接客をする人は、自身も積極的に接客を受けよう

【二十四節気:啓蟄(けいちつ):3/5~3/19頃】
啓蟄(けいちつ)とは、土中で冬ごもりをしていた生き物達が目覚める頃のこと。
生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きとしています。

【七十二候:菜虫化蝶(なむしちょうとなる):3/15~3/19頃】
厳しい冬を越したさなぎが羽化し、美しい蝶へと生まれ変わり、羽ばたく頃。菜虫とは、大根や蕪などの葉につく青虫のことを言う。

おはようございます。
さて、本日から七十二候が変わり、啓蟄(けいちつ)の末候、菜虫化蝶(なむしちょうとなる)へ。
意味は上記の通り。南魚沼は今日も晴れ。凄い勢いで雪が溶けすぎて、逆に心配になってしまうくらいです。

さて、昨日はお休みでしたので、お気に入りスポットの魚沼の里(http://www.uonuma-no-sato.jp/)へ行ってきました。
魚沼の里には大きな雪室があり、そこでは15分程の無料の見学ツアーがあります。
私はその見学ツアーに申し込み、参加をしてきました。

先日のブログでは雪室について書きましたが(https://goo.gl/vBnpvq)、実際に見てみると新たな気付きが。
魚沼の里の雪室は庫内に雪を貯蔵することで空間自体を冷やす「氷室型」で、貯雪庫(雪を貯めるスペース)と貯蔵庫(保存するものが置いてあるスペース)の間に簡易的なしきりしか設けない「自然対流式」。
雪は少しずつ溶けますが、雪を補充するのは毎年2月だけで、一年中その雪が残ります。空間を冷やす為には電気は使われていない超エコ仕様です。
これは雪国でもっと活用されるべきであると感じました。

私はそこで担当の方の話を聞きながら周りました。
その方のお話自体はとても素晴らしく分かりやすかったのですが、偉そうながら「ここはこうして話せばもっと伝わるのにな」ですとか「ここはこうして伝えればもっと感動してくれると思うんだけどな」と思いながら周りました。

そこで私は気付きました。
「接客をする立場なら、自分も様々な接客を受けた方がいい」ということです。

どういうことかというと、自分が普段行っていることを逆の立場になって受けることでたくさんの気付きがあり、もっと自分が仕事に活かせるヒントがたくさんあるということです。
昨日の雪室見学を通じてそれを感じました。

では、どんな接客を受けると良いのでしょうか。
それは様々な業種の接客を受けることだと思います。

同業者である旅館やホテルに泊まることでも発見があるでしょう。
逆に普段は行かないおばちゃんが営業しているスナックへ行っても新たな発見がありそうです。
ガイドさん付きの登山ツアーへ行っても発見があると思います。
バスガイドのしゃべるバスツアーに行っても面白いかも知れません。

上記の様に様々な接客を受けることで得られることがたくさんあるということですね。
更に、その受けるサービスの単価を高くすることで学びの質はぐっと深まることでしょう。

例えば、高いレストラン。高いレストランであれば客室もぐっと高まります。
お酒や料理に対する知識、お酒の注ぎ方や一つ一つの動作がより洗練されている必要があります。
つまりサービスのレベルは必然的に高まり、接客を受ける側も一つ一つに対して感じられる割合が高くなると思います。

つまり幅広い接客という横軸と良質なサービスという縦軸という広い範囲内で接客を受ければ、自分のサービスにも幅を出せるということです。

日常には、学びが転がっていますね。
座学だけが学びではないということが良く分かります。

ということで、今後は接客を受けることによる学びも深める様な日常も意識して行こうと思います。

それでは。