おはようございます。本日はギリシャのクレタ島、ソーダ港に到着です。
約一ヶ月ぶりのクレタ島です。
今日の朝、初めて乗客の方に「コップンカー」と声を掛けられました。
私はタイ出身ではありません。
本日はサッカーについて。
私は最近ある記事で本田選手の所属チームであるパチューカのスポーツディレクターの方の言葉が印象に残りました。
それは、「私たちにとって育成は、ビジネスでもあります」という言葉です。
パチューカは育成に大変力を入れており、中学校・高校・大学・大学院まで幅広い年代が通う「パチューカ大学」なるものがあるそうです。
最近ではパチューカの若手の選手がオランダの名門チームに高額な移籍金と共に移籍をしたそうです。
その選手は10代の中頃からパチューカの施設に入り、プロを目指していたそうで、今回の移籍が実現した様です。
つまり金銭的な観点から言うと、パチューカは「自分のチームで育成した選手を、高額な移籍金と共に移籍をすることで、より多くのお金を手にした」ということになります。
私は、「選手を育成し、その選手の移籍金をチームの資金源にする」という考え方はありだなと思いました。
プロサッカーチームでいうと、チームの主な収入源は観客の入場料、スポンサー、ファンクラブやグッズ、ライセンス収入といった所が大部分を占めるかと思います。
そうした収入源と比較すると、育成というのは一定の時間を要するものであると感じます。
しかし育成の成果が出てくると、チームの選手層は厚みを増しますし、ビッグクラブでの移籍が実現すれば、その移籍金が更にチームの資金とすることが出来、よりチームの基盤が強固になる訳です。
そう考えると、育成というのはチームを作る上では欠かせない部分なのだと感じました。
更にパチューカのスポーツディレクターの方は、「今後もパチューカはさらに育成に力を入れて行きます」と言っていました。
現在ビジネスにも力を注いでいる本田選手がパチューカを選んだ理由が少し分かった様な気がします。
それとは対照的に、日本のあの新聞の会社のチームは毎年「選手補強」に精を出し、成功と失敗を行ったり来たり。
何故あそこまで超短期的目線になれるのかが不思議です。
プロ野球チームには下部組織がなくとも、そのチームの育成という面ではもっと投資の割合をあげてチームの基盤を強固にすることが出来るはずです。
「育成は、ビジネスだ」。
面白い言葉をありがとうございます。