朝、太陽光もしくは電球を浴びるのとでは何が違うのか

おはようございます。
以前から疑問に感じていることがあります。
それは朝に太陽光と部屋の電球を浴びるのとは何が違うのかということです。

私の中の何となくの感覚では、朝は太陽光を浴びた方がいいというのは分かります。
理由は簡単で大昔は電球など存在せず、ずっと太陽の光を浴びて生活をしていたからです。

ということで今回はどこがどう違うのかを調べてみます。

まず、太陽光と蛍光ランプなど人工照明は、含まれる光の波長が違うそう。

まずそもそも光には波の性質があります。この波の長さを波長と呼び、波長が長いと赤く見え、短いと紫に見えるそうです。
光には赤や紫の波長だけでなく、黄や緑や青など様々な波長が含まれています。
つまり私達が見ている光は、長さの異なる波長の光が組み合わさったものを視覚として捉えているということです。

太陽光には、あらゆる長さの波長の光が含まれているそうですが、蛍光ランプは、目に見える長さの波長を組み合わせて、白い光に見えるよう作られているのだとか。
太陽光の下と蛍光ランプの下でモノの色が微妙に違って見えるのは、含まれる波長の違いからだということです。

では実際に朝、太陽光と人工照明を浴びると何が変わるのか。
それは、分泌されるセロトニンの量が変わるのだそうです。

セロトニンという言葉を聞いたことがあるかと思います。
セロトニンは脳で作られ、脳内に分泌される脳内物質の1つで、精神の安定や睡眠に深く関わっています。
朝起きたときから分泌が始まり、日が沈む夕方まで分泌され続けます。
効果としては、脳を最適な覚醒状態にする、心のバランスを整える、自律神経のバランスを整える、姿勢筋の働きを良くする、痛みの調節をしてくれる等の効果があります。
もういいことしかありませんね。

逆にセロトニンが不足すると、ネガティブな思考になったり、内臓の働きや代謝が下がったり、ストレスの影響を受けやすくなる、疲れやすくなる、寝付きが悪くなる等があります。

ただこのセロトニン分泌をするには、2500~3000ルクス以上の高照度が必要なのです。

(ルクスとは→”照明の明るさの程度を表す単位。 一ルーメンの光が、光源から一メートル離れた一平方メートルの表面を一様に照らす明るさ。”
ルーメンとは→”光束の単位。一ルーメンは一カンデラの点光源から単位立体角に放射する光束。”
カンデラとは→”光度の単位。国際単位系の基本単位の一つ。”
光度とは→”点状の光源から特定の方向へ放射される単位立体角あたりの光の明るさ。”)

太陽光はこの照度を満たしていますが、電灯の光の場合はどんなに照度が高くても500ルクスなのだそうです。

これで分かりました。
つまり朝にしっかりと太陽光を浴びればセロトニンが分泌されて、心身共に良好なコンディションに持って行くことが出来るということですね。

私もこれからはセロトニンをしっかりと分泌出来る様に、朝起きたら直接陽の光の浴びる習慣を作って行こうと思います。

明日もセロトニンについての考察を書いて行きます。
それでは。