【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。
【七十二候:鴻雁北(こうがんかえる):4/9~4/13頃】
ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。「カリカリ」という鳴き声が名前の由来とも言われている。
こんにちは。
本日早朝にロッヂを発ち、午前10時には浅間温泉の旅館に到着しました。
浅間温泉とはなんでしょうか。
松本駅から車10分程の位置に立地する温泉郷。
歴史は古く、浅間温泉の歴史は1300年程と言われています。
古くは、西暦698年の飛鳥時代、日本書紀に登場する束間(つかま)であるという一説があります。
このエリアの地には天武天皇に仕えていた有力な氏族の古墳が数多く見つかっており、
この頃から都にも知られていたことが推定されているそう。
江戸時代には松本城のお殿様が通い、明治時代には与謝野晶子や竹久夢二らの文人にも愛されました。
更に調べてみると、与謝野晶子の贔屓にしている旅館は、何と私の新たな職場の旅館の目の前でした。
残念ながら、現在は当時の旅館ではなく、安売り、食べ放題で有名な某ホテルチェーンの名に変わっております。
察した方もいるかもしれませんが、現在温泉地としては衰退の途を辿っていると言い換えてもいいでしょう。
そして私の働く旅館についても簡単に触れておきましょう。
私の働く旅館は、創業貞享元年。334年の歴史を持つ旅館で、徳川吉宗と同い年です。
2018年3月15日に私の働く会社がここの旅館の会社の株式を全取得し(旅館の社名は変わりませんが)、100%子会社化したからです。理由はこの旅館の財政状況の悪化。つまり私達の会社がこの旅館を再生するのです。
当面はこの旅館のまま営業を続けますが、約1年後にはリノベーション工事を開始予定。
約2年後にはリニューアルオープンもする予定なのです。
まさに大規模な再生プロジェクトです。
という訳で、私も縁あってこちらで働くことになった訳です。
今日周辺を軽く散策してみました。寂れている感は否めませんが、のどかゆったりとした時間が流れるいい所。
さあ、1日1日がより濃密になる予感。
私の役割は、現場を支えながら、皆が気持ち良く働く新たな仕組み作りを作ること。
そして旅館の稼働率を上げて改装時のオープンの礎を築くことです。
私は常に自分の役割を忘れず、長期的な目線を持ちつつ、その瞬間瞬間を大切にしながら、進んでいきたいと思います。
それでは。