【二十四節気:立夏(りっか):5/5~5/19頃】
この日から立秋の前日までが暦の上では夏となります。新緑に彩られ、さわやかな晴天が続く頃です。ちょうどゴールデンウィークの時期にあたり、レジャーに出かけるにもよい気候。
【七十二候:竹笋生(たけのこしょうず):5/15~5/19頃】
たけのこがひょっこり顔を出す頃。伸びすぎないうちに収穫しなければ、美味しいたけのこは味わえません。種類によって収穫期は異なるので、三月から六月頃まで収穫できます。
おはようございます。
本日から立夏も末候となり、”竹笋生(たけのこしょうず)”となりました。
上記の”ひょっこり”思い出したのですが、最近は”はい、ひょっこりはん”というのが流行っている(いた?)ことを知りました。
テレビを観ていないとお笑い芸人にも疎くなってしまいますね。
ですが、それでいいのではないかと思っています。
さて、本日は軸足をずらすことについてお話をします。
今朝は、最近”ほぼ日”くらいの勢いで通っているカフェのオーナーさんとお話をしました。
その方とお話をしていて思ったのは、”軸足をずらすことは非常に大切だな”ということです。
言い換えると、”別に真っ向勝負をしなくてもいい”ということです。
例えば、就活の競争で超有名な広告代理店に入ること。
これは何万人の応募の中から、数十人として選ばれなければ入ることのできない世界です。
例えば、ディズニーランドのキャストの中で上の地位まで上り詰めること。
世の中には熱狂的なディズニーファンがいて、そこに憧れて入った人達がたくさんいますので、そのディズニーに対する知識量や、気持ち、技術で上に登り詰めるには中々大変で、それなりの年数を経ないと難しいと思います(少し想像も入っています)。
例えば、数万人規模の大手企業で役員まで登り詰めること。
これも非常に大変。現在の役員は数十年その企業に属していることがほとんどで(だいぶ減ってきたように思いますが)、結果を出すことはもちろん、時には胡麻擂りが必要で、従順さが求められるとも思います。
上記に挙げたことができる人は、とても凄い人だと思います。
そして、大多数の人が憧れることだと思いますし、もし出来たとしたらステータスにもなれるでしょう。
ですが、皆がその一握りの枠を手に入れるための努力が必ずしもその人にとっていいことなのでしょうか。
私はそうは思えません。
ではどうすればいいのか?
それは”軸足をずらす”という考え方です。
この考え方は、確か有名な方が提唱していた様な気がしています。
例えば、価格競争でこのお話ができると思います。
価格競争が相変わらず激しい家電業界。
”他店よりも安く売ります””もし他店の方が安ければ、ご相談下さい””安心最低価格保障!”
消費者にとってはありがたいお話です。
しかし、どんどん安く売ることに目を向け過ぎて、どの店舗も苦しくなってしまい、統廃合してしまったのはご覧の通り。
では価格競争から軸足をずらしてみたらいかがでしょうか?
その好例があります。
例えば、他店よりもその商品が高くても、アフターサービスの徹底をする。
買った時の価格は高くても、以降は無料でアフターケアはもちろん、配線の設置、何なら家の他の家電の相談にも乗ってくれる等々。
実はこの例を挙げた店舗は実在していて、東京都町田市にある「でんかのヤマグチ」さんという電気屋さんです。
これは”価格競争”から、”付加価値”に軸足をずらした好例です。
人生・仕事も同じではないでしょうか。
わざわざ競争率の高い所に飛び込むよりも、ちょっと立ち位置と戦う場所をを変えてみて、競争率を下げて自分の長所を活かせる場所があるはずです。
この、”軸足をずらす”為にはどうすればいいのでしょうか。
第一ステップは自分を知ることから始まるのではないかと思います。”実はその会社の志望動機、ステータス重視で選んでないか?””自分のやりたいことってなんだったっけ?””自分の得意で人に喜ばれることってなんだっけ?””本当の自分の喜びとは?”といった問い掛けです。
第二ステップは実際にそのフィールドを探すこと。
第三ステップはそのフィールドに身を置いたら、そこに対して貢献と結果を残すこと。
そんな課程を歩むことで軸足をずらすことができると思います。
ですが私は一定時間を競争社会に身を置くことも大切だとも思います。
それを経験した上で、軸足をずらすことの価値がより分かる様に思います。
私は、競争社会においては”負け”が多かった側です。笑
例えば高校・大学時代の野球部時代、そして就活。
ですが軸足をずらすことで、好感触を得てきています。
別に競争が悪い訳ではないけれど、倍率の高すぎる競争には身を引いてみて自分の土俵に持ち込んで勝負をする。
こんな戦い方はありなのではないかと思います。
皆さんも是非、”軸足をずらす”ことについて考えてみると、面白いかと思います。
それでは。