因の一つとされている様です。
今回の経験ではとても良い気付きを得ることが出来ました。
まずは皆さんも自分なりの「衛生観」に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
それでは。