【二十四節気:穀雨(こくう):4/20~5/4頃】
田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。
【七十二候:霜止出苗(しもやみてなえいずる):4/25~4/29頃】
暖かくなり、霜も降らなくなり、苗がすくすくと育つ頃。田植えの準備が始まり、活気にあふれている農家の様子が連想できる言葉です。
おはようございます。
本日は休日。今日は初の安曇野遠征です。
さて、七十二候が変わりました。
その名も、霜止出苗(しもやみてなえいずる)。
もう、三寒四温を終えた後、時々ほんの少しやってくる”寒”も終わり、もう暖かな陽気が続くことでしょう。
”苗”といえばお米。キヨシさんの稲の苗もすくすくと育っている頃でしょう。
四季を感じるとは気持ちがいいものです。
さて本日は家具について。
私が12月から現在の会社で働き始めて変わったこと、それは家具への価値観です。家具の中でも、特に椅子。
南魚沼にいた時の旅館には、信じられないくらいの値段の椅子がたくさん。
北欧家具を中心に置いてありました。
有名どころでいうと、アルネヤコブセンのエッグチェアやスワンチェア、ウェグナーのGE290、フィンユールのチェアなど、一脚で100万円近くする椅子達が置いてある訳です。
そしてリプロダクト品(レプリカの様なもの。ジェネリック品ともいう)は一切なし。
本物しか置いていない訳です。
家具は元々見るだけで好きでしたが、
南魚沼に来る前までの家具のイメージというのは、あくまでデザインであり、空間を彩るものである側面が強いのだと思っていました。
または、コレクションに主眼を置いた道楽の側面が強いものではないかとも思っていました。
しかし、置いてある家具達を毎日見て、触れて、感じることでその考えは変わっていきました。
何故かその家具達が愛おしくなってしまうのです。
もう、見るだけで何だかドキドキしてしまう感覚とでもいうのでしょうか。
もし見ただけで嬉しくなってしまいます。
更に座ると、なんともいえぬ吸い付いて来る感覚が。
もう私は虜になってしまいました。家具がますます好きになってしまいました。
何だかエネルギーの様なものまで感じる様になってしまいました。
そこから、私は家具に対して見方が変わっていきました。
今まで何気なく座っていた椅子に対しても、いちいち感想を持つ様になりました。
そこでやっと、私はあの旅館に北欧家具が置いてある理由が分かりました。
あの空間が素晴らしい理由が分かりました。
もうこれは言葉で説明するというよりも、その場に身をおいて座ってしまった方が早いのです。
まさに、百聞は一見に如かず。
まさに体感型のメディア。
Casa BRUTUSに載っている家具達を実際に感じてみればいいのです。
そんな私の今一番のお気に入りはフィンユールのペリカンチェア。
最近は写真で見るだけでドキドキする様になってしまいました。笑
皆さんにも、本物の家具達に触れて、好きになってみて下さい。
まずは北欧家具のあるショールームへお出掛けになってみてはいかがでしょうか。
(例えば、こんな所があります。→https://rogobakilim.com/shop/#tempo
それでは。