【二十四節気:立夏(りっか):5/5~5/19頃】
この日から立秋の前日までが暦の上では夏となります。新緑に彩られ、さわやかな晴天が続く頃です。ちょうどゴールデンウィークの時期にあたり、レジャーに出かけるにもよい気候。
【七十二候:蚯蚓出(みみずいずる):5/10~5/14頃】
冬眠していたミミズが土の中から出てくる頃。他の生き物は「啓蟄」の頃に出てきますが、ミミズはマイペースに活動を始め、土を肥やしてくれる影の努力家。
おはようございます。
本日の出勤前は松本駅近くのカフェへ。
お客は私一人だけ。凄く集中できて、最高です。
早起き(という程早起きではないけれど)は三文の徳を実感中です。
つい先日立夏が始まったかと思えば、もう今日から次候に。季節は待ってはくれません。
さて本日からは、”蚯蚓出(みみずいずる)”になりました。
みみずはこの時期から出てくるようです。ジメジメした時期に道端にいるイメージが強いのですが、出てくる時期まで考えたことはありませんでした。
つまり、私の場合でいうと、二十四節気七十二候を眺め始めてから生き物の動きからも季節を感じようとする様になったのです。
今までになかった視点を与えてくれるので、本当に感謝をしています。
さて、本日は片付けに関して。
現在、職場ではひたすら廃棄すべきものが出てくる状態。
捨てど捨てど、要らないものが出てきます。
最近は、従業員用の通路を片付けたのですが、あまりに気持ちがスッキリしたことに驚きました。
つまり、片付ける前の通路に対しては予想以上のモヤモヤ感、ストレスを感じていたのだということが分かりました。
ということで、もう少し”片付け(ここでは、ものを捨てて、スッキリさせることと定義する)”について考えていきたいと思います。
何故、片付けなのかというと、私は精神衛生上スッキリとさせることによる効果があまりにも大きいと思います。
まず、業務の効率化という観点から見ていきましょう。
例えば、机にものが散らかっている状態を想定します。その時にある行為をしているときには不必要なものが視界に入ってきます。まずその状態が起こるだけで本来一つのことに集中しているはずが別のことに気を取られてしまうし、作業スペースが狭いとイライラしてしまいます。
対して、もし机の上に何もものがない状態で行う作業はいかがでしょうか。
今行っている行為だけに集中できますし、不必要なものに気をとられる心配がありません。
周りがスッキリとしているので、思考の羽を気持ち良く広げることができます。
更に作業に対する意志力の消費具合がだいぶ異なってくるかと思います。
次に、ミスの起こりやすさという観点から見ていきましょう。
私が働いている旅館では、お食事処が点在しているということもあり、台車で食事を運んでいます。
この時、通る通路が物で圧迫されて狭くなっていたらいかがでしょうか。
ちょっと台車の角が当たってしまい、その衝撃で食べ物が台車から落ちてしまうかもしれないません。
更に通路を通る時は、台車を操作する本人はぶつからない様に気を遣わないといけません。
ここにも見えないストレスが発生します。
対して、同じ通路でも、ものが置かれていない通路で台車で通行する時はいかがでしょうか。
まず台車がものの角に当たる可能性は下がりますし、台車を操作する側も最低限の気遣いで済ませることが出来ます。
つまり、ミスの発生確率は自然と減少しますし、要らない部分にまで気を遣わなくていいのでやるべきことに集中することができるのです。
上記の例を挙げただけでも、ものがない状態というのは非常にいいことだということが分かります。
大量のものを捨てようと思った時には、処理金額が発生します。
その金額に躊躇してしまうことがあるかもしれません。
しかし、ものが雑多とした状況のまま一ヶ月を過ごすのとものが減った状態で過ごす一ヶ月は、明らかに内容が異なります。
前述した通り、精神衛生上でも異なりますし、ミスの発生する可能性も大幅に下がります。
精神面がいい状態で接客を行うのと、そうでない状態で行うのでは明らかに提供できるサービスが異なりますし、ミスが発生してしまったら、そこで更に大きな損失を防ぐことができます。
そして、やるべきことに集中できるから、同じ時間で生み出せるアウトプットにも差が出ます。
つまり、処理金額分のリターンは直ぐに得られることを指します。しかも100%です。
ちょっとお金を掛けるだけ、素晴らしい見返りを得られるのです。
こう考えると、ものを減らすということは”世の中で一番確実な投資”なのかもしれませんね。
だからこそ、いくら数十万円の廃棄費用がかかろうとも、私はまず最初に考えるべき業務の効率化はものを減らすことだと思うのです。
いかがでしょうか。
もしご意見、ご感想があれば是非コメント欄にご記入いただけますと幸いです。
本日はここまで。
それでは。