こんにちは。
本日も先週金曜日に参加したイベントからお話をします。イベントについて簡単に整理すると、のメインテーマは「日本人の生産性」についてで、ファシリテーターの方とゲストスピーカーの方が一人ずつおり、あらかじめテーマに沿って話していきながら、時々一般の参加者のお話を聞くというスタイルです。ちなみにゲストの方は長年日本に住む外国の方です。
そもそも生産性とは何でしょうか。今回におけるイベントでの定義は、国民一人当たりのGDPで考えていきました。つまり簡単に言うと、国民一人当たりの平均に換算すると、どれだけのお金を生み出しているかと言う指標です。
日本は世界のランキングで見ると第3位。1位はアメリカ、2位は中国です。しかし国民一人当たりのランキングで見ていくと、世界第27位に交代しています。これはG7(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)の中ではもちろん、先進国と呼ばれる国々の中でも最下位の数値となってしまいます。
つまり数値だけを見ると”日本人の生産性は低い”となってしまうわけです。
それでは何故日本人の生産性が低いという指標が出たのでしょうか。私がイベントの中で腑に落ちたのは、ゲストの方の「日本の場合は一生懸命に無駄を効率的に重ねている」という一言です。これは見事に日本人のメンタリティを言い当てていると感じました。
例えば過剰サービスです。コンビニの24時間営業や、過剰な「おもてなし」思想等です。
その方が例に出して言っていたのは「『上へ参ります』と言われることよりも改善して欲しい部分がある」のようなことを仰っていました。笑
もちろん私達はその恩恵を存分に受けていますが、私はそこまでしなくてもいいだろうと考えます。腐る程あるコンビニのほとんどが24時間と言う光景は他の国では見たことありません。私は電気が本当に勿体無いな、と常々感じています。
そうした結果以上に無駄に過程を重んじる部分を積み重ねてきた結果が現在の生産性の低さに繋がっているのだと感じます。
もちろん細部にまでこだわることは素晴らしいことです。だからこそ日本人は他国では考えられない様なハイクオリティな製品やサービスを編み出してきました。これからは私達個人と組織がそうした良さを活かすために必要な部分は残し、不要な部分はなるべく削っていく為にどの様に行動をしていくのかがより大切だと思います。
そうして手に入れた生産性は、労働時間の短縮に繋がりより短い時間でより良い収入を得ることに繋がります。
つまり生産性を上げることは人々の金銭的余裕のみならず、心の余裕をもたらしてくれる分かりやすくて大切な指標なのです。