グッドデザイン賞の感想

おはようございます。
昨日は東京モーターショーについて書かせていただきましたが、実はその後東京ミッドタウンで開催されていたグッドデザイン賞の展示イベントの
GOOD DESIGN EXHIBITION 2017
へ行きました。
本日はその感想を書かせていただきます。

グッドデザイン賞の歴史は長く、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」以来約60年にわたって実施されているだとか。
今回の会場内には4,495点の展示がありました。

グッドデザイン賞は見ているだけで本当に面白いです。
「ああ、こう来たか!」「こういうやり方があるのか」「これは欲しい!」とワクワク感が止まりません。

私がデザインを通じての一番好きな部分はワクワク感です。これは、というものに出会うと勝手に鼓動が高鳴ります。

特に私が一番驚いたのは、多治見市にある火葬場、”多治見市火葬場 華立やすらぎの杜”です。とにかく建物のデザインが圧巻です。そしてこちらの建物が多治見市で、行政の建物であることも驚き。
私が燃やされる時が来たら、こんな所で燃やされたいと思ってしまいました。
火葬場は高齢化に伴い需要が上がり、火葬場そのものの数が増加することが予想されます。ただ普通の火葬場を作るのではなく、デザインの素晴らしいな火葬場ができるだけで与えるインパクトが大きいと思いました。

その建物の外部や空間が感性に訴えかけるものであれば、ご参列者の方々の心境にも変化が起こせるのではないでしょうか。

更に、火葬場を建設するとなると近隣の方からの反対は必至です。そんな時にも少しでもデザインが良いものを提案することは建設のハードルを下げることにつながるかもしれません。

また、グッドデザイン賞のベスト100には函館で年2回開催されている”バル街”というイベントが入っていました。

つまり、デザインは絵や実体を伴うものといった目に見えるものだけではないのです。
イベントもデザインとして見られる対象なのです。

デザインという言葉を辞書で調べてみると、『作ろうとするものの形態について,機能や生産工程などを考えて構想すること。意匠。設計。図案。』とあります。

つまり辞書でいうと、イベントは『構想・意匠・設計』の部分に該当しますので、デザインとして見られるということは必然だったのですね。

そのデザインを用いることで、実際にその中の過程が良いものにも悪いものにも変化します。
デザインという言葉はとても広く、奥が深いものだと感じました。

私はこのイベントを通じ、グッドデザイン賞そのものがグッドデザインだと感じました。

明日もグッドデザインについて書いていこうと思います。
それでは。