ありがとう、ブルガリアンカップル
こんにちは。本日は午前にギリシャのピレウス港に到着し、正午にはギリシャのシロス島へ。
本日は昨日の出来事を。
昨日はミロス島でクリマ(Klima)という漁師の村とミロのヴィーナスが発見された場所へ行く予定でしたが色々あり予定変更。
そのことについて書こうと思います。
私が島のインフォメーションセンターで目的地を訪ねていると、船の乗客の方が話しかけてきました。
”もし良かったら、私達もそこへ行くから、レンタカーで一緒に行かない?”と言われました。
一瞬戸惑いましたが、私は一緒に行くことにしました。
レンタカーは傷だらけのヒュンダイです。笑
彼らはブルガリア人のカップルで、休暇を満喫中とのこと。
男性は私と大差なく、女性は10歳程年上でした。
車内での会話はとても盛り上がり、ブルガリアについてや、琴欧洲のこと(ブルガリアでは有名らしい)、明治ブルガリアヨーグルト、寿司等話は尽きません。
ちなみに、ブルガリア人の彼女について簡単に説明すると、ギリシャ語と韓国語が話せて、K-POPが大好き。韓国へ旅行へ行った際は出来る限りのライブのチケットを取り観に行ったそうです。
また、ドラマ「ブザービート」と「たった一つの恋」も観たことがあるとか。
とても多彩ですね。
そして、何と彼らの次の旅行先は日本!10月に東京ドリフトショーを観に行く予定だとか。
観光は3時間程で3ヶ所周り、クリマ、小さな村、先週行ったサラキニコビーチへと行きました。
そして間にはレストランで休憩を挟み、ご馳走になってしまいました。
結局私は1円も払わずに彼が全て払ってくれました。
私が「払うよ!」というとこんなことを話してくれました。
「オレは大学の頃アメリカでレストランのインターンをしていたことがあるんだ。その時にサービスをする人達の大変さを知った。だからとてもリスペクトしているんだ。お金は問題ないよ。払わせてくれな。」
彼は年が一つしか変わらないけれど、本当にジェントルマンで、しかも自分でお金もしっかりと稼いで今こうして旅行にきている。カッコイイの一言です。私もこうありたいなと思う次第でした。
そして本日の朝、彼らのクルーズは終了。朝に会うことが出来、感謝を伝えることが出来ました。
Facebookの連絡先を交換したので、日本に来ることになったらオススメの場所を教える約束をしました。
これが私に出来るささやかな恩返しです。
色々な乗客の方々との思わぬ出会いや、たくさんのコミュニケーションを取ることができる。
これはクルーとして一つの醍醐味だと思います。
一期一会とはまさにこのことでしょうか。
今日も感謝の気持ちを常に持ち続けて、自分の出来る精一杯のサービスをしようと思います。