渋温泉にある、歴史の宿 金具屋の外観

そうだ、宿に泊まろう

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。
【七十二候:麦秋至(むぎのときいたる):5/31~6/4頃】
麦が熟し、たっぷりと金色の穂をつける頃。百穀が成熟する、麦にとっての「秋」です。この時期に穂を揺らしながら吹き渡る風を麦嵐、また降る雨を麦雨と呼びます。
おはようございます。
本日から何と6月。今年も丸5ヶ月が経過したことになります。
この会社での仕事はそろそろ6ヶ月、松本にきてからもうすぐ2ヶ月になります。
何故でしょう、やっぱり毎日楽しいと思えるのは本当にありがたい限りです。
さて、本日は私の興味について。
最近決めたことがあります。それは”月一回旅館・ホテルに泊まること”。
何故なら最近、宿に対してとても興味が湧いてきたからです。
それは私の今の仕事が宿に泊まっているからというのもありますし、宿で働いていると”他の宿はこういう時どうしているのだろう?”と考えることも多いからです。
更に私の会社はライフスタイル提案型の雑誌を出版しており、宿についての記事も豊富で”ここは是非泊まってみたい!”という所がたくさん出てきたからです。
宿の記事を見ていると、本当にそれぞれの個性があっていいと思います。
食へのこだわり、コンテンツへのこだわり、家具、内装へのこだわりなどなど・・・。
その一方で、今は没個性化の宿・ホテルが増えているのも事実。
業績が好調なのはビジネスホテルですし、増え続けているのもビジネスホテル。
合理的に低コストで考え込まれた仕組みには感心するばかりですが、その一方で昔からある旅館・ホテルは年々凄い勢いで廃業しています。
これは寂しいことですね。
ただ、そうして廃業していく側にはそれなりの理由があります。
受け入れ数を重視して、半製品をたっぷりと用いたお食事、どこでも食べられる様な牛肉、季節感のない食材などなど。。
そこまで必要かと思う様な過剰サービス(オ・モ・テ・ナ・シ)によるコスト圧迫などなど。
もうバブル時代の様に、旅行代理店が団体を連れて満室にする時代はとっくに終わりました。
正直、ここ浅間温泉でも脳内がタイムスリップしっ放しの人達が数多くあります。
それを見ていると、増え続けるビジネスホテルが悪だとも思いません。
もちろん工夫に工夫を重ねて時代の流れに飲まれてしまったところもあるとは思いますが、その他大多数は的外れな施策で自分の首を絞めている様にも感じます。
ですが、やっぱり個性がある宿は面白い。
私はせっかくなら、ビジネスホテルが乱立するよりも、個性あるものが残り続ける方が未来の方がいい。
その方が楽しいと感じる人も多くなるはず。
私には何ができるのか?色々な所に泊まりながら考えてみたいと思います。

それでは。