こんにちは。本日は朝にギリシャのピレウスへ到着し、夕方にギリシャのシロス島へ到着予定。
本日は昨日あった少し嬉しいお話をします。
昨日は日中ミロス島へ寄港していました。
昨日は珍しく長い休憩時間が取れましたので、少し遠出をすることにしました。
私が選んだのはパレオホリビーチ(Paleochori beach)という所。こちらは港から10km程離れています。
バスで行きたかったのですが、バスは1日に4本しかなく、行き帰りの時間が合わなかった為自転車を借りて行くことに。
私は先週、先々週とそちらの方で自転車を借りました。お店へ行くと、見慣れた顔のお兄さんが。
「いつもの自転車をお願い」というと、「Don’t worry, come with me(心配いらないよ、ついて来て)」と一言。
何が心配いらないのかが全然分かりませんでしたが、続けてお兄さんはこう言いました。
「You are so important customer for us. We want to take of important customer. So you can use it whatever.」と言われました。
なんと本日は無料で使わせてくれる様です。
私は感謝を告げて、身分証明書(クルーカード)だけを預け、パレオホリビーチへ向かいました。
ちなみにパレオホリビーチまでの道のりは登り下りが多く、結果的に片道1時間程掛かりました。
しかしビーチは評判通りの美しさで、ゆったりととてもいい時間を過ごすことが出来ました。
後程お店の人にそのことを話すと”Did you really go by bicycle? If I go to Paleochori by bicycle, I will die.(haha)”と言っていました。
往復で20kmを2時間です。確かにそう言われるのも無理はありません。中々過酷でした。
そしてまたレンタルショップへ帰ってくると、店長さん(だと思われる人)がこう言ってくれました。
“You are so good customer for us. You come here every Sunday. You are so kind. So today this is our present.”
特にkindなことをした覚えはなかったのですが、一つだけ思い当たる節があります。
それは先週このお店に来た際、スタッフの10代くらいの女の子に「自分の名前を漢字で書いて欲しい」と言われたので書いてあげたという一幕がありました。
もしかしたらその事があったからかもしれません。
話が少しそれますが、海外の人に漢字で当て字を書いてあげると、本当に喜んでくれます。
昨日の出来事を通じて感じたのは、「もし商売をするのであれば、人を大切にすることはもちろん、自分自身もいい顧客であることが大切だ」ということです。
私にとって昨日の出来事は、無料にして頂いたのはもちろん、それよりもいい言葉を掛けてくれたことが嬉しかったです。
人を大切にすることは基本中の基本。目の前の人に対して出来ることをしっかりと行う。
私も仕事でそうありたいなと思いました。
また逆も然りで、私がサービスを受ける際はいい顧客でありたいと思います。
もし「しっかりとお金を払ってるんだから、それ相応のサービスをしてくれよ」と言った傲慢な態度であれば、提供側の質も変わって来てしまうはずです。
逆にこちら側もサービスを受ける側として敬意を持った態度で接していれば、相手から学べることが前者よりも大きいと思います。
そしてその受けたサービスは自分自身がサービスを提供する際の思わぬ学びとなることがあります。
ミロのヴィーナスが見つかった島。美しいビーチがたくさんある島。不思議な経験をさせてくれる島。
私にとってミロス島は一番お気に入りの島です。
それでは。