【二十四節気:春分(しゅんぶん):3/20~4/3頃】
春分(しゅんぶん)は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に昼間の時間が長くなっていきます。「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」という国民の祝日でもある。
【七十二候:雀始巣(すずめはじめてすくう):3/20~3/24頃】
雀が巣を作り始める頃。俳句や民話、童謡にも用いられ、日本人にとって古くから身近な存在である雀であるが、最近では生息数が少なく、貴重な存在に。
おはようございます。
本日はまた寒さが戻ってきました。
本日は味覚について。
いきなりですが、味覚がほんの少しずつでありますが磨かれてきた感覚があります。
その一つが、お蕎麦に対する感じ方の変化です。
私にはお気に入りのお蕎麦屋さんがあります。
そちらは創業100年程の歴史を持っています。
そこの若大将は週に数日私の職場の厨房でお手伝いをしに来てくれる方です。
お蕎麦はとても美味しく、何度か通っています。変化が起き始めたのはそこの蕎麦屋さんへ始めて行ってから以降のことでした。
魚沼エリアはそばの産地でもありまして、お蕎麦屋さんがたくさんあります。
私はまずそのエリアで有名で比較的大きなお店を回ることにしました。
それらのお店のお蕎麦を食べてみても正直、あまり感じるものがありませんでした。
私の中から出てくる感想は、「あれ、何だか風味がしないな〜」「乾麺なのかな?これは?」と言った具合です。
私の感じたことがおかしかったのかもしれないとも思いました。
そして昨日お気に入りのお蕎麦屋さんへ行った時のこと。
やっぱりお蕎麦の風味がするし、何だか瑞々しさもあって、美味しい。
若大将と少しお話をする時間があったので、そのことについてお話をしました。
お話の内容についてはお店の悪口になってしまうかもしれませんので、書かないこととしますが、どうやら私の感じていたことは誤っていなかった様です。
私も少しは味覚というものが磨かれてきたのではないかと思い、少しだけ嬉しくなりました。
何故こうなったのかということを考えると、現職に就いてからだと思います。
私の働く職場において、食は根幹を成すもの。お客様の前でその食材をプレゼンテーションする必要があります。
そうすると自身も確かな味覚を持っている必要があります。
そこで私は口に入れる全てのものに対して感想を持つ様にする癖を付けることにしました。
それぞれの山菜の苦みや、その日食べた米の風味や硬さ等々・・・。
メモは取らずとも、口に入れたものに対してどう感じたか、自分に問う様にしました。
そうした結果が今回のお蕎麦のお話に繋がった様です。
ちなみに、そのエリアで有名なお店達(2店舗)は私のお気に入りのお蕎麦屋さんよりも「食べログ」の点数が高いです。
食べログは初めて行くエリアのお店選びの参考にはなりますが、その評価と自分の評価に乖離があることがしばしば。
食べログさんには感謝の意を示しつつも、自分なりの基準があったらより食を楽しめると思います。
つまり、自分の「味覚」確かなものにすることが一番ですね。
ということで、これからは一食一食を感じようとし、「本物」に触れ続けることで更なる高みを目指していきたいと思います。
それでは。