開拓日記

2017年4月より開始した、”開拓日記”のブログです。

ローカルに触れる

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:虹始見(にじはじめてみられる):4/14~4/19頃】
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができる。
虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされている。

おはようございます。
昨日は初めて松本駅前から松本城までのエリアを散策しました。
松本は全体的に昭和初期以前の建物や高度経済成長期以降に建てられたビルが多く残っているので、その建物自体を見るだけでもとても面白い印象を受けます。

また、飲食店は小さなものが多く、独特な雰囲気を持つお店が数多くたくさん点在しているのも魅力だと思いました。
歩いているだけでとても面白いのがいいですね。
まだまだざっと見て回っただけなので、今後更にディープな松本を掘り下げてみたいと思います。

そして昨日の夜はお風呂掃除をして下さっているパートさんとその方のお兄さんが大将を務めている大衆割烹へ飲みに行きました。
そのお店は大将のお母様の代で40年、大将の代で40年と計80年の歴史を持つお店。
店内は掘りごたつ風のカウンターとお座敷席が2卓の合計10席ちょっと。
とてもこぢんまりとした雰囲気の良いお店です。

いただいたのは氷見のイカのかき揚げと、駿河湾の桜えびのかき揚げ、更にふきみそ、たらの芽・ふきのとうの天ぷら、そば粉の厚焼き等。素晴らしいお味でした。更に信州の地酒と松本のワインをいただきました。
更に、”最近野菜不足だろうから”ということで盛りだくさんのサラダと野菜炒めをご用意して下さいました。
お心遣いに感謝です。

会話は大変盛り上がり、松本のこと、浅間温泉の昔話等私のまさに知りたかったお話ばかり。
大将は”その地域を理解したいなら、ローカルなお店でたくさん飲みなさい”とアドバイスを下さいました。
周りの皆様は恐らく平均年齢70歳以上。私だけポツンと20代でしたが、会話の止まらない、あっという間の充実した時間でした。

ローカルって凄く楽しい。そんなことを感じた一日でした。

その地で働くということは、その地をより広く、深く知る必要があります。
その地域の”知”を深める為に自分で足を運び、地元の人々(幅広い年齢層)と親交を深めることが大切だと思います。

楽しければ、休日も自然と仕事に繋がることをしてしまっている。
そこにはワークライフバランスという概念は当てはまりませんね。
自分の興味の赴くままに、探求を進めていこうと思います。

それでは。

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私の新居からAmazon第二支社について考える

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:虹始見(にじはじめてみられる):4/14~4/19頃】
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができる。
虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされている。

こんばんは。今日は休日。
そして近くのアパートへお引越しでした。
新しい新居は、築33年、家賃1.8万円、1K、洗濯機、冷蔵庫、ガスコンロ付き、日当たり良好、そして月々2,000円支払えば近所の共同浴場(浅間温泉にはローカルな方だけが使える共同浴場が点在している)が使えるという超良好物件。
私にとっては全然満足な物件です。

何故こんなに安いのか?
それは近くに信州大学松本キャンパスがあるからです。
学生の需要が高いということだからでしょうか。
それにしても安過ぎる。賃貸物件情報誌をみると、築十数年、1DK、洗濯機、冷蔵庫、ガスコンロ付き、WiFi、家具付きで3万円台という物件がたくさんあります。

また、周囲を見渡してみるとイオンモール、松本駅が比較的近く(浅間温泉は更に近い)、生活には困りません。
飲食店の平均レベルも比較的高い様に思います。
そして信州といえば蕎麦。お蕎麦屋さんがたくさんあります。

学生さんのみならず、一人暮らしをする社会人にはとても良好な居住環境だと思います。

大学や大きな会社があれば、周辺地域の経済も自然と潤いやすくなります。
だから自治体は企業や学校の誘致を行うのですね。

最近の企業誘致で思い出したのは、Amazonの北米第二本社建設計画。
この計画はAmazon側が候補地を公募制で募っている点。
現在は応募のあった238都市から20都市にまで絞られています。
Amazonによると、最終決定は今年中になるそうです。
これはとても気になりますね。

Amazonは第2本社への投資額は50億ドルのものぼり、5万人の雇用を創出する計画だそうです。
誘致の成功した都市の経済的な恩恵は計り知れぬものとなるでしょう。

更に、経済学者のエンリコ・モレッティ教授は「ある都市でハイテク関連の雇用が一つ生まれると、長期的には、その地域のハイテク以外の産業でも五つの新規雇用が生み出されることがわかった」という学説を述べています。

この学説によると、Amazonの第2本社が来ると長期的には25万人の雇用が生み出される試算にになるそうです。
以下引用です(一部短縮)。
「Amazonのような企業は、給料が高く、従業員はクリエイティブな生き方を好む。
だからレストランで食事をしたり、ヨガ教室に通ったりするので、お金が落ちるのである。それがハイテク以外の産業を潤すのだ。
またアマゾンが進出することで、別のタイプのハイテク型産業が集まる可能性も高い。人材交流のプールができているからだ。
このハイテク企業の5倍乗数効果という法則は日本にもある程度当てはまるだろう。ハイテク産業は製造業に較べて直接雇用数は少なくても乗数効果は高いのである。」

とあります。つまり5万人の雇用が更なる相乗効果を生み出すことを指します。
どんな人材がやってくるかによっても違いが生まれることを指しますね。
確かに、収入の高い企業の従業員1,000人と収入の低い企業の従業員1,000人であれば、お金の落とし方やお店の嗜好も変わりますね。
この観点はとても面白いと思います。

ということで、今後は松本という都市を大学だけでなく、どんな企業があり、どんなタイプのお店が多い傾向にあるのかなども分析をして考えて行きたいと思います。

それでは。

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おば(あ)ちゃんと働く

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:虹始見(にじはじめてみられる):4/14~4/19頃】
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができる。
虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされている。

こんばんは。
本日は業務改善について。

あまり社内のことを述べるのはどうかと思いながらも、ちょっと仕事のことを。
現在私は、掃除も行なっています。
元々いる掃除担当の皆さんは、総じて70歳以上の方々。
勤務歴は10年以上のベテランさんばかり。
私が25歳だということをお伝えすると、”孫と大して変わらんね”と一言。

私の掃除業務における内容は、掃除の業務内容の効率化と、担当の皆さんに気持ちよく働いていただく仕組み、ミスを少なくクオリティの高い掃除業務へと変えていくこと。

私にとってここまで年の離れている方と働くことは初めてです。
皆さんと接していて感じるのは、

・丁寧な仕事をして下さること
・分担がはっきりとしていること
・助け合いの精神がとてもあること
・何だか、暖かい

という点です。
何だか、ドライの対極にある感じがとてもいいなと感じます。

仕事中に急にお孫さんの沖縄土産である黒糖(1ヶ月くらい経っている 笑)をくれたり、話し出すと止まらなかったりなど、何だかいつもじゃ得られない感覚が何とも面白い。
”え、兄ちゃん〇〇大学出身なの!秀才なのねぇ!(MARCHの底辺です)””にいちゃん、にいちゃん(名前を覚えようとしてくれるが覚えるのに時間がかかるそう)””あら、鎌倉出身なの!いいとこねぇ””近くに引っ越したの!今度お茶のみにきてね”といった具合に皆さんどんどん喋りかけてくれて、何だかこちらの気分がとても明るくなってきます。

皆さんの一生懸命な姿を見ると、本当に何事も裏方がいてこそ成り立つものだなと感じます。

まず私の任務は、無駄なものを減らすことと、全員が共通認識で動ける業務の中の原理原則を作っていくこと。
仕事を早く終えることと、仕事の抜け漏れを減らすこと、そして何より掃除の皆さんが気持ちよく働いていただくことが目的です。

効率化はもちろん大事。ですがやっぱり私は人である以上、人間らしさを大切にしたいなと思いました。
これからおばちゃんに溶け込んでいくのもとても楽しみです。
それでは。

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原理原則に従う

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:虹始見(にじはじめてみられる):4/14~4/19頃】
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができる。
虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされている。

おはようございます。
本日は気持ち良く起床です。
近くを探したら酵素玄米を出しているお店がありましたので、ランチに行ってみようと思います。

さて、本日は原理原則に従うことについて。
本日で仕事4日目ですが、毎日やることが新しく、目の前がぐるぐるしている様な状態です。
ついつい目の前のことに囚われてしまいがちのリズムとなってしまいそうな状態に。
新しいメンバーとの日々のコミュニエーションは必須。
更に元々いた方々と良好な人間関係を築き上げることも急務です。

こんな時はどうしたらいいのでしょうか。
そこでふと思い出したのが、7つの習慣です。
まずは日々の行動を7つの習慣に沿って落とし込むことが重要だと思いました。

ということで7つの習慣をおさらいしてみたいと思います。

第一の習慣:主体的である(Be Proactive)
第二の習慣:終わりを思い描くことから始める(Begin with the End in Mind)
第三の習慣:最優先事項を優先する (Put First Things First)
第四の習慣:Win-Winを考える (Think Win/Win)
第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される(Seek First to Understand, Then to Be Understood)
第六の習慣:シナジーを創り出す(Synergize)
第七の習慣:刃を研ぐ (Sharpen the Saw)

どれも本当に大切なことばかりです。
7つの習慣の中で、現在意識が強く向いているは、第五の習慣の”まず理解に徹し、そして理解される”です。
最初の人間関係構築の段階では、自分の話をしてしまいがち。
または自分の持って行きたいことに持っていこうととしがちです。
しかし、まず大切なのは相手が何を言いたいのかを相手の気持ちに立って考えること。
そしてそれをしっかりと理解しようとすること。
そこから始まると思います。

上記の7つの習慣を意識し、時には本を見返し、反復を繰り返すことでより良い人間性の獲得ができるのではないかと感じます。
そしてその人間性は信頼を構築する上での重要な土台となり、充実した仕事をする為にも必須であると思います。

私も今一度上記の習慣を見直して、原理原則に従い、忙しさに忙殺されず、時間を支配するくらいの気持ちでありたいと思います。

それでは。

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ベンチャー魂

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:虹始見(にじはじめてみられる):4/14~4/19頃】
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができる。
虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされている。

こんばんは。本日も日にちを跨いでしまいました。。
本日で勤務は3日が経過。
もう毎日が嵐の様に過ぎ去っていく感じがしております。

毎日覚えることばかり。
1日も早く覚えなければ。
1日も早く、元々いらっしゃる職場の皆さんとコミュニケーションを取らねば。
1日も早く、より良い環境にしていかなければ。
そんな気持ちを感じます。
正に一日一日が勝負の段階。

こんな感じで働いているのを感じると、前職時代を思い出します。
毎日新しい案件があって、毎日でことがひっくり返ったり。
だからそれに対応する為にも、必然的に仕事時間が長くなってしまいます。

つい先日まで働いていた南魚沼の職場は、もう既に開業から4年が経過。
それなりにシステムは出来上がっているので、そこまでシステムが変わることもありません。

しかし今の松本の旅館はどうでしょうか。
職場の人数は減るわ、大規模な改革をする必要があるわ、一刻も早く結果を出す必要があるわ。
とにかく毎日やることがたくさんです。
そして新しい仕組みを作って行く必要がある。
その瞬間瞬間が勝負です。
言い換えると、自分が仕組みを変えるきっかけになることができる。
新しい土台作りの中心となることができる。これは凄いやりがいになると思うのです。

だから大変でも、何故か気持ちは燃えてくるのです。
正に気分はスタートアップ企業。

とにかく主体的に考え、気付きがあったら提言し、具体的な案を提示して改善に向かわせる。
そんな感じです。

だから体力的にキツくても、なんとも言えぬ充実感がある。
今はそんな感じです。

さあ、明日はどんなことが待っているのでしょうか。
私は何を最優先事項にして取り組めばいいのでしょうか。

毎日がドラスティック。
ベンチャー魂を働かせましょう!

それでは。

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THE RYOKAN

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:虹始見(にじはじめてみられる):4/14~4/19頃】
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができる。
虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされている。

こんばんは。本日は日を跨いでしまいました。
七十二候は清明の末候に変わり、虹始見(にじはじめてみられる)となりました。
初候の玄鳥至(つばめきたる)は全くその通りでちょうど燕の活動が活発になる様子を確認することが出来ました。
次候の鴻雁北(こうがんかえる)に関しては、そもそも雁が住むエリアにいなかった為、見られず。
今回の候では虹をみることができるのでしょうか。

さて、早速松本に来て2日間の勤務を終えました。
色々なことを感じますし、元々職場で働いていた方々と働くと新鮮なことがたくさんあるので、とても面白いです。
あまり内部のことですので書けませんが、正直に述べると、潰れて然るべしの現状だと感じています。

例えば、建物について。
私の新天地の旅館は平成3年と平成7年に新築に建て替えられており、非常にいびつな形をしております。
平成3年といえば、バブルの真っ只中。どの業界もたくさん作れば売れる時代だったのでしょう。
旅館でもとにかく大きな箱を作ってしまえば、人が勝手に埋まった時代だったのでしょう。
私のいる旅館の建物は、そんなバブルの御多分に漏れず、大きく作ってしまった感じが否めません。

何をしても人がきた時代。そんな時のさなかに身をおいていたら、それが永遠に続くという幻想に囚われてしまうかもしれません。
旅行代理店が連れてくる団体利用で稼働率MAXにすればいいや。
そんな気分だったのでしょうか。

また、旅館の”おもてなし”は本当に”おもてなし”なのでしょうか。
それは自己満足である可能性はないのでしょうか。
実はお客様が求めているからと思ってやっていても、実はお客様にとってそこまで重要なことではないのかもしれません。
本当に部屋出しの夕食は必要?
相手の要望に何でも答えることは必要?
どこでも食べられる食材をちょっと贅沢にしてお腹いっぱいにすれば本当に満足するのか?
お客様は大切な存在ですが、神ではありません。
色々なことを感じます。

そんなことに疑問も感じずにただその場しのぎの営業をしてきた結果が、倒産です。
知らないうちに旅行代理店なしでは集客が出来なってしm
然るべくして、倒産しているのです。

私はこの現状を変えたい。
THE RYOKAN.
さあ、変えましょう!

それでは。

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IZA、浅間温泉

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:鴻雁北(こうがんかえる):4/9~4/13頃】
ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。「カリカリ」という鳴き声が名前の由来とも言われている。

こんにちは。
本日早朝にロッヂを発ち、午前10時には浅間温泉の旅館に到着しました。

浅間温泉とはなんでしょうか。
松本駅から車10分程の位置に立地する温泉郷。
歴史は古く、浅間温泉の歴史は1300年程と言われています。

古くは、西暦698年の飛鳥時代、日本書紀に登場する束間(つかま)であるという一説があります。
このエリアの地には天武天皇に仕えていた有力な氏族の古墳が数多く見つかっており、
この頃から都にも知られていたことが推定されているそう。
江戸時代には松本城のお殿様が通い、明治時代には与謝野晶子や竹久夢二らの文人にも愛されました。

更に調べてみると、与謝野晶子の贔屓にしている旅館は、何と私の新たな職場の旅館の目の前でした。
残念ながら、現在は当時の旅館ではなく、安売り、食べ放題で有名な某ホテルチェーンの名に変わっております。

察した方もいるかもしれませんが、現在温泉地としては衰退の途を辿っていると言い換えてもいいでしょう。

そして私の働く旅館についても簡単に触れておきましょう。
私の働く旅館は、創業貞享元年。334年の歴史を持つ旅館で、徳川吉宗と同い年です。

2018年3月15日に私の働く会社がここの旅館の会社の株式を全取得し(旅館の社名は変わりませんが)、100%子会社化したからです。理由はこの旅館の財政状況の悪化。つまり私達の会社がこの旅館を再生するのです。

当面はこの旅館のまま営業を続けますが、約1年後にはリノベーション工事を開始予定。
約2年後にはリニューアルオープンもする予定なのです。
まさに大規模な再生プロジェクトです。

という訳で、私も縁あってこちらで働くことになった訳です。

今日周辺を軽く散策してみました。寂れている感は否めませんが、のどかゆったりとした時間が流れるいい所。
さあ、1日1日がより濃密になる予感。
私の役割は、現場を支えながら、皆が気持ち良く働く新たな仕組み作りを作ること。
そして旅館の稼働率を上げて改装時のオープンの礎を築くことです。

私は常に自分の役割を忘れず、長期的な目線を持ちつつ、その瞬間瞬間を大切にしながら、進んでいきたいと思います。

それでは。

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ふきみそ祭り2日目。そして最後の晩餐

まいたけとふきのとう

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:鴻雁北(こうがんかえる):4/9~4/13頃】
ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。「カリカリ」という鳴き声が名前の由来とも言われている。
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おはようございます。
昨日で南魚沼の勤務自体は終了で、今日はふきみそ祭りだけの参加です。

本日はふきみそ祭り2日目の模様をお伝えします。
今回は8時に職場のキッチンに集合。
今日の工程は、以下の通りです。

・ふきのとうを煮込む
・ふきのとうの水気を取る
・ふきのとうをフードプロセッサーで砕きすぎない程度に砕く
・ふきのとうを炒める
・同時に味噌を炒める
・ふきのとうと味噌を合わせる
・真空パックで袋詰め
・完成!
・後片付け

キッチンスタッフ主導で行いました。
皆で代わる代わるそれぞれの役割を行いましたが、特に体力仕事なのはふきのとう炒めと味噌炒め。
段々と水気が飛んでくると混ぜる力が更に必要になり、腕に直ぐに乳酸が溜まります。
そして鍋の底についたふきのとう、味噌が焦げ付かない様にも気を付ける必要があります。
幸い量に対しての適正人数よりも多い参加者でしたので、疲れたら交代・・・。といった具合で行うことが出来ました。

今回も昨日同様、皆の会話が弾みました。
やはり共同作業はいいですね。

予定だと12時終了予定でしたが、10時には全て終了。
昨日の収穫から一貫して携わってきましたので、終わった時の達成感もひとしおです。
とても楽しい時間となりました。

そして私は帰宅。
今日は私の3ヶ月過ごしたロッヂでは最後の夜となります。
ロッヂのご家族の方は、採れたてのふきのとう・独活を天ぷら、木の芽のおひたし等、旬の山菜をふんだんに用いた料理を作って下さいました。
他にも手料理がずらり。最高のご馳走でした。
私にとってのご馳走は、まさにこうした手料理達。A5ランクのお肉よりやフォアグラ、キャビアといったものよりも、私にとっては宝石に見えます。
本当に楽しい夕食でした。

そして夕食後は、主であるキヨシさんとのおしゃべりを約2時間。
お供はお酒ではなく、いつもお茶っ葉を入れ過ぎな急須で淹れた緑茶。笑
これも楽しいひと時でした。

ロッヂ生活はたったの3ヶ月。
だけど気持ちは6ヶ月くらい。なんでこんなに楽しいのか分からないけれど、充実した時間でした。
キヨシさんの田んぼや野菜の畑を手伝えないのは少し心残りだけれど、また来年、再来年のタイミングでtry出来たらいいなと思います。
ロッヂのご家族の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

そして明日は早朝に発ち、松本へ。
ボス曰く、本当にドラスティックな展開が待っているとかいないとか。
松本生活もとても楽しみにしています。

さあ、やるぞ。

それでは。

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ふきみそ祭り

ふきのとうとつくし

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:鴻雁北(こうがんかえる):4/9~4/13頃】
ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。「カリカリ」という鳴き声が名前の由来とも言われている。

こんにちは。
本日は職場の年一回のイベント、”ふきみそ祭り”がありました。
ふきみそ祭りとは何でしょうか?
名前の通り、ふきみそを作るイベントになります。
日程は2日間。今日の午前中が収穫とふきのとう洗い、明日の午前中がふきみそ作りとなります。

早朝6:30に集合をして、職場から車で約10分程の場所へ移動し、ふきのとうの収穫を開始。
ポイントは花が開ききっていないものを選ぶこと、もし開いているとしても花はとってしまうことです。
私はひたすら蕾の若い状態のふきのとうを探すことに熱中。
思いの外、この収穫がとても楽しいです。

約1時間半収穫をして、全員合わせると十数キロ採れました。
この後は職場へ戻り、ふきのとうを洗います。
何と言っても、大変なのはこの作業。ふきのとう収穫時についた泥や別の汚れを水で何度も洗います。
結局これに時間がかかり、皆でふきのとうを囲んで約4時間ほど掛かりました。

予定通りに本日の日程は終了。
明日はキッチンにてふきみそ作りです。

ふきみそ祭りを通じて感じたことが2つありました。

まず1つ目は、収穫の楽しさです。
私にとってふきのとう収穫は初めてのこと。
自分の求めるふきのとうを探す際に、どんな所にその求めているものが生えている傾向にあるのかを考えることがとても面白く、段々とコツを掴む過程にも楽しさを感じます。
そうしたプロセスは、五感を使っているかと思います。
普段は使わないような感覚を使うことで、何らか新たな発見がある様に感じます。
やはり自然と生えているものに対して触れ合う時間が重要だと感じました。

もう1つは、共同作業の良さです。
ふきのとうを洗っている時はとても会話が弾みました。
新卒のメンバーや、新しく入ったメンバーが中心でしたのでお互いの趣味や考え方を知る大変貴重な場でもありました。
定期的に皆で集まってコミュニケーションを取る場が必要であると感じました。
そしてそれは、仕事を円滑に進める一助になると思うのです。

そんなこんなで、朝やや早起きをしたので眠いですが、とても有意義な時間となりました。
明日もとても楽しみです。

それでは。

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山菜とベルマーレ、そして温泉

【二十四節気:清明(せいめい):4/4~4/19頃】
清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃。

【七十二候:鴻雁北(こうがんかえる):4/9~4/13頃】
ツバメとは反対に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃。雁は「かり」とも読み、「鴈」と書くこともあります。「カリカリ」という鳴き声が名前の由来とも言われている。

おはようございます。
あと南魚沼での勤務生活はあと2日、南魚沼生活はあと3日。

今の私が何を思うのか。それは新天地での楽しみな気持ちと、南魚沼で山菜の季節を堪能したかったということです。

私が南魚沼へやってきたのは12月の始め。
そしてキヨシさんのロッジへ住まわせてもらい始めたのが1月3日。
鎌倉で生まれ育った私にとって、その積雪量はとても驚きました。
1日で車の半分以上の高さまで積もるわ、3日放っておいたら車がすっぽりと覆いかぶさってしまうわの積雪量。
これでも、昔に比べると積雪量が減ったというから驚きです。

雪国に住む人にとって、この雪はネガティブに捉える人もいればポジティブに捉える人もいる。
私は初めての雪国の冬は毎日が驚きの連続で楽しむことが出来ました。

そして春がやってきました。
春といえば山菜の季節。
私の一番の春の楽しみは、山菜を採りに行って、実際に味わって、山菜の名前を覚えることでした。
同僚の人と、キヨシさんと。山菜採りへ行くことを心待ちにしていました。
私の働いている旅館の周りだけでも、30種類以上の山菜を味わうことが出来る地域。
しかしあと3日で南魚沼を発つことになりました。

もちろんとても残念ではあるのですが、今回の異動自体はとてもポジティブなものであります。
私が今年の目標を達成する上でとても大切なことでもあるのです。
だから今は凄く楽しみな気持ちとちょっと残念な気持ちの両方が混ざっている状態です。

そんな私の新天地は、長野県は松本市、浅間温泉。
徳川吉宗と同い年の温泉旅館です。
ベルマーレもライザップの一員となったことですので、私も結果にフルコミット!

それでは。

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