開拓日記

2017年4月より開始した、”開拓日記”のブログです。

オフラインである重要性

こんにちは。
今日は一日オフで、アテネまでお買い物に行ってきました。
本日はブログについて書いていこうと思います。

現在継続中のブログは、現在はあえて時間を絞らず、好きな時間帯に書いています。
資格を受講中の時は、休み時間中、授業中(ギリシャ語での会話時間です)、ホテルにて、カフェにて等々。

その時集中できるシチュエーション、出来ないシチュエーションがあります。
私の場合は、朝早い時間帯且つオフラインである時が一番集中出来ます。

ギリシャに来てからWiFiがないとインターネットが使えない為、ついついオフライン環境であると嬉しくなってインターネットに繋いで色々と検索をしてしまいたくなります。
が、オンラインで繋ぎながら文章を書いていると集中力が散漫になってしまいます。
これは時間が勿体無い。ということで最近は例えWiFi環境にいてもなるべく接続を切って文章を書いています。

ここで改めて感じたのは、オフライン環境の重要性です。
インターネットの繋がるオンライン環境というのは知りたいことをいつでも知ることが出来て、様々なことが楽しめてとても便利であるというメリットがあります。

しかしデメリットもあります。
ゲームやネットサーフィン、友達とのチャット等、目的外なことに利用してしまいがちです。
更には「知りたいことがいつでも知ることができる」環境では、自分の頭で考えずに答えを求めてしまいがち。
こうなると考える力が衰えてしまう可能性があります。

こうしたメリットとデメリットを考えると、やはり自ら意識的にオンラインとオフラインを考え、自らをコントロール出来る様になる方がいいですね。

最近は「SNS疲れ」なる言葉も登場し、そうした疲れを取り除く為に「デジタル断食」といって、離島へ行く、お寺で数日の修行を行う等、意図的にオフラインの環境に身を置く人も増えています。
こうしたアプローチも自分自身をリフレッシュするという観点ではとても有効だと思います。

私もインターネットのある環境に感謝しつつ、意図的にオフラインの時間を作ることでメリハリのある生活を送りたいと思います。

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恐るべしギリシャ時間

ギリシャのピレウス

こんにちは。本日はギリシャの人々の時間感覚について書いていこうと思います。

私は現在、乗船する為に必要な資格を取る為に現地のトレーニングセンターで講習を受けています。昨日のクラスはCrowd Managementと言って、客船の様な数多くの人々が乗った中でもし緊急事態が発生したらどの様に対処すべきかを学びます。昨日はその2日目。ギリシャ人の先生、ギリシャ人の生徒5人、ポルトガル人の生徒1人、日本人1人(私)という状況です。授業は14:30から20時・・のはずが15時からスタート。ここまでは経験済みなので想定内です。
そこから40分先生と生徒でギリシャ語onlyのお喋りが続きます。ここまでも想定の範囲内。
この後10分休みが入ります。というのも想定内。そしてその休憩が40分休みになる。これも想定内です。
そして英語のビデオを40分程鑑賞。この後また、ギリシャ語onlyの講義(多分雑談)が30分程続き、また40分休憩。何と今回は英語をほぼ話さずに講義が終了してしまいました。

本日はコースの最終日なので、最後1時間はテストです。
ちなみにテストの時もビデオは流しっぱなしです。
無事テストに合格し、コースを終了しました。

振り返ってみると、英語を使った時間は、”休み時間ですよ”という合図、ポルトガル人の生徒と先生との雑談のみ。
今回の授業構成はギリシャ語95%、英語5%といった所でしょうか。
もちろん講義中はなす術はありません。だから私はせめて時間を充実させようと、読書をするといった状態

もし日本で同じ状況であったらを考えてみましょう。授業時間は時間通り始まります。休憩時間はおそらく1時間に1回、1回15分でしょう。
もし日本人以外の生徒が混ざっていたら、英語で解説をする時間も設けるかと思います。
そしてテストは静かな環境で制限時間を設けて受けるといった具合でしょうか。

 
私が感じたのは、異なる時間感覚を知ることは大切なのではないか、ということ。
こうした差異を感じることで、自分はどの様に時間を使いたいのか、フィットするのかということが少しずつ分かってくるのではないかと感じます。
例えば、私であればもし理想のクラス時間があるとすれば、授業のペースをやや早めて、早めに終わる様にして他の時間に使いたいなと感じます。
しかし逆の人もいるわけでギリシャの様にゆったりと時間を使いたい人達もいる訳です。
これは日本の同一の環境にいるだけでは感じることは出来ません。

日本でも都会と田舎へ行くと空気の流れ、時間の感じ方が違います。
しかし日本とギリシャのでは更に違います。
どちらにも良い面、悪い面があります。時間の使い方の多様性を知り、自分に合った使い方を知ることは人生をより豊かにすることができる一つのヒントだと感じました。

きっちりとした時間の使い方に慣れている方、こうした環境に身を置くことで新たな発見があるかと思います。

今後はなぜギリシャの人々がこうした時間の使い方をしているのか、より深い部分の理由を考えていきたいです。

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皮膚に問題が

こんにちは。

今回は私の頭の整理という目的で書いていきます。ご了承下さい。

 問題とは2点あります。

1点目は肌の乾燥です。元々乾燥肌の私でしたが、ギリシャに来て更に肌が乾燥しています。具体的には顔のパーツの特定部分が乾燥に晒されています。

2点目は背中周りに痒みを伴い、実際に目に見える形で問題が発生しています。

 

 ここで何故問題が発生しているのかを考えてみると、生活環境の変化が挙げられます。具体的には3点挙げられます。

1点目は湿度。ギリシャは日本より湿度が低く、乾燥しています。それ故非常に快適な生活を送っているのですが、肌にとっては辛い様です。

2点目は水質。日本と比べギリシャは水質が硬質の様で、可能性としてシャワーを浴びる際に肌に何かしらの変化が起きている可能性があります。

3点目は食べ物。日本とは緯度も違えば、土壌も異なるでしょう。ということは同じ野菜でも栄養素が異なる可能性がありますし、そういったものを飼料として食べる動物達も異なるはずです。こうした違いから体が何かしらの反応をしている可能性も考えられます。

 それではどうすればいいのか。実は渡希の直前に皮膚科へ行って、相談をしてきました。そちらの先生は「脱ステロイド」を掲げる先生でかなり具体的なアドバイスを頂きました。そこで先生の意見と私になりに行えることは、体の本来備わっている能力を引き出してあげること。その為に血流を良くして、体から本来出ている皮脂を促すことです。

実際に私が行っていることは以下の通り。

・なるべく野菜を多く摂取すること(血流を良くする)。

・肉を控える(血流が悪くなる様です)。

・砂糖を控える(患部の化膿を防ぐ、痒みを防ぐ)。

・お酒を控える(皮膚の状態を悪くする様です)。

・運動をする(血流を良くする)

大切なのは問題に対して主体的であること。何かすがろうとして受け身になるのではなく、

自分の体と対話をし、取り組みを試行錯誤しながら問題をより良い方向へ導いていこうと思います。 

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地のもの、顔の見える方の商品

こんにちは。昨日はブログを書くことが出来ず、大変失礼致しました。
本日は物価について書いて行きます。

 ギリシャの物価は日本と比べ、全体的に安いです。
私が買ったものや利用したものでどれくらい安いかを実際に紹介していきます。
写真は余裕ができたら載せる様にします。

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・1.5ℓのミネラルウォーター6本:1.39ユーロ
・スプーン10本:0.39ユーロ
・みかんより二回り大きなオレンジ1つ:0.34ユーロ
・オリーブの実100g:0.86ユーロ
・バス一路線の片道(10km以上でも):1.4ユーロ
・カフェの中サイズ紙コップ一杯分のコーヒー:1.4ユーロ
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いかがでしょうか。日本と比較しても非常に安いことが分かります。
どれと比較しても、非常に安く感じます。
私はギリシャへ来る前はユーロ圏は全体的に物価が高いのではないか、というイメージがありましたので驚きました。
そこまでものを消費しなければ、勝手に節約が出来るイメージです。そして何よりも嬉しいのは、オリーブの価格。お惣菜屋さんで100g買っても0.86ユーロは大変驚きました。

 こうした購買行動で感じたのは、”地の”というありがたみです。オリーブの実やオリーブオイルはギリシャの名産品。当然多くの生産量があり、自国で生産しているからこそこの価格であるという背景があります。
日本でもそうです。例えば私の生まれ育った鎌倉はしらすを(やたら)売りにしています。漁港で買えばスーパーで買うよりも新鮮で、安い。つまり海産物であれば、獲れた場所で買うことが一番安くて美味しいのです。

私達は意外とこのことを忘れている様な気がします。
もっと地元の深い部分に目を向けて、生産者の顔の見える商品には魅力的な食べ物がたくさんあることに気が付きます。

 私達はチェーン店の食事やスーパー、コンビニに頼りがちですが視点を買えて地のもの、生産者の顔の見える商品を購入し、楽しむことでまた新たな生活のあり方、豊かな生活のヒントが見えてくる様に思います。

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アイデアは移動距離に比例する

こんにちは。只今こちらは現地の朝5時台です。日本では少し明るいかと思いますが、ギリシャはまだ真っ暗です。
本日は「アイデアは移動距離に比例する」という言葉について考えます。

 この言葉は、沢尻エリカさんの元旦那さんである高城剛氏の言葉です。高城氏に対して、時々何だか怪しいという声をよくお聞きしますが、私は個人的にはファンです。笑
まず先入観で判断するのではなく、その人の著書や発言を知ってから判断するといいでしょう。

気になる方は、是非著書を読んでみて下さい。入門編としては、LIFE PACKING2.1がおすすめです。高城氏厳選の面白い道具達がたくさん出てきます。読むだけでワクワク感が湧いてきますし、世の中にはこんなに面白い道具があるのか、と感じます。常識の遥か先を行く、とても「ぶっ飛んだ」方だと思います。もし読んで面白かった方は、週一回発行のメールマガジンもおすすめです。宣伝は以上にしておきます。

この言葉が生まれた背景は、高城氏が世界を転々と飛び回っている点にあります。ご本人の著書曰く、年間100回程のフライトをこなし半年で50ヶ国以上を飛び回っているそうです。つまり「アイデアは移動距離に比例する」とは「移動距離が長ければ長い程、移動回数が多ければ多い程、」と言い換えることができます。

 私は以前からこの言葉に納得していたのですが、ギリシャに来ることで更に腑に落ちています。

ギリシャは私にとって初めて来る場所です。見る景色、人々、スーパーの物価、走っている車の割合。全てが日本とは異なる訳です。そうなるとアイデアはいやでも湧いてきます。私の場合はブログのネタ。日本にいる際は少し困っていたのですがギリシャへ来たら急にポンポンとネタが浮かんで来ました。これぞ移動距離の力です。このブログのタイトルはホテルの近くを歩いている時に浮かびました。

私の浮かんだアイデアについて共有します。例えば、長期滞在中の国についてを書き続けるブログ。私でしたら、毎日ギリシャのことだけを書き続けるブログを運営することが出来ます。それぞれ「ギリシャ人の国民性」「おすすめスポット」「食べ物」等様々な角度からある一定のテーマについて書き続けて、その記事をストックして行けばそれなりの閲覧数になるのではないでしょうか。

記事を作る上でのポイントは
①毎回自分の感じたことを必ず入れる
②画像を分かりやすく入れる
③ラベルをきっちり分類して、閲覧者に分かりやすく見られるようにする(私はあまり出来ていない・・)

といった部分でしょうか。

あ、SEO対策というのをしないと閲覧数は伸びないかもしれないですね。
ともかく、世の中に出回っているコピペキュレーションサイトとは一線を画すことができます。
私がブログを書く目的は別に存在しますので、こうしたことは行いませんが、もしよろしければ挑戦してみて下さい。

 私が言いたいのは、定期的な長距離移動は人生を豊かにするということです。アイデアも浮かぶことはもちろん、新たな刺激を得ることで思わぬ自分を知るきっかけにもなります。もちろん移動だけ続けていればいいのではなく、自分自身に確かな稼ぐ力を持っていることが大前提。自戒の意を込めて締めくくりたいと思います。

それでは。

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大まかに感じた日本とギリシャの違い

こんにちは。只今ギリシャ滞在の中の朝を迎えております。
日本と比べて日の出と日の入り時間が異なります。日本と比較すると以下の通り。

《ギリシャ:2017年04月21日》
日の出:午前6時40分
日の入:午後8時06分

《日本:2017年04月21日》
日の出:午前5時00分
日の入:午後6時19分

この差は当然ながら、緯度の違いによって生み出されております。
私が只今ブログを書いている現地時間の朝の6時過ぎですが、まだ真っ暗です。
また夜は8時まで明るく、とても不思議な気分になります。

本日はギリシャについての印象を書いて行こうと思います。
まだまだくまなく歩いているわけではないので、あくまで第一印象です。

パーソナリティの違い。
全体的に私の滞在しているピレウスという街の人々はとてもオープンで、通りがかりの人に道を尋ねても丁寧に答えてくれます。また、授業中も私がスクリーンの文字が見辛いと言ったらすぐにスクリーンの近い席を譲ってくれたり、今受講中のトレーニングの先生は、「Hi, my friend!」をやたら連発してくれます(授業内だけで30回くらい聞いた)。

そして授業間の休憩もとても多く、長めです。イメージとしては1時間に1回、15~20分程の休憩があり、昼の休憩は更に4,50分あるイメージです。
もし日本で同じ様な講座だったら、5分休憩くらいで進めて行くのだろうな・・と感じました。全体的に皆さんゆったりしている印象です。

ここで感じたのは、日本人ももっと日々を明るく過ごそうとする姿勢は大切だと感じました。

物価は全体的に安いイメージです。通過は当然ながらユーロ。
まだものをあまり買っていませんが、ホテルで1.5ℓの水が1€、写真屋さんで撮ってくれる証明写真(トレーニングセンターの研修用に使いました)がパスポートサイズで4枚8€です。日本だと機械だけで800円くらい、写真館だと数千円します。

担当してくれた方は40代くらいの女性。カメラはNikonの一眼レフ。
写真の撮り方はだいぶアバウトでしたが、いい写真を撮ってくれました。

他の国に行っても感じますが、日本の店舗や施設で受けるサービスは手順や態度、対応が本当に丁寧できっちりとしているな、と感じます。

こうした所に海外から日本に来られる方は感動をされるのでしょう。
そして逆に言えば、本当に日本で受けられるそうした対応は、全てのサービスでそこまできっちりとしている必要があるのかと感じました。

私も日本のそうした品質の高いサービスを受けるのは嫌いではありませんが、時々丁寧過ぎて鬱陶しさを感じることがあります。決して私はそのクオリティを否定したいわけではありません。なんでもかんでも丁寧にやっていたら、働く方も疲れてしまわないかが心配になるのです。
何故ならやはり人間は自分を大切にしてこそ、相手のことを大切に出来るというのが原理原則で存在していると思うからです。

こうした人間性の違いの考察はまた後日も書いて行こうと思います。
それでは。

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ギリシャ滞在2日目

こんにちは。本日はギリシャでの滞在2日目についてお送りします。
本来は”今日は〜があったよ”みたいな日記では無く、自分の感じたことを自分の言葉で書いていきたいのですが、ネタを思い付きませんのでひたすら起こったことについて書き連ねていきます。

今日はギリシャの滞在2日目。私が来週末から働く予定のクルーズに乗る為に必要な資格を取りにトレーニングセンターへ通っています。
スケジュールは以下の通り。

・Apr 20 to 24 :Basic Training(船に乗るにあたり、押さえて置きたい基本的事項を学ぶ)
・Apr 24 to Apr 25: Crowded Crisis Certificate(船が人でごった返していた時に緊急事態が発生した時にどうするかを学ぶ為の資格)
・Apr 26:SAT(まだ内容が分かりません。)

本日は8時から15時まで受けてきました。
内容は、ライフボートについてと緊急事態が起きた時に使用する便利な道具達についてです。
先生はギリシャ人、クラスメイトはギリシャ人3人、フランス人1人(同い年の女の子)という構成です。講義は当然英語、ではありますが半分以上ギリシャ語で解説をしてくれます。笑 それはギリシャ人の先生でギリシャ人の生徒さんが多くいらっしゃったらそうなるのは仕方のないこと。先生はギリシャ語で解説する前は”Let me explain you about it later. “と言ってギリシャ語で解説した後に英語で解説してくれます。私はその場面になったらフランス人の生徒さんと一緒に話をしてその場をやり過ごします。

本日の感想です。
まずは英語力について。正直、まずいです。フランス人の女の子との会話にはついていけますが、ギリシャ人の中年男性の方の英語は声が小さいのもありますが、分からない部分も少々。ギリシャのクルーズ会社で働くにも関わらず、少し大丈夫なのかと感じました。
そこでレッスン中思い立って、ビデオで書いてあることをひたすらディクテーションしてみました。ここであることを書いてみます。もう出来る限りのことは行おうと思います。

そしてレッスンについて。授業の最後に私が以前少しだけ働いていたクルーズ会社の大事故の詳細をまとめたドキュメンタリーの様なものを観ました。このビデオを観て、これからは人の命を預かる仕事を行うのだなと改めて感じ、大変身が引き締まり、授業に対する緊張感が高まりました。やはり二度と繰り返してはならない事実を語り継ぐというのはとても大切なことだと感じた次第です。

明日も授業や日々について書き連ねて行こうと思います。それでは。

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ギリシャに到着

ピレウスで購入した惣菜

こんにちは。日本を発ち約22時間。いよいよギリシャの方に到着をしました。
ギリシャに到着をして感じたことを今日はつらつらと書いていきます。

空港に着いた時の第一印象は「高い建物が無く、森林と荒野の間の雰囲気の自然が広がっている」です。周りには特にこれといったものはありません。

空気は良いと感じます。気温は4月19日16時あたりで25℃。日本より明るく、日差しが強いです。そして現地時間19時近くになってもまだまだ明るい。何時に暗くなるのでしょうか。

道について。車線の幅は日本と変わりませんが広々とした道が多い印象です。
私は空港から会社が手配をしてくれたタクシーの運転手に乗せてきてもらいましたが一般道路で120km出す人もいれば、のんびり走る人もいて、車線をはみ出しながらやや蛇行して走っている人もいます。マイペースな方々が多いイメージです。

人の名前について。なんだか苗字がやや長めで、言い辛いです。今回乗せてくれたタクシードライバーの人はディオニシスさん。私が渡希をする際手続きをしてくれた人の苗字はミサイリドウさん、ドルトムントのサッカー選手にはパパスタプーロスさんがいることを思い出しました。

これからはどんなカルチャーショックが待ち受けているのでしょうか。パーソナリティ、食事等も日本人と比較した印象を見ていきたいと思います。

本日は長旅で予想以上に疲れている為、ここで失礼致します。
ギリシャのこんな所を知りたい!という事があれば是非教えて下さい。記事にしようと思います。
それでは。

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GDPを分解して考える

こんにちは。昨日は日本人の生産性について述べていきました。生産性、つまり国民一人あたりのGDPについてのお話がありました。そこで今回はGDPについてをもう少しだけ掘り下げていきましょう。

GDPの定義を確認すると国内総生産のことで、「一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額」です。簡単な計算で表すと(書籍から引用させて頂きます)、「最終消費支出+投資+在庫増加+輸出-輸入」となります。つまり、簡単にいうと「日本国内にいる人が働いて稼いだ儲けのトータル」といった所でしょうか。
分かりやすい例えがありましたので、HPより引用させて頂きます。

消費者がスーパーで、ポテトチップスを128円で買う。
スーパーはお菓子メーカーから、ポテトチップスを100円で買う。
お菓子メーカーは農家さんから、ジャガイモを50円で買う。
農家さんは農協で、種イモを10円で買う。
種イモを海外から8円で買う。

この場合のGDPの合計額は、(128-100)+(100-50)+(50-10)+(10-8)=120円となります。
つまり、スーパー、お菓子業者、農家さん、農協すべての儲けを足した総額です。
従ってこのポテトチップスが、1000万袋買われたとすれば 120円×1000万=12億円 となり、
日本はポテトチップスだけで12億円の「もうけ」が出た計算になります。これがGDPという数値になります。

ポテトチップスの話と先程の式で考えてみると、以下の様になります。多少の間違いがありましたら申し訳ありません。

・最終消費支出:消費者がスーパーでポテトチップスを買う
・投資:ポテトチップス工場への設備投資等(経済学では、「作った期間のうちに使うもの」を消費、「そうでないもの」を投資と分けて呼称する)
・在庫増加:それぞれポテトチップス、じゃがいもの仕入れ
・輸出:ポテトチップスを海外に輸出して出た売り上げ
・輸入:種イモを海外から仕入れる

つまり消費者がものをたくさん買えば買う程、メーカーが商品を売れば売る程、そのお金で工場の投資が増えれば増える程GDPは高くなります。だからGDPが高いと景気がいいと言われるわけです。

 こうして分解をすると、新たな事実が見えてきます。それはGDPはこうした活動の総和なので、人口が多ければ多い程GDPが上がりやすいということです。
証拠にランキングを確認すると、1位がアメリカ(3億人以上)、2位が中国、3位が日本(1億人以上)です。

そうすると日本より人口の多いインド、インドネシア等はどうなるのか、というお話が出てきますがそれは経済水準があまり高くなく、式でいう消費、投資、輸出等の額が低いということです。

 つまりGDPのランキングを決める要素はその国の人口と経済水準が大きく左右されることが分かるかと思います。日本では中学の頃社会で勉強をしていましたが、恥ずかしながら名称は暗記していてもその中身までを問われると詳しく答えられませんでした。

これからは経済の重要な指標となる基本的な言葉をもう一度根本から理解する様に努めて、世界の経済をよりしっかりと把握できる様になりたいと思います。

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日本人の生産性について

長崎県の三菱重工の長崎造船所史料館

こんにちは。
本日も先週金曜日に参加したイベントからお話をします。イベントについて簡単に整理すると、のメインテーマは「日本人の生産性」についてで、ファシリテーターの方とゲストスピーカーの方が一人ずつおり、あらかじめテーマに沿って話していきながら、時々一般の参加者のお話を聞くというスタイルです。ちなみにゲストの方は長年日本に住む外国の方です。

そもそも生産性とは何でしょうか。今回におけるイベントでの定義は、国民一人当たりのGDPで考えていきました。つまり簡単に言うと、国民一人当たりの平均に換算すると、どれだけのお金を生み出しているかと言う指標です。

日本は世界のランキングで見ると第3位。1位はアメリカ、2位は中国です。しかし国民一人当たりのランキングで見ていくと、世界第27位に交代しています。これはG7(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)の中ではもちろん、先進国と呼ばれる国々の中でも最下位の数値となってしまいます。
つまり数値だけを見ると”日本人の生産性は低い”となってしまうわけです。

それでは何故日本人の生産性が低いという指標が出たのでしょうか。私がイベントの中で腑に落ちたのは、ゲストの方の「日本の場合は一生懸命に無駄を効率的に重ねている」という一言です。これは見事に日本人のメンタリティを言い当てていると感じました。
例えば過剰サービスです。コンビニの24時間営業や、過剰な「おもてなし」思想等です。
その方が例に出して言っていたのは「『上へ参ります』と言われることよりも改善して欲しい部分がある」のようなことを仰っていました。笑

もちろん私達はその恩恵を存分に受けていますが、私はそこまでしなくてもいいだろうと考えます。腐る程あるコンビニのほとんどが24時間と言う光景は他の国では見たことありません。私は電気が本当に勿体無いな、と常々感じています。

そうした結果以上に無駄に過程を重んじる部分を積み重ねてきた結果が現在の生産性の低さに繋がっているのだと感じます。

もちろん細部にまでこだわることは素晴らしいことです。だからこそ日本人は他国では考えられない様なハイクオリティな製品やサービスを編み出してきました。これからは私達個人と組織がそうした良さを活かすために必要な部分は残し、不要な部分はなるべく削っていく為にどの様に行動をしていくのかがより大切だと思います。

そうして手に入れた生産性は、労働時間の短縮に繋がりより短い時間でより良い収入を得ることに繋がります。
つまり生産性を上げることは人々の金銭的余裕のみならず、心の余裕をもたらしてくれる分かりやすくて大切な指標なのです。

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