おはようございます。
昨日は高原価率のブランド、飲食店についてお話をしましたが、その流れでメーカーズシャツ鎌倉(通称鎌倉シャツ)についてお話をします。
私はメーカーズシャツ鎌倉は1991年に創業した企業で、シャツを中心にビジネス、カジュアルから小物までを取り揃えているお店です。現在は国内とニューヨークを中心に30店舗近くを展開しています。
昨日のブログでアップした通り、シャツの原価率は約59%と言われており、アパレル業界の平均である約17%~18%の3倍位以上です。
単純計算すると、15,000円するシャツが5,000円で買える計算になります。
私個人もファンで、仕事用のシャツとネクタイはほぼ全て鎌倉シャツです。
最初はただ地元のブランドだからという理由で使っていましたが、使っていくうちに他のものと何が違うのかが分かってきました。
語り出したら止まらなくなってしまうので、今回はシャツとネクタイの一部分に沿ってお話を進めます。
まずは、シャツ。シャツは税込5,400円から購入可能です。
ずっと着ているともう青いマークのスーツ量販店に売っているようなシャツは着られなくなります。
まずは体のフィット感がいいです。例えば量販店に売っているシャツは万人に着られる様にシルエットがかなり大まかに出来ていている場合が多いですが、鎌倉シャツはサイズ展開も細かく、初めて行った方は桁丈と首回りを測って適切なサイズを選んで頂けます。その為よりシルエットよくシャツを着ることが出来ます。
また私が実感しているのは、腕の動かしやすさ。
より立体的な裁断にこだわられているからか、腕を上げ下げしてもシャツの裾が上がってはみ出てしまうということも少ないのです。
とにかく、着心地も全然違います。
これは言葉で説明するよりも、着続けて別の安い量販店のシャツを着ると違いが分かると思います。
私がイチオシなのはネクタイです。ほとんどのネクタイは税抜き5,400円(税込)です。
ネクタイの方が違いが分かるかもしれません。
鎌倉シャツのネクタイに出会う前の頃は、「ネクタイの違いなど分からない」と思っていました。
しかし使用し続けていると、勝手に違いが分かります。
特に違いが分かるのは、厚みと弾力です。
鎌倉シャツのネクタイを使い続けていると、一般的な量販店の安いものは、何だか「薄くて硬いな」と感じる様になります。
それに気付いてからは、段々とネクタイに興味が湧いて色々なお店にあるものと比較をする様になりました。
例えば量販店に行ったり、百貨店のブランドショップにあるネクタイと比較をしました。
そうすると、驚いたことに鎌倉シャツのネクタイは百貨店に置いてある15,000円のネクタイと同等かそれ以上の質、雰囲気であることに気付きました。
また、最近は街中でネクタイをしている人を見ても「この人はいいネクタイをしているな」というのも分かる様になってきました。
これもいいものを身につけることによって得られるいい部分なのだと思います。
もちろん、上質なものを身に付けることによって急にうまくいく、とかそういうことはないかと思いますが、
私はいいものを身に付けることでより心の充足感に繋がるなと感じる部分があります。
ブルース・リーは「Don’t think, feel.」と言いました。とにかく感じることはとても大切です。
更にその上質なものが何故安価で提供されているのかという仕組みを考えること、それを生み出している方々の哲学や理由を知ろうとすることでより深い考察に辿り着くと思います。
だから私は何をするにしても「いいものとは何なのか、何故それが出来るのか」を考え続けていきたいと考えています。
それでは。