【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。
【七十二候:虹始見(にじはじめてみられる):4/14~4/19頃】
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができる。
虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされている。
こんばんは。今日は休日。
そして近くのアパートへお引越しでした。
新しい新居は、築33年、家賃1.8万円、1K、洗濯機、冷蔵庫、ガスコンロ付き、日当たり良好、そして月々2,000円支払えば近所の共同浴場(浅間温泉にはローカルな方だけが使える共同浴場が点在している)が使えるという超良好物件。
私にとっては全然満足な物件です。
何故こんなに安いのか?
それは近くに信州大学松本キャンパスがあるからです。
学生の需要が高いということだからでしょうか。
それにしても安過ぎる。賃貸物件情報誌をみると、築十数年、1DK、洗濯機、冷蔵庫、ガスコンロ付き、WiFi、家具付きで3万円台という物件がたくさんあります。
また、周囲を見渡してみるとイオンモール、松本駅が比較的近く(浅間温泉は更に近い)、生活には困りません。
飲食店の平均レベルも比較的高い様に思います。
そして信州といえば蕎麦。お蕎麦屋さんがたくさんあります。
学生さんのみならず、一人暮らしをする社会人にはとても良好な居住環境だと思います。
大学や大きな会社があれば、周辺地域の経済も自然と潤いやすくなります。
だから自治体は企業や学校の誘致を行うのですね。
最近の企業誘致で思い出したのは、Amazonの北米第二本社建設計画。
この計画はAmazon側が候補地を公募制で募っている点。
現在は応募のあった238都市から20都市にまで絞られています。
Amazonによると、最終決定は今年中になるそうです。
これはとても気になりますね。
Amazonは第2本社への投資額は50億ドルのものぼり、5万人の雇用を創出する計画だそうです。
誘致の成功した都市の経済的な恩恵は計り知れぬものとなるでしょう。
更に、経済学者のエンリコ・モレッティ教授は「ある都市でハイテク関連の雇用が一つ生まれると、長期的には、その地域のハイテク以外の産業でも五つの新規雇用が生み出されることがわかった」という学説を述べています。
この学説によると、Amazonの第2本社が来ると長期的には25万人の雇用が生み出される試算にになるそうです。
以下引用です(一部短縮)。
「Amazonのような企業は、給料が高く、従業員はクリエイティブな生き方を好む。
だからレストランで食事をしたり、ヨガ教室に通ったりするので、お金が落ちるのである。それがハイテク以外の産業を潤すのだ。
またアマゾンが進出することで、別のタイプのハイテク型産業が集まる可能性も高い。人材交流のプールができているからだ。
このハイテク企業の5倍乗数効果という法則は日本にもある程度当てはまるだろう。ハイテク産業は製造業に較べて直接雇用数は少なくても乗数効果は高いのである。」
とあります。つまり5万人の雇用が更なる相乗効果を生み出すことを指します。
どんな人材がやってくるかによっても違いが生まれることを指しますね。
確かに、収入の高い企業の従業員1,000人と収入の低い企業の従業員1,000人であれば、お金の落とし方やお店の嗜好も変わりますね。
この観点はとても面白いと思います。
ということで、今後は松本という都市を大学だけでなく、どんな企業があり、どんなタイプのお店が多い傾向にあるのかなども分析をして考えて行きたいと思います。
それでは。