久米島から帰ってきて、2週間が経とうとしている。
正直、私の体調は安定しない。帰宅直後は眠りに眠り続け、またお腹の調子がイマイチだ。風水のせいにしたくはないが、気は悪い。
半日だけ、沖縄に滞在した。師はそのお店で一番高いステーキをご馳走してくれた。ご馳走様です。その後私のフライトが近付き、車で那覇空港まで送ってくれた。その到着しようという直前、ドラゴンセレナ内にて”今回の日記を書いてよ(台詞は定かではない)”と言われた。私は何の文章を書けば良いのかと分からず、”長くなりますけど、いいですか。”と生返事をした。
そこから何となくその言葉が頭から離れない。
そして私は最近からその長期滞在に関する事柄を文章にまとめることにした。
以前の私は文章を強迫観念で書いていた。
今回は違う。なんとなく書きたいから書いているのだ。
書いてみると、自分の異なる人格が現れてくる。その文体は私であって私でないみたいだ。まるで二重人格。私の脳内のカオス具合が分かる。
そう、私はやや多動不注意の気があるのだが、それを隠しているのだ。
実際に私はそのことについて話すと、”え、本当?とても落ち着いている様に見えるのに”と言われることもある。それは仮面の私である。
長期滞在を通じて、自宅へ戻ると色々な変化を感じることが出来た。同時に両親と間にあった、溜まりに溜まった膿を出すかの様にお互いの不満が噴出する出来事もあった。
常に清濁は併せ呑むものである。
そのうちの一つは、
パッと最初に目についたもの
である。
実はその、なんとなく目についたものは潜在意識が欲しているものであるという可能性だ。
レストランのメニューを見た時の食べもの、カフェのメニューを見て最初に目に飛び込んできたドリンク。
”今日はこれを頼もう”と事前準備をしたのに、目に入ってくるものが違う。
それは、顕在意識が事前に”これを頼もう”と決めていても、潜在意識は違うものを求めているかもしれないというサインである。
久米島から帰ってきて、それに気付いた。
これを食べようと冷蔵庫の中をみて、最初目に入ってきたのはそれとは違う食べ物。
上島珈琲で紅茶を頼もうとしても、メニューで最初目に飛び込んできたのはレモネード。
ちなみに私は、白砂糖が入ってそうな食べ物や飲み物をだいぶ控えていた。
しかし久米島から戻ると、柔軟性が出たのか、”まあいっか”と思う様になった。
そして甘そうな・・レモネードを頼む。実際に甘い。
嗚呼、悪くない。頼んで正解だったかも。
Mr.Children風にいえば、”およそ期待していた通りのあれが僕を締めつけた”の逆である。