ショーで感じた、人の持つエネルギー

おはようございます。本日はトルコのチェスメ港に到着。
本日は1日中チェスメDay。22時頃出港です。

本日は気付いたことについて。
私の働いている船は夜にショーがあります。
現在夜に2つの同じショーがあります。

1回目のショーは時間帯にも寄るのですが、夕食の時間と被り観客があまり多くありません。
しかし2回目のショーはほぼ満席になります。

そこで感じるのは、ショーの内容は同じでも、質が変わって見えるのです。観客の多い方がショーがより締まった雰囲気になるのです。

何故でしょうか。
それは観客が多い方がその場にエネルギーが生まれるからだと思います。
そうするととパフォーマー側の演技が洗練される様です。
より多くの観客に注目される方が、パフォーマー側の緊張感は高まるでしょうし、拍手の数が多ければパフォーマーが得るエネルギーがより多くなり、更に良いパフォーマンスに繋がると言えると思います。

そうした様々な要素がショーをより良いものにしていくのだと思います。

例えば、スポーツでも同じことが言えるかと思います。
今回は野球で例えてみましょう。
いいにプレーに対する拍手は選手達にエネルギーをもたらし、緊張感のある場面では静寂がプレーをより洗練する力があります。

また、そうした人のエネルギーは人の実力以上のものを出す場合があります。
私は特に高校野球でそうした場面を見てきました。

例えば、最後の夏の大会で今まで試合でHRを打ったことのない人が急にHRを打つ、という場面が良くあります。
それが起きる理由として、観客が多い、ということは一つの要因ではないでしょうか。

それは論理的には説明しづらい、見えない力が働いているということだと思います。

試合は観客が多い方が盛り上がる、ということは分かっていましたが、もう少し掘り下げてみるとそれは人の持つエネルギーがそうさせているということが分かりました。

物事には、なんとなくは分かっていても、それを言語化して少し掘り下げてみると、「そういうことだったのか」という発見があります。
またその事象に対して別の事象との関連性に気付くことがあります。
私はその瞬間が好きです。

私はこうした洞察を繰り返すことで、誰にでも分かりやすい言葉で説明出来る様になりたいと思います。