開拓日記

2017年4月より開始した、”開拓日記”のブログです。

スケジューリング

安曇野市にある大庄屋 山口家庭園の入り口

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:紅花栄(べにばなさかう):5/26~5/30頃】
あたり一面に紅花が咲く頃。紅花は古代エジプト時代から染料として利用されていました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。

おはようございます。
昨日は冒頭にて、少しずつ忙しくなってきたという話をしましたが、本日はスケジューリングについて。

私の場合、やることが増えてくると、追い込まれる気持ちになるものです。
”ああ、これはどうしよう””これもやらなきゃ””どれが優先順位なんだ?””ダメだ、睡眠時間が削られてしまうからもう寝てしまおう”等々。

こうなると、何かをやる時もソワソワして少し落ち着かない状態に。

何故そうなってしまうのでしょうか。
私なりの分析をすると、やることが多過ぎると見えない漠然とした大きなものが頭の中で蓄積して、とても超えられない壁の様に錯覚してしまうからなのではないでしょうか。

こうなると、とりあえずがむしゃらにその終わらせなければいけないことに手を付け出し、また休憩もままならない状態となり、脳も体も疲れてきてしまうので、作業効率が落ちてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

それでは、どうすればその”やらなければ”に対抗できるのでしょうか。
ポイントをまとめてみました。

・そのやることに期限をつける
・一度立ち止まり、何故それをやる必要があるのかをはっきりさせる
・1ヶ月単位でその”やること”のスケジューリングを大まかにする
・1週間単位でその”やること”の時間を決めてしまう
・1日の始まりに自分の溜まっている全ての”やること”書き出す
・1日の始まりに”今日までに必ずやること”を書き出す
・勤務中の休憩時間はしっかりと休む
・食べ過ぎない(消化にエネルギーを取られてしまう為)
・睡眠時間を確保する

上記のポイントをまとめると
・何故やるのかを明確にすること
・期限をつけること
・見える化すること
・身体的な部分に気を遣うこと

がポイントになってくると思います。

私は上位の点を実際に行いながら、この忙しいと感じる時期を乗り切ろうと思います。

それでは。

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そうだ、友人を定期的に招こう

浅間温泉にある自宅の内部

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:紅花栄(べにばなさかう):5/26~5/30頃】
あたり一面に紅花が咲く頃。紅花は古代エジプト時代から染料として利用されていました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。
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おはようございます。
さて、本日は出勤。仕事の方はだいぶ忙しくなってまいりました。
1日を計画的に、その瞬間に集中をして、寝る時間は早く。それを意識していこうと思います。

実は先日、長野に住む高校時代の野球部の同期が家に遊びに来てくれました。
期間にして、約1年半ぶりの再会です。

そこで私の家に泊まることになったのですが、家はとても汚い状態で、とても人が入れる状態ではありませんでした。
そこで直前に家の掃除を決行しました。
掃除機を掛けたり、トイレ掃除をしたり、拭き掃除をしたり。時間が掛かるかなと思いましたが、意外と早く終えることが出来ました。
また、掃除を終えた後のスッキリ感は予想以上のものでした。

そこで少し閃いたのは、”もし家をきれいに保ちたいのなら、定期的に友人を家に呼ぶこと”だということ。
そうすれば、必然と掃除をすることになりますし、部屋をきれいにすることで快適に過ごすことが出来ます。
また、物が雑多と置かれている時よりも今その瞬間にやるべきことが見えて、思考がクリアになりますね。

こうした環境を整えることも第II領域の行動になるかと思います。

ということで、今後は定期的に友人を招きたいと思います。

それでは。

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クラフトフェアまつもと

2018年のクラフトフェアまつもとの様子

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:紅花栄(べにばなさかう)
あたり一面に紅花が咲く頃。紅花は古代エジプト時代から染料として利用されていました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。

おはようございます。
本日は休日。
そこで本日はあがたの森公園で開催されているクラフトフェアまつもとに行ってきました。
このイベントは、1985年から毎年5月に行われています。その時代は、まだまだ「ものづくり」や「クラフト」といった言葉が今ほど馴染みのなかった時から行われている、いわゆるものづくりイベントの先駆けと言ってもいいかもしれません。

そんなイベントの出展者数は約280程。
ジャンルは陶磁、木工・漆、染織・フェルト、ガラス、金属、皮革、その他の素材、材料・道具・情報、食品と多岐に渡り、それぞれ作り手の皆さんとその作品を見て、触れて実際に購入することができます。

イベントの感想からいうと、想像以上に楽しめました。
松本のみならず、全国各地から抽選で選ばれた出展者の作品はどれも本当に個性豊か。
本当に一日中いても飽きないくらいです。
買い物をする気はありませんでしたが、黒檀のお箸と欅で出来たコップを購入してしまいました。

私は今までこうした工芸に意図的に触れる機会というのはありませんでしたが、今回の件で工芸の魅力を実感しました。
これからの趣味の一つになりそうな予感です。

ここで感じたのは、やはり色々な価値観や物に触れる重要性です。
自分が触れたことのないもので、少しでも興味あるものは実際に足を運んで触れていくべきだと感じました。
こうしたものづくり系のイベントは全国各地で行われている様ですので、足を運ぶ時間を作りたいと思います。

最近、休日を楽しむ選択肢が増えてきていると実感。
そのきっかけを与えてくれたのは、今の会社です。

そんなことも感謝しながら、充実した日々を過ごしていこうと思います。

それでは。

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ちょっとストップミニストップ

浅間温泉に置かれている庚申塔

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:紅花栄(べにばなさかう)
あたり一面に紅花が咲く頃。紅花は古代エジプト時代から染料として利用されていました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。

おはようございます。

最近、仕事が毎日の中心にきています。
人のことをマルチタスク型と一点集中型に分けるならば、私は後者の一点集中型に分類されるはず。

つまり仕事のことばかり考えてしまい、ちょっとストップが効いていない状態です。
日々に充実感を感じるので、それはそれで良いのですが、ふとした時に”あれ、この方向で大丈夫なのかな”と感じることがあります。

ギリシャから帰ってきて、定職についていない期間は逆です。
比較的時間に余裕があったので、方向を定めることばかりを考えていたのです。

今は休日でも体が止まろうとしないので、時間的に余裕があった期間が少し羨ましくも感じます。

とはいうものの、時間が欲しいという訳ではありません。
ちょっと一歩立ち止まって方向を定める時間が欲しいのです。

”だったら一歩立ち止まって作ればいいではないか”
はい、その通りだと思います。

何を言いたいのかというと、やはり自問自答をする時間が大切であるということです。

それは休日に意図的に1時間を”自問自答時間”を作るのがいいかもしれませんね。

もし定期的に組み込みたいのなら、日記、週次、月次、年次の振り返りがいいのかもしれません。

自分自身も、会社も、常に一歩立ち止まる時間が必要ですね。
やはり常に内省を繰り返すことが大切だと思います。

”人と比較する時間が勿体無い”と言われるのは、結局それは相手に振り回されてしまっているのであって、自分には自身の目指す所があって、その目指す所に対して、過去の地点と自分の現在地を図る方が余程有意義だからなのだと思います。

私ももっとストップを掛けられる人になる必要がありそうです。

それでは。

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溢れる思考が止まらない

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ):5/20~5/25頃】
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃。蚕がつむいだ繭が美しい絹糸になります。

おはようございます。
本日は突然、代表がやってきました。
内容は仕事についてでしたが、もう話が止まらない止まらない。
”これはこうして・・””ここはこれこれこうした方がいいよね。だって〜だから”といった具合です。
ずっとインスピレーションが溢れていて止まらない状態です。

私はその姿を見て、”自分の中で湧いたインスピレーションを実際に形にして、それが世の中で活用される様な人になりたい”と思ったのでした。

こんな人になりたい。
その人が近くにいるのなら、それは素敵なことだと思った日でした。

今あるその状況を最大限に楽しむ。
ピンときたものに対して突き詰め続ける。

そんな方向で進んでいこうと思います。

それでは。

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Karaoke

カラオケのデンモク

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ):5/20~5/25頃】
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃。蚕がつむいだ繭が美しい絹糸になります。

おはようございます。
昨日はOFFで、夜に同僚の人に誘われカラオケへ。
私にとっては現在の会社のメンバーと行くカラオケは初めてです。
メンバーは3人。27歳、26歳、25歳とちょうど1つずつ年齢が離れている構成です。

結論からいうと、とても面白かったです。
とにかくカラオケの幅が広い。ざっと歌手をのべるとAKB、スピッツ、YUKI、坂本九、吉田拓郎、かぐや姫、岡村靖幸、湘南乃風、L’Arc-en-Ciel、ちあきなおみ、Mr.Children、銀杏BOYZ、QUEEN等々。

並べてみると、統一感が全くない 笑
恐らく50代の人とカラオケへ行っても盛り上がれるでしょう。
やっぱりこの会社は変な人の集まりなのだとつくづく感じたのでした。

私のいる会社は飲み会が少なく、皆で集まる機会があまりないのですが、やはりこういう時間は必要だなと感じた次第です。

こうしたカラオケの選曲からもその人の漠然とした人となり(というと大袈裟ですが)がぼんやりと見えてくるし、どういう部分に興味を持っているのかも分かります。

共に働く上で、相手を知るというのは本当に大切だと思いました。
ということで、もっと社内で集まる場というのをもっと作りたいと感じた次第です。

干渉し過ぎない程度に相手を知り、気持ち良く仕事をする。
もっともっと気持ち良い職場にする為に、できることはたくさんあると感じました。

これからは小さなことからもっと行動を起こしていこうと思います。

それでは。

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聞く・聴く・訊く

長野県松本市にある酵素玄米のお店

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ):5/20~5/25頃】
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃。蚕がつむいだ繭が美しい絹糸になります。

おはようございます。
本日も昨日に続いて、聞くことについてお話をしたいと思います。
何故私が昨日の様なブログを書いたのかというと、人の話を聞けない人を見ていて、他ならぬ自分が”人の話を聞けていない”と気付いてしまったからなのです。

人と話しながら、常に自分の話題に持っていこうとしている自分がいる。
これではコミュニケーションにならない。こんなことではいけない。と思ったのでした。

では、聞くとは何なのでしょうか。

主に耳を用いる”きく”には3種類あります。
それは、”聞く”・”聴く”・”訊く”です。

辞書で”聞く”と調べてみると、「音・声を耳で感じとる。耳に感じて,知る。」とあります。

”聴く”というのは、「心を落ち着け注意して耳に入れる。傾聴する”の意。」とあります。

そして3つ目の”訊く”は、「たずねる。問う”の意」とあります。

”聞く”は音が耳の中入ってくる状態。
”聴く”は”聞く”がより主体的で、心を用いて注意を傾ける状態。
”訊く”は尋ねる状態と言えるでしょう。

人と話をしている時はこの3つを用いています。
人の話が音として耳に入っている時点で”聞く”となっており、その相手の話を理解しようとしていたら”聴く”になり、相手に質問をすると”訊く”になります。

ここで分かるのは、より良いコミュニケーションをする為には”聴く”が非常に重要であるということです。
何故なら、ただ”聞く”というのはあくまでただの音に過ぎず、心を用いて”聞く”ことで初めて”聴く”となるからです。
相手の話を相手の目線、気持ちに立って理解しようとする。そこで相手が本当に求めていることを知ろうとする。これが”聴く”であると思います。

そして相手の求めていることを知る為に質問をする、確認をする、問う。”聴く”という目的の手段の為に”訊く”があるのかもしれません。

”聞く”、”聴く”、”訊く”。
これらの意味を理解して用いることで、人生がより充実する様に思います。
私もこれに気を付けて、より気持ち良く実りあるコミュニケーションを目指して行きます。

それでは。

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俺の、俺の、俺の話を聞け〜

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ):5/20~5/25頃】
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃。蚕がつむいだ繭が美しい絹糸になります。

おはようございます。
最近やっと生活のリズムが一定化しつつあり、仕事のリズムも少しずつ整って来ています。

さて、本日のタイトルですが別に私の話を聞いて欲しい訳ではありません。笑
最近人と話をして思うのは、”会話をしていて、かなりの話を自分の話に持っていこうとする人は疲れる”ということです。

例えば、複数人である話題で会話をしているとします。
そうすると、とにかく自分の話題に持っていこうとする人がいます。
”そういえば、オレの後輩はね、〜と関係があるんだよ〜”ですとか、”そう言えば、オレの近所にはね〜”といった具合に、その人の身の回りの人の話にすり替えて自分のペースに持っていこうとする人です。
そのお話が面白ければいいのですが、その会話に参加をしている人からすると”いや、だから何なのですか?”となってしまいます。
また別の人が話の主体となっても、またその人が自分の話題を出して延々と話が止まらなくなってしまう。

そしてそのお話が続くと、周囲の人は”もういいや”となってしまい、その会話の輪から離脱してしまい、その会話は終了するといった構図です。
これは聞いている側が疲れてしまった為、会話から離脱してしまう例です。

また、別の例をお話しましょう。
例えば私が仕事をする上で分からないことがあり、その解を知っていそうな人に質問をするとします。
その人は私の求めていた解答を教えてくれるのですが、そこからその人の話が止まらなくなってしまい、私が随分と長めに聞き役に回ってしまう形で、その話があまりにも話が長く、私が疲れてしまって話をどこで切ろうとしようかと考え始めてしまう形です。

この様に人の話に疲れてしまうのは何故なのでしょうか。
それは、その人に聞く能力が欠如しているからなのではないかと思います。

人の話を聞きながらも、”いつオレの会話のタイミングに持って行こうか”と考えていて人の話を聞いている様で聞いていない状態です。

最近そうした事象で強く感じるのは、人は自分の話を聞いて欲しい生き物だということです。

自分の話を聞いてもらえれば嬉しいし、その話に共感をしてもらえたらもっと嬉しいし、更にその話に対して”凄いね!””偉いね!”と言ってもらえたらもっと嬉しい。
そうなるともう気持ち良くなってしまいます。
そうして知らぬ間にエスカレートしてしまい、自分の話ばかりしてしまうことになってしまうのです。

ですが、ずっと自分の話ばかりしていていいはずがありません。
お互いが話をして、その話を聞いて、理解しようとして、そしてその上で自分の話をする。
ここで会話が成り立つのです。

もし自分の話をしたかったら、まずは相手の話を聞くこと。そして相手の話を相手の目線に立って、相手の気持ちに立って理解しようとすること。
会話はまず自分が話をするのではなく、相手の話を聞くことから始まると思うのです。

私も暴走すると、自分の話をし過ぎてしまうことがあります。
そうならない様に、常に人の話を聞くことを意識して会話をしていこうと思います。

それでは。

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Z会と私

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ):5/20~5/25頃】
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃。蚕がつむいだ繭が美しい絹糸になります。

おはようございます。
最近、とても寒暖差が激しい松本市。
松本市のお米事情は分かりませんが、この寒暖差はお米を美味しくしてくれるのではないかとふと感じる今日この頃です。

さて、昨日は小学生の頃の回想をしましたが、今回は中学生の頃の回想を。
私は中学生の頃、通信教育のZ会を受講していました。
Z会とは”進研ゼミ”と並び有名な通信学習教材の一つです。

Z会の特徴としては、課題に対して答えを埋めるというよりもとにかく自分で考えさせて、自分なりの答えを出す様な問題が多かった印象があります。
その為、一つの問題に対してかかる時間がとても長く、大変でした。
これが当時の私にとっては非常にしんどく、10ヶ月分くらい溜めてしまうこともありました。
結局中学3年の夏の部活引退後にZ会を辞めてしまい、近所の塾に通うことになりました。

何故こんなことをことを言っているのかというと、今になって”Z会の教育方針は素晴らしかった”と感じるからです。

現状の日本の教育は暗記して覚えて答えを出すことを極めてしまえば、ある程度の学歴を手にすることが出来ます。

しかし会社で働く様になってからはそうはいきません。
自分なりの答えを出し、それを実行し、うまくいったらそれを磨き続けて、失敗したら改善策を考えて次回以降の成功の糧に活かす。
これは答えなき答えを常に自分なりに考えるプロセスです。

これはZ会の教材と同じです。
正直受験にはあまり直結しないけれど、実は受験合格よりも大切なものをZ会の教材は提供しているのではないかと思いました。

Z会の教育理念を見ると、以下の様なことが書いてありました。

ーーーー
私たちは、将来、社会の中核を担う人材を育成するために、以下の能力を養成します。

  1. 一.課題を発見・解決する力
  2. 一.本質を見究める力
  3. 一.自らの思いや考えを伝え、周囲を巻き込む力
  4. 一.社会をより良くしようとする強い意志
    ーーーー

どれも本当に大切なことです。

Z会は私に考え方のベースを教えてくれたのではないかと感じています。
何故だか急にZ会へ感謝の気持ちが湧いてきました。

暗記を優先して安易な道を取るか、ちょっと辛いけど自分で考えて答えを出す取り組みをしてみるか。
これは数年後にじわじわと効いてくる意思決定ですね。

やっぱり教育は大切だ。
そんなことを感じました。

それでは。

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教育は大事。〜蚕さんより〜

【二十四節気:小満(しょうまん):5/20~6/4頃】
陽気がよくなり草木が成長して茂るという意味。農家では田植えの準備を始める頃。動物や植物にも活気があふれます。また、秋にまいた麦の穂が付くころで安心する(少し満足する)という意味もある。

【七十二候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ):5/20~5/25頃】
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃。蚕がつむいだ繭が美しい絹糸になります。

おはようございます。
本日より二十四節気が変わり、小満(しょうまん)に。意味は上記の通りで、ちょうど先日南魚沼のキヨシさんの田んぼも田植えが始まったという一報がありました。まさに二十四節気通りですね。
こうして季節の大体の流れを把握して、感覚の中に落とし込まれていくのも、二十四節気七十二候を毎日ブログにUPしているからこそのお陰でもあります。

そして七十二候は蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)。
蚕が桑の葉を盛んに食べだす頃という意です。
明治時代の浅間温泉エリアは地場産業の蚕糸産業が盛んで、温泉街としても発展を続けていた時期でもあったのですが、養蚕で成り立っていた側面があるそうです。その為、桑畑に囲まれた温泉街であったそう。

蚕で思い出すのは、小学生の頃に蚕を育てる授業があったこと。
班を作って各自が持ち回りで蚕の入った段ボールを家に持ち帰り、世話をするというものでした。
その時驚いたのは、夜に蚕が”ムシャムシャ”と音を立てながら桑の葉を食べていたこと。
あの音は今でも体が憶えています。

そんな蚕との思い出で感じたのは、教育は大事であるということ。

”養蚕業が盛んだから、周囲に桑畑が広がっている”と言っても、そもそも蚕の餌が桑の葉であるということを知らないと意味が理解出来ないのです。

私も恐らく小学生の頃にあの蚕を育てる授業がなければ、未だに知らなかったかもしれません。

利便性の進んだ現代だからこそ、幼小中高の時期において”昔はこれが当たり前だった”という旨を知ることがとても大切なのではないかと思います。

私も最近年上の方々と会話をする中で、”その世代の当たり前を知らない”と感じることが多々あります。

もちろん全てを知る必要はないですが、必ず知っておいた方がいい前提がある。
それを教育者側が見極めて、カリキュラムを作っていくことは非常に大事だと思います。

私は生涯のうちで教育に何らかの形で関わりたいと思っています。
さて、どの部分で関わっていきましょうか。

それでは。

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