ギリシャ航海記

2017年にギリシャのクルーズ船会社で勤務していた際の日記。

日本に帰りたい気持ち:

おはようございます。本日はギリシャのナフプリオに到着です。
今日は比較的余裕があるのでゆっくりと過ごそうと思います。

最近、日本に帰りたいなと思うことが少しあります。
家族の顔を直接見たい、日本食を食べたい、自分の部屋でゆっくりと寝たい、等といった感情が湧きます。
もちろん友達にも会いたいと思いますが、何故か浮かんでくるのは家族の顔のことが多いです。
自分の両親から生まれた体だから、でしょうか。家族というのは偉大ですね。

何が帰りたい気持ちを起こしているのでしょうか。
それは思った以上に英語が伸びていないとか、皮膚の問題であったり、そういった感情を抱えているからだと思います。

特に痒みは精神的に与えるものが大きいです。試行錯誤を繰り返して、本当に解決する日があるのかと。
見えないゴールに向かって走っている様な感覚です。

このまま続けて果たして身になるのだろうか、等と様々なことを考えてしまいます。
何かと理由を付けて現実から逃げたい自分が別の所にいる様に思います。

今の自分の状態を見て、私というのはとても脆いなと感じます。

こういう頭の中が渦巻いている時は、自分の中で何故ここにきたのか、自分はこの経験を通じてどうなりたいのかを考えることが有効なのではないかと思います。

というわけでこの場を借りて整理します。
私がここにきた理由は、国際的な環境で働く経験を通じて、もっと自分がタフになること。使える英語を身に付ける為です。

そしてこの経験を通じて自分はどうなりたいのか。英語を母語とする人達ともスムーズに話せる様になること。自分の意思を伝えられる様になること。海外の仕事で結果を出せる様になること。様々な価値観に触れることで視野を広くすること。コントラクトが終わった後に達成感を得ることです。

こうしたことを考えていると、「ネイティブと話せる様になりたいなら、アメリカなりカナダなり行けばいいじゃん」とか、別の一人の自分がささやいてきます。
確かにその通りです。ただ自分の中心の中で「ここに行った方がいい」という自分がいました。

一番大切なのはどこに目標を置くかということでしょうか。
今日もう一度考え直したいと思います。

また、ある方が仰っていました。「本当にしんどくなったら帰って来ればいい」と。
本当にしんどくなったら帰ってこようと思います。
途中で帰国するかしないかは自分で選ぶことが出来ます。

乱文ですが、自分の頭を整理する目的で書かせて頂きました。

それでは。

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オフラインに頼る。

こんにちは。本日はイズミールに到着です。
本日でイズミールへの寄港は一旦終了。7月,8月は航路が変更され、再度9,10月に現在の航路に戻ります。

現在ブログを書く際は必ずオフラインで書く様にしています。
理由はオンラインで書くとネットサーフィンをしてしまうからです。

ですがどうしても時間がない時は、オンラインで書く様にしてしまいます。
そうするとどうしてもネットサーフィンをしたい衝動に駆られてしまいます。

そんな時はどうすればいいのでしょうか。

私の対処方法は、そういう時もオフラインにして記事を書くこと。
そうすれば記事を書く際の調べごとをした衝動も無くなるので、大変重宝しています。

オンラインの環境に身を置ける以上は、意図的にオフライン環境に身を置いて、そのことに集中することが出来ます。

このまま日本に帰るまでは、SIMを買わずに、WiFi環境のみでインターネットを繋げる様にしようと思います。
そうすることでよりメリハリのある生活スタイルに変化をさせて、日本でもその経験を活かそうと思います。

それでは。

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習慣を変えます

おはようございます。本日はサントリーニ島へ到着。
今日はオヤという地域に行ってみようと思います。

最近、体の痒みが少しだけ強まりました。そして良くなりかけていた皮膚が悪化してしまいました。
日中は我慢できる程度なのですが、夜中にひどくかいてしまう様になりました。

以前に書いたブログでは、下記の様な生活習慣を実行していました。
現在も【発汗】、【毎日継続すること】、【皮膚を鍛える】は行っていますが、食に対しては少し甘くなっていました。理由はあまりに食を継続する
しかしストレスになるのは良くないとして、少し甘めにしました。

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【以前の習慣】→赤字はやめてしまった習慣

【腸内環境へのアプローチ】
《消化の時間を与える》
間食を控える
1食の間を5時間空けるようにする
食事は様々な種類のものを少しずつ食べる
腹7,8分目を心掛ける

《栄養面》
野菜中心+果物の食生活を心掛ける
肉、乳製品、アルコールの摂取を控える。
グルテンフリーの実行、糖質の取り過ぎを抑える

【発汗】
毎朝朝食前にクロスフィットを行う

【皮膚を鍛える】
週1回海水浴、日光浴を行う

【毎日継続すること】
日誌を付ける
薬、クリームは使わない
英語版・日本語版ブログを毎日書く

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どうやらそれが良くなかった様です。
それぞれの赤字に対しての行動を述べます。

・腹7,8分目を心掛ける
→腹八分目以上に食べてしまうことが多かった。

・グルテンフリーの実行、糖質の取り過ぎを抑える
→パンを食べたくなる時があり、食べてしまった。時々我慢できずにケーキ(砂糖)を摂取してしまった。

・肉、乳製品、アルコールの摂取を控える。
→肉、乳製品の摂取は少なめにしているが、全く控えてはいなかった。

最近気付いたのは、夜寝る前にお腹が空になっている感覚があると、夜にあまり掻かずに済むこと。
逆に夜多めに食べてしまい、寝る前も少しお腹が張った感覚があると夜掻いてしまっている様です。
ということは胃腸が落ち着いている必要があるということかもしれません。

その為今後は特に夜にお腹が空っぽの感覚を感じて寝る様にしようと思います。

また、海水浴・日光浴は行いたいのですが、痒みが増してしまいます。
その為状態が良くなってから再度再開しようと思います。

そして習慣を以下の様に改めようと思います。

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【新たな習慣】

【腸内環境へのアプローチ】
《消化の時間を与える》
間食は余程お腹が空いている時以外は、控える。
1食の間を5時間空けるように取り組む
食事は様々な種類のものを少しずつ食べる
お腹が張った状態になることをなるべく控える様にする。
腹7,8分目を心掛ける

《栄養面》
野菜中心+果物の食生活を心掛ける
肉、乳製品、アルコール、グルテン食品はかなり控えめに。
砂糖の入った製品は口にしない。自然由来の甘みであれば良し。しかし過剰な糖質摂取は控えること

【発汗】
毎朝朝食前にクロスフィットを行う

【毎日継続すること】
日誌を付ける
薬、クリームは使わない
英語版・日本語版ブログを毎日書く

ーーーーー

今回は何を食べるかよりもとにかくお腹いっぱいにし過ぎないことに重点を置きます。
一旦1週間続けて様子を見ようと思います。

それでは。

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オフライン環境におけるEvernote

おはようございます。本日はトルコのチェスメ港へ到着。
昼過ぎには出港をしてミコノス港へ向かいます。

本日はEvernoteについて。
皆さんはEvernoteをご存知でしょうか。恐らくご存知の方の方が多いかと思います。Evernoteはクラウドで管理が出来るの”デジタルのノート”です。PC、インターネット上、スマートホン、タブレット等それぞれアプリケーションがあります。
イメージとしてはそれぞれのコンピューターに入っているメモ帳をすごく便利にしたものと言えば分かりやすいでしょうか。

ノートとして保存を出来ることはもちろん、インターネットの記事を保存したり、会議の議事録をURL付きで保存して共有が出来たりと活用方法が多岐に及ぶとても便利なサービスです。
また、クラウドのサービスですので、オンライン上にいれば自動でノートを更新してくれます。
つまり万が一端末が壊れてしまっても大丈夫。同期されていれば他の端末からそのノートを見ることが出来ます。

私も記事の保存、以前IT企業で働いていた時は議事録として、忘れてはいけない情報の保存、このブログのネタ帳・下書き用メモとして幅広く活用しています。今やなくてはならぬ存在です。

特に私が活用していて便利なのはインターネット記事、メールマガジンの保存です。
もし私がインターネットの記事を読みたいと思った時はWiFi等のオンライン環境に行かないと記事を読むことが出来ません。
また、インターネット環境下に行く際には他にも行いたい事がある場合がほとんど。
そうした際は全ての読みたい記事を読む時間はありません。

そんな時に活躍するのがEvernoteの記事保存機能です。
これを活用すると、インターネット上の記事を自動的に最適な形でEvernote上に保管してくれます。
私の場合は、PC上でその場で読みたい記事を全て保存し、オフラインの環境でも読める様にしておきます。
更にその場でスマートフォン上でもEvernoteのアプリを同期しておけばスマートフォンでも閲覧可能です。

私の保管する記事は①オフライン環境下で頭にふと浮かんだ疑問に答えてくれる記事②お気に入りのメールマガジン③偶然見つけた面白い記事です。

この機能は日本にいる時はほとんど活用していませんでした。
しかし現在の様なオンライン環境が限られている私にとってはとても便利な機能でほぼ毎日活用しています。

記事保管機能を使っていて感じたのは、ネットサーフィンという時間の使い方がいかに勿体無いかということです。
日本にいた頃は、目的もなくスマートフォンをいじっていたら何を調べているのかを忘れてしまっていた、ということや気付いたら凄く時間が経っていた、ということがよくありました。皆さんもあると思います。

しかし現在は保存したい記事をあらかじめ決めて、保管をしているので掛かる時間はそこまで掛かりません。
また、その保管した記事をオフラインの環境下で読むと記事だけに集中することができます。

つまり無駄なネットサーフィンの時間を使わずに済むということです。
今までどれだけ時間を浪費していたのだろうと反省しました。
調べる時は調べる。読む時は読む。それぞれの行動に対して今その時間は何をしている時間なのかをはっきりさせて行動をすると集中が出来、時間を有効に使うことに繋がることに気付きました。

オフライン環境にいると、”当たり前のことだけどとても大切なことだな”と気付く場面が多くなります。
これからもオンライン環境のありがたみを噛み締めつつ、更にメリハリの効いた時間の使い方を実践出来る様に

取り組んでいきます。

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クルーの強い味方、にんじん

ギリシャで買ったりんごとにんじん

おはようございます。本日はギリシャのロドス島に到着です。
7月より航路を変更する為、ロドス島へ来れるのは一旦あと2回。
現在と同じ航路に再度戻るのは9月になります。

本日は人参について。
私はクルーの食堂の野菜だけを食べていることが不安です。
何故なら、
船で大量に消費するものだから食品に対するコストを抑えているはず→つまり基本的に大量生産されているものが多いはず→品質もそこまで良くないだろうし、農薬を使っている量はどうなのだろうか?といった疑問が絶えない
といった妄想を抱えているからです(それらの食品がどこでどう作られているか聞くべきですね)。

その為必ず八百屋さん(スーパーではない)で買った野菜やフルーツを1日1回は取るようにしています。

フルーツであれば、リンゴやオレンジ、プルーン等そのまま常温で保管をして食べることが出来る為、比較的様々なフルーツを買って保存をしておくことが出来ます。

しかし野菜はどうでしょうか。基本的に調理をして食べることが前提の食べ物が多いです。
その為、野菜を買っても食べることが出来ません。更に私達の部屋には冷蔵庫がありません。

そこで私が食べている野菜は何か?それは人参です。

”人参はそのまま食べられるのか?”という疑問が聞こえてきそうですが、食べられます。
私は色々な八百屋さんを回って、聞いてを繰り返し、この方法を編み出しました。

ギリシャの場合、人参はすでに洗われているケースが多い為、買ってからそのまま食べられます。

ですが私の場合は一応もう一度洗ってもらっています。もちろん土のままの人参も一緒です。
ギリシャの八百屋さんは”洗って下さい”というと洗ってくれます。

保管方法はいつもジップロックに入れて、口を少し開けて入れておきます。既に洗ってもらっている状態で、人参が乾燥しすぎてしまわない様にする為です。
ここでのポイントは、一つのジップロックに詰め込みすぎないこと。人参さんにも息苦しくならない様にしているからです。きっと呼吸したいはず。

そして食べたい時に食べる。
今は胃腸の休憩時間を取ることを意識しています。その為間食は避ける様にして食べます。

そして皮ごとそのままかじります。ご存知の通り人参は固いです。よくよく噛んで食べる様にしています。味わって食べると地の味がして美味しいです。
不思議なことに、こうして素材そのものの食べ物を食べていると、体があまり味の濃いものを求めなくなってきます。

八百屋さん曰く、”1週間は持つ”とのことですが、1週間置くと皮が少し黒くなってきますので(中身は問題ない)、4,5日のペースで人参を購入して食べています。

船の中での生活は不便です。ですが慣れてしまえばそれ程ではありません。

不便で限られた環境の中でどのようにして生活をしていくか?
これを考えて実践をするのは案外楽しいものです。
また、不便を知ることで便利さのありがたみが分かる様になります。

これからも更に深めて、新たな発見をしていこうと思います。

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船の排気ガスから消費者の購買行動を考える

クレタ島のハニア港に停泊中のプリンセスクルーズ・ロイヤル・プリンセス号

おはようございます。本日はソーダ港に到着。
今日は街まで出て、人参を買いに行こうと思います。

本日は日頃気になることからピックアップ。
クルーズ船の燃料は重油です。船はこれが動力として航海をすることが出来ます。
航海をしているときは煙突から煙がモクモク。これは排気ガスですね。

また、停泊中も常に煙がモクモクと出ています。
何故でしょうか。常にエンジンをつけておかないと船内で電気を使うことが出来なくなってしまうからです。

つまり船は人を乗せている間は常にエンジンをつけていなければいけないわけです。
その間はずっと煙がモクモクとこみ上げています。

現在クルーズ船の顧客は年々増加傾向で、巨大なクルーズ企業は新しい船舶を次々に建造中。
更にクルーズ船の巨大化も進み、来年の頭にはロイヤルカリビアン社から世界で最大の大きさを誇る客船がデビュー予定です。(約230,000トン!)

つまり客船を通じた排気ガスの量は年々増え続けているということになります。

私は停泊中も船が煙を出している様子を見て、”ああ、なんだか地球に申し訳ないな”と感じます。
また、地球の環境に影響を与えながらビジネスをしていると痛感します。

船で働いて給料を頂いている私が言うのもなんですが、私は資源を浪費してまでお金を稼ぐのはいかがなものなのだろうか?と感じます。

増え続ける人口で今のままのペースで資源を消費し、汚染を続ければ必ず地球からお叱りを受けると思います。
そろそろより多くの人々が”日々の生活で環境への影響を最小限にする為にはどうすればいいか”を考える時がきていると思います。

もしそうした資源の浪費を防ぎたいと思うのであれば、消費者の行動を変えることで現状を変えることが出来ます。
ビジネスを支えているのは消費者です。つまり消費者がその消費やサービスを購買しなくなればそのビジネスは存続が難しくなります。

ではもしより環境に影響を与えない製品、サービスを選ぶにはどうすればいいのでしょうか。
それはその製品、サービスが生み出されるプロセスを調べ、想像することです。それは”この製品が及ぼす環境がどれほどなのか”といった具合にです。そうした考え方をすることができれば、”この製品は100%天然由来の原料で作られた洗剤なのだな。じゃあ水を汚す影響も少なそうだ。”と考えることが出来ます。

つまりこれから消費者の購買行動をより環境に優しいものにしたいのであれば、良心と正しい知識を持って購買をすれば少しでも変化を起こせると思います。

近い将来は仕事を通じて、できる範囲で人々の購買行動を変え、より地球にかかる負担が少なくなるような仕事をしたいと思っています。

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”疲れを取る”前に”無駄な疲れ”を減らす

おはようございます。本日はギリシャのナフプリオ港に到着。本日は恒例の日光浴を。

昨日ふと気付いたことがあります。それは、”疲れを取る”よりも”疲れにくい体”を目指すべきだということです。

最近は仕事中に疲労を感じることが多く、どの様にして疲れを取ればいいかということを考えていました。
その為どういった食品が体に効くのかといったことやより睡眠を深くするにはどうすればいいかなどとインターネットで検索して調べていました。

しかしよくよく考えてみると、”疲れを取る”よりも”疲れを感じない様にするにはどうすればいいか”が重要なのではないか?とふと思いました。

その為にまずは日々の習慣で何が出来るかを考えました。
そこで新しく下記の習慣を入れることにしました。

①何もしていない時間を増やす。
昼寝を日中と夜に必ず入れる。

まずは①に関して。私は何もしていない時間を作ることが苦手です。
時間に隙間があると、”あれをしなきゃ、これをしなきゃ、何かすることはないか?”と考えてしまう傾向があります。
そうすると結果的に自分の休憩時間中に出掛けても予定よりもギリギリまで何かをしていることが多く、休憩時間中に帰ってくると精神的に疲れていることがしばしば。これでは本末転倒です。

そこで休憩時間に対して、やることを詰め込みすぎるのではなく、本当にやることは何かを冷静に考えて時間にゆとりを持たせることにしようと思います。
こうすれば精神的に疲れることも減るはずです。

②について。今後は必ず日中(午後)と夜に最低でも15分の昼寝を入れることにします。
こうすることで仕事前によりすっきりとした気分で仕事に集中することが出来る、と思います。

今の私にとって大切なのは、自分の大切な習慣を積み重ねること。そして仕事に対しては常に主体的な姿勢を保ち続けること。

その為に”何もしないこと”に焦点当てて、無駄な疲れを感じぬ様にしようと思います。

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日本観光の黄金ルート

おはようございます。本日はサントリーニ島に到着です。

私の働いている船の乗客の方とお話をしていると、日本に来たことがある方がたまにいらっしゃいます。
その方々にどこに訪れたかを聞く様にしています。

今まで尋ねた方は、オーストラリア、フランス、ドイツのお客様が中心とした20名程。

私の尋ねた方の平均的な滞在日数は5~7日です。
訪れた街は東京、京都、大阪、奈良と答えるお客様が圧倒的に多いです。
どうやらこの4都市が黄金ルートの様です。

そして驚いたのは松本と答える方が意外に多いです。
どうやら松本城が非常に人気の様です。

その他には鎌倉、福岡、姫路、金沢、別府といった具合です。
訪れる場所は大都市か有名な歴史的建造物がある、もしくは多い街という傾向が見えてきます。
北海道が一人もいらっしゃらないのは意外でした。アクセス面がネックなのか、ただ知らないだけなのでしょうか。

もちろん国や世代によって訪れる街の傾向は異なるかと思います。

こうした会話のやり取りの中で感じたのは、訪れる都市が限られていて非常にもったいないということ。

とびっきりの美味しい海鮮を食べたいのであれば北海道、うどんを楽しみたいのであれば香川、ビーチを楽しみたいのであれば沖縄という様に、様々な側面から日本の面白さを感じられる場所はたくさんあります。

何故ここまで限られてしまっているのでしょうか。
それはあまりにも日本が知られてなさすぎるのではないかと思います。
今まで日本から海外に発信がきちんとされていなかったことと、日本人が英語を苦手としている為、”日本人が英語で書いた日本のもの”が圧倒的に少ないという背景があると思います。

デービッド・アトキンソンさんの「新・観光立国論」に書いてありましたが、日本は観光に対する予算が圧倒的に少ないとのこと。
その他の世界の観光者数トップクラスの国々は観光に対する予算の割合が高い様です。

相手から興味を持ってもらうよりも、やはり日本側から発信をしていくことが非常に重要かと思います。

私なりにこれから”日本への外国人観光者数を増やすには”と”より様々な都市に訪れてもらうにはどうすればいいか”を観光客目線で考えてみました。

・観光する際、自身のニーズを満たすにはどこを訪れればいいかが分かる
・観光した時の経験をより良いものにしてもらう

上記の2点なのではないでしょうか。もちろんやることはたくさんありますが。

私の働いているギリシャと日本を比較しても、日本は経験、歴史的建造物、食事(特に)といった面で物凄いポテンシャルがあるのだなと感じます。
デービッドさんが仰る通り、”日本は潜在能力があるのに活かしきれていないというの”が身に沁みて感じます。

日本のインバウンド観光増加の為に何が出来るのかと考える日々が多いです。

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英語で交渉→日本の英語教育について考える

おはようございます。本日はラブリオン港に到着しました。

本日は血液の検査について。
今日は午前中に病院(医療研究所)に行って来ました。目的は以前から話をしていた血液検査をする為です。
目的はIgE,IgG検査にかかる費用について尋ねることです。

こちらに訪問をする前からメールでやり取りをしており、私の意志をあらかじめ伝えておきました。
まず施設へ行くと、メールの返信をしてくれていた担当の方にお会いし、話をしました。

私は”私の最優先事項はIgGテストです。何故なら遅延性のフードアレルギーが皮膚に関係している可能性があるから。ですが即時性のアレルゲンの可能性も重ねて受けたいのでIgEテストを受けたい”といった旨を伝えました。

そうすると、先方から”分かった。ただ、IgGのテストは高いけれど、大丈夫?まずはIgEの様な即時性のアレルゲンを調べた方がいいと思うわ。そこに大きな原因があるかもしれないし。その結果を参考にして、IgGのテストを受けた方が私達も提案の幅が広がるし、どう?”
という提案をしてくれました。
更にその血液検査のHPを私に見せながら、丁寧に説明をしてくれました。

私はその意見を聞いて、確かに物凄く急いではいないので、その選択肢の方がいいかもな”と思い、同意をしました。

流れとしては私が先方の連絡を待ち、必要なものと費用を改めて教えてもらい、その後に血液検査という流れになりそうです。

メールでやり取りはしていましたが、突然の訪問にも関わらず、丁寧な対応、更には別の選択肢の提案までして頂きました。
とても感謝しております。

また、英語の学びという観点からもとてもいい練習になりました。何故なら、下記の過程があったからです。

①自分の意志を伝える
②相手があまり理解をしていない
③更に深く掘り下げて自分の意志を伝える
④少し難しい話であるので、電話で血液検査について詳しい人と話をしてまた自分の意志を伝える
⑤相手が理解をする
⑥相手側からの新たな選択肢の提案を受ける
⑦その提案に納得をする
⑧次の流れについて話をして、お互いに理解をする

医療の専門的な話を英語で話するのは初めて、伝わるのかが心配でした。
しかし意外とスムーズに意思疎通を取ることができることが分かり、自信になりました。

こうした場面で大切なのは英語が上手いか、ではなく”いかにして自分の意志を伝え、相手の話を理解するのか”だと思います。その目標を達成する為に、話す、聞く、読む、書く力を向上する力があり、結果的に”英語が上手い”という状態になるのではないでしょうか。

更に今回のやり取りから感じたのは、日本の英語教育は形に囚われ過ぎて、インプット偏重、全く実践的ではないことが問題だということです。
もっとアウトプットの割合を増やし、まずは最低限の実践的な英語を身に付けることにターゲットを絞るべきです。
その為の文法であり、単語であり、聞き取りであり、読解であり、発音であり、会話であるということ。

そこから人それぞれの英語に対するゴールを目指して個人が頑張ればいい。
最低限の実践的な土台を築くのが日本の英語教育のまずは目指す所なのではないかと思いました。

文法はある程度のインプットをしたら、後は実践を通じて間違えながら伝わるように覚えればいい。もし完璧な文法を覚えたいなら、ある程度伝わる様になってから文法書で覚えればいい。

発音を気にし過ぎても仕方ない。まずは伝わる発音から。

リスニング、会話は実践を重ねながら、自分の目的に合わせた勉強をここで行う。

読解で選択肢を選んで正解しても話せる様にはならない。ただ文章を読むことは単語、文法のみならず土台を築く大きな一助になる。

これが私のイメージです。

それでは。

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パタゴニアのバギーズショーツ

こんにちは。本日はトルコのチェスメ港に到着です。

私にはお気に入りの逸品があります。それはアメリカのアウトドアメーカー、パタゴニアが出しているバギーズショーツという丈の短いショーツです。

これはパタゴニアの中でも歴史がある商品で、ファンの間では定番の商品です。
素材はナイロン100%です。

私の生活にも大活躍です。
本日はバギーズショーツの魅力を3点にまとめてお伝えします。ちなみに私の黒のバギーズショーツを持っています。

①海、バーベキューでも大活躍
海へ行く時であればそのままバギーズショーツを履いて海へ行きます。
そうすれば着替える必要なくすぐに海へダイブすることが出来ます。
更に速乾の素材の為履いていて15分くらいすれば乾いてしまいます。
黒であればBBQでも汚れを気にせず楽しめます。

②トレーニングウェアとしてもかっこいいし動きやすい
トレーニングの時も毎日バギーズショーツを履いています。
膝上の丈で動きやすく、汗や汚れを気にする必要がありません。
更に海へ行った直後でも知らぬ間に乾いているのですぐにトレーニングが行えます。

③白シャツにもMade in EnglandのNew Balanceのスニーカーにも合う。
海パンやトレーニングだけでなく、何とファッション性が高いのもバギーズショーツの魅力。
何と白シャツにも合うのです。例えば、夏でも海水浴を楽しんだ後や電車の中等寒さを感じる時はありますよね。
そんな時白シャツを着るとあら不思議。とてもオシャレに見えるんです。

更にバギーズショーツが合うのはサンダルだけではありません。少し上品なスニーカーにも合わせることが出来ます。
私のお気に入り、New Balance製、Made in EnglandのM576にも合います。
何というのでしょうか、New Balanceの上品な顔立ちに対してパタゴニアのバギーズショーツがいい具合の”ハズし”になるのです。
私は白シャツに黒のバギーズショーツ、New Balanceの組み合わせがお気に入りです。

④軽くてコンパクト、そしてタフ
バギーズショーツはとてもタフです。2日に一回のペースで洗濯機、乾燥機にかけていますが、ビクともしません。
パタゴニアのお店の方にお話を聞いた時は、10年以上履いている方は結構いると仰っていました。

つまり!
何が凄いのかというと、水陸両用なのに原宿を歩いても恥ずかしくない、軽くてコンパクトなのにとてもタフ、という二項対立を兼ね備えているのです。
まとめると海パンとトレーニングウェア、街履きの要素を兼ね備えているということです。
夏はもはやバギーズショーツだけで過ごせると言っても過言ではありません。

最近読んだ記事に”高い服ほど耐久性が低くなる””イージーケアであることがいい素材”ということが書いてありました。

その記事には”高価な素材の一例であるカシミアのニットはクリーニングに出さないといけないし、着続けるだけでお金がかかる。品質表示(の洗濯指示)がすべて×だったりする。”ということが書いてありました。

そんな観点から見るとバギーズショーツはまさに”いい素材”ですね。

そんな私の船内生活に欠かせないバギーズショーツ。これからもお世話になります。

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